タグ別アーカイブ: 2009年度

【イベント報告】早春のトレッキング; ?> )

暖かい2月の風が,雪をすっかり溶かしてしまいました.小雨模様ながら気温は低くなく,まさに春先のトレッキングとなりました.参加者は14人.講師の佐久間先生に案内されながら,自然館を出発しました.水口谷から流れてきた小川では,ネコヤナギの新芽が雨に濡れていました.雪があっても無くても,ネコヤナギはこの時期に芽を開きます.花が咲くまでにはもう少し時間がかかりますが,八幡高原で春を予感させる植物です.雪が無くなったワタデガハラでは,冬の間にハタネズミが餌を探した溝が見えます.点々と見えるモグラ塚は,春の訪れを待っていたモグラが「ようやく土を出せる」と喜んでいる姿を想像させます.水口谷湿原の植物は,まだじっとしているようでしたが,雪解け水が多くながれていました.ミズガ垰に登っていくと,そこから霧ヶ谷湿原へと新しい散策道が続いています.カンボクとカラコギカエデのトンネルを抜けると,視界が開け,木道が伸びています.遠くには,アテツマンサクが1株,黄色い花を咲かせていました.川沿いには,もうフキノトウが出ていました.再生事業でコンクリートが撤去された水路には砂が貯まり,自然の河川のようになっていました.霧ヶ谷湿原の導水路に生き物たちの姿は見えませんでしたが,暖かくなれば,カエルの卵やタカハヤが見られる,楽しい木道になることでしょう.帰りに水口谷の山際を通るときに,僅かに雪が見られましたが,扇谷の上から見た苅尾にも,ほとんど雪がありませんでした.自然館に戻ると13時になろうとしていました.花はほとんどありませんでしたが,時間がアッという間に過ぎた,充実した観察会でした.

高原の自然館前から観察を開始.講師は佐久間先生. 高原の自然館前から観察を開始.講師は佐久間先生.
ネコヤナギがひらきはじめていた. ネコヤナギがひらきはじめていた.
ワタテガハラにはたくさんの「モグラ塚」.ハタネズミが雪ノ下で餌を探したトンネルも,雪が解けて溝になっていた. ワタテガハラにはたくさんの「モグラ塚」.ハタネズミが雪ノ下で餌を探したトンネルも,雪が解けて溝になっていた.
水口谷湿原では,雪解けで水が豊富だった. 水口谷湿原では,雪解けで水が豊富だった.
出来上がったばかりの,霧ヶ谷湿原の木道. 出来上がったばかりの,霧ヶ谷湿原の木道.
少し広い木道.車いすでも通れるようになっている. 少し広い木道.車いすでも通れるようになっている.
扇谷の上から千町原を望む.191スキー場の雪も,ずいぶん少なくなった. 扇谷の上から千町原を望む.191スキー場の雪も,ずいぶん少なくなった.

【イベント報告】雪原のトレッキング; ?> )

日焼けしそうなほど良く晴れた中,32名もの参加者が高原の自然館へ集合しました.講師は前回に続いて上野先生です.1月の観察会では,千町原方面を歩いたので,今回は自然再生事業が行われている霧ヶ谷湿原方面に行くことになり,スキー板を履いた子供達を先頭に,賑やかな出発となりました.前日まで雪が降っていたので,足跡が見つからない心配がありましたが,多くの足跡が見つかりました.前回の観察会で多く見られたウサギの足跡はあまり見つかりませんでしたが,テンの足跡を見つけることができ,テンが活発に動いている姿が思い浮かびました.同じように見えるフンでも別の動物のフンであったり,別の物に見えても同じ動物であったりと,動物の食事や体調により違っている事がわかりました.昨年工事が行われた霧ヶ谷湿原では工事が終わっており,新たに設置された木道を歩いて行きました.しばらく進んでいくと鳥の羽が沢山落ちており,上野先生に調べてもらうと,ツグミのようでした.弱っているところをテンに捕まってしまったらしく,羽以外は綺麗に食べられていました.自然館に戻る途中,大きなノウサギが木の陰で休憩していたようですが,すぐに逃げてしました.ノウサギが休んでいた木の根元を見てみると,そこから大きな足跡が続いており肉球の形がよくわかりました.日差しが強く,戻るときは汗をかくほどでしたが,雲一つない青空,真っ白な雪景色を歩くのは気持ちがよく,とても良いトレッキングとなりました.(しんぽうゆうすけ)

自然館の裏の丘に上がる.クロカンスキー,かんじき,スノーシューなど,装備はさまざま. 自然館の裏の丘に上がる.クロカンスキー,かんじき,スノーシューなど,装備はさまざま.
サロンパス臭がするというミズメの臭いをかぐ.「ちょっとくさいー」 サロンパス臭がするというミズメの臭いをかぐ.「ちょっとくさいー」
テンがツグミを食べた跡があり,子どもたちはびっくりした顔をしていた. テンがツグミを食べた跡があり,子どもたちはびっくりした顔をしていた.
振り返ると霧ヶ谷湿原が広がり,奥には苅尾山が見えた. 振り返ると霧ヶ谷湿原が広がり,奥には苅尾山が見えた.
雪の上をよーくみると,トビムシがたくさんいた.小さすぎてよく見えないので,ルーペで観察. 雪の上をよーくみると,トビムシがたくさんいた.小さすぎてよく見えないので,ルーペで観察.
ウサギが飛びだしてきた木の根元.少し隙間があり,そこで休んでいたらしい. ウサギが飛びだしてきた木の根元.少し隙間があり,そこで休んでいたらしい.
点々と続くテンの足跡. 点々と続くテンの足跡.

【イベント報告】冬を生きる動物たちの生態; ?> )

前日から雪がよく降り,道路の凍結などの心配がありましたが,当日は久しぶりによく晴れたとても良い観察会日和となり,17名の参加者が高原の自然館前に集合しました.今回の講師は,上野吉雄先生です.まずは事前勉強のため,高原の自然館の中で,どのような生きものが冬に活動しているかを学びました.タヌキやテンなどの剥製を見ながら,毛触り,指の数,どのような生活をしているのかを学び,姿や足跡を見ることができるといいなと思いながら,参加者の皆さんとカンジキを履いて,千町原をめざして出発しました.連日雪が降り続けていたため,積雪は80cmを超えており,道がわからないほどの雪景色!雪を積もらせたカラコギカエデやノリウツギなどが枝を曲げながらも耐えていました.少し歩いて行くと,ウサギが活動した痕跡を見つけました.足跡や木をかじった痕,フンなど,姿は見えなくともウサギがどの方向に移動し,どのような事をしたのかを,上野先生の実演を含めた説明があり,とてもよくわかりました.句碑のある方へしばらく歩いていくと,キツネの足跡を見つけました.足跡の先には,尿をした痕跡があり,臭いをかいでみましたが,とても甘くしばらく鼻に付くような強烈な臭いでした.雪上には,トビムシやガガンボなど雪での生活をしている小さな昆虫も見つかり,動物以外にも冬を生活している生きものが見られました.冬が教えてくれる生きものたちの生態は面白く,動物の姿を見ることはできませんでしたが,どのように生活しているかがわかり,冬だからこそ楽しめる観察会となりました.[しんぽゆうすけ]

アナグマの毛をおそるおそるさわってみる.
アナグマの毛をおそるおそるさわってみる.
カンジキ作りの先生である坂井さんに教えていただき,カンジキを履く.
カンジキ作りの先生である坂井さんに教えていただき,カンジキを履く.
鳥声に耳を傾ける.
鳥声に耳を傾ける.千町原へ向かって丘を登る.ふかふかとした新雪だった.
千町原へ向かって丘を登る.ふかふかとした新雪だった.
足跡や食痕を探すと生きものの存在が感じられる.
足跡や食痕を探すと生きものの存在が感じられる.
木の下に落ちていたオオウラジロノキの実
木の下に落ちていたオオウラジロノキの実
まっすぐ一直線についている足跡はキツネ.
まっすぐ一直線についている足跡はキツネ.

【イベント報告】かんじき作り; ?> )

雨が降りそうな天気の中,今回は7人の参加者が高原センターへ集合しました.子どもの参加者と,取材のため,きたひろネットの方がいましたので,少人数ながら賑やかなスタートとなりました.例年通りカンジキ作りでは,木の枝とロープを使って行います.カンジキの材料や作り方は家々によって違い,坂井先生の家はガマズミを使うそうです.木を輪っか状に曲げる作業は先生が準備され,その輪を参加者がそれぞれ自分に合うものを選びました.次に,片足で8mのロープを使うので,同じ長さのものを一人2本用意します.結構な長さがあるため,子供たちにも手伝ってもらいました.準備ができたので,用意したロープで巻いていきます.この作業がなかなか難しく,男結びなどの変わった巻き方もあるため,何度も先生の巻き方を見ながら巻いていきました.巻いては直しを繰り返しながら段々と形になっていくのは楽しく,悩みながらもそれぞれ自分のカンジキが出来上がりました.最後に,出来たカンジキをきたひろネットの方に撮っていただき,終始にぎやかなカンジキ作りとなりました.

今回の講師ははらっぱー米やはらっぱー大根を生産されていることでもおなじみの坂井先生.
今回の講師ははらっぱー米やはらっぱー大根を生産されていることでもおなじみの坂井先生.
先生を取り囲んで輪になり,かんじきがどのように使用されていたかなど興味深いお話を聞く.
先生を取り囲んで輪になり,かんじきがどのように使用されていたかなど興味深いお話を聞く.
まずはロープの準備から.長さを測って着る作業.
まずはロープの準備から.長さを測って着る作業.
先生の手元をみながら,真似てみる.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生の手元をみながら,真似てみる.
輪を巻き付けていくことを「さなぐ」という.家によって色々な輪のさなぎかたがあるらしい.
輪を巻き付けていくことを「さなぐ」という.家によって色々な輪のさなぎかたがあるらしい.
一番難関の男結びにトライ.
一番難関の男結びにトライ.
片足を終えてもう片足だから,余裕をもって巻き付ける.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

片足を終えてもう片足だから,余裕をもって巻き付ける.できあがりを履いてみる.履き方にもコツがある.
できあがりを履いてみる.履き方にもコツがある.
履き心地はどうでしょう?
履き心地はどうでしょう?
きたひろネットの取材をうける参加者.
きたひろネットの取材をうける参加者.
最後に記念撮影.みんな自信作です!
最後に記念撮影.みんな自信作です!

【イベント報告】千町原の草刈り 秋; ?> )

今年も千町原の草刈りの日を楽しみに,準備をしました.予想以上に申込みがあり,参加者は98名となりました.集合場所の山麓庵前は,早朝にもかかわらずにぎやかな光景となりました.受付をすませ,草刈り仲間と久々の再会を喜ぶ顔や,今からの作業を楽しみにしているエネルギーにあふれた顔をたくさん見ることができました.今回の目的は,「来春の火入れに向けて防火帯を作ること」と「ヨシ原の樹木を伐採し,景観を保全すること」です.作業内容の手順を聞き,現地へ移動し,3班にわかれ作業開始です.朝は気温が低く寒さを感じましたが,作業が進むにつれ体が温まったようです.休憩をはさみながら,どんどん,ぐんぐんと作業が進み,午前中にはほとんど防火帯をつくる作業が終わりました.そして,みなさんが楽しみにしていたお昼ごはんです.今回も民宿組合のお母さん方にあったかいお汁と炊き込みごはんを作っていただきました.もちろん千町原で刈り取られた草の堆肥を使って栽培された,はらっぱー米とはらっぱー大根も使われています.あたたかな日差しのもと,おいしいものを仲間たちと食べるということは,何よりのごちそうでした.お昼休憩に,キッズプログラムから,子どもたちの発表がありました.この千町原の草刈りから生まれた「はらっぱーと草原のなかまたち」という絵本をもとに,子どもたちが登場人物となり,大人たちへお話をきかせてくれました.絵本の読み手の女の子,カヤネズミになった男の子,草刈り機を使うおじちゃんになった男の子,マツムシソウになった女の子・・とそれぞれとってもほほえましく,楽しんでいる様子でした.見ている大人たちからも嬉しそうな表情が見えました.お昼からも作業に入り,時間まではしっかり作業をしました.樹木が伐採されたため,道沿いから見た景色がすっきりとし,「いい草原になるねー」という声があがりました.多くの方の力に支えられ,秋の千町原の草刈りも今回で5回目となりました.今年は全国草原サミット・シンポジウムが芸北で開催され,草原の価値の見直しや幅広い活用の期待が高まっています.サミット・シンポジウムで北広島宣言が採択され,その内容も草刈りの作業後に紹介されました.この宣言のなかにあるように,それぞれの立場でできることを考え,実践し,続けていくことが大切なんだなぁと強く感じました.無事草刈り作業を終え,恒例の記念撮影を行いました.とても清々しい表情をされていたのが,印象的でした.作業の後は,八幡の前さんが準備してくださった「ラム肉の焼き肉」で仕上げをしました.想像以上においしいお肉でした.ケガや事故もなく,2009年も草刈りを終えることができました.当日参加した下さった方,また普段からこの活動を支えて下さっている方みなさんに感謝します.

山麓庵の前に集合. 山麓庵の前に集合.
川内さんより,あいさつ. 川内さんより,あいさつ.
山麓庵から現地まで歩いて移動する.やる気がみなぎる参加者たち. 山麓庵から現地まで歩いて移動する.やる気がみなぎる参加者たち.
作業内容の説明をする白川学芸員. 作業内容の説明をする白川学芸員.
草刈りの前に行う大事なこと,その1. 目立てをする. 草刈りの前に行う大事なこと,その1. 目立てをする.
草刈りの前に行う大事なこと,その2 ケガがないよう,ストレッチ. 草刈りの前に行う大事なこと,その2 ケガがないよう,ストレッチ.
防火帯を作るためにササを刈る. 防火帯を作るためにササを刈る.
青空のもと,汗を流す.爽快!! 青空のもと,汗を流す.爽快!!
安全のため,等間隔で距離をとり草刈り機を使う. 安全のため,等間隔で距離をとり草刈り機を使う.颯爽と草を刈る姿がかっこいい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

颯爽と草を刈る姿がかっこいい!
午前中のキッズプログラムの様子.発表に向けてまずは絵本を読んでもらう. 午前中のキッズプログラムの様子.発表に向けてまずは絵本を読んでもらう.
舞台の小道具に必要なススキをゲット.楽しそう. 舞台の小道具に必要なススキをゲット.楽しそう.
班ごとに休憩中.一息入れれば会話もはずむ. 班ごとに休憩中.一息入れれば会話もはずむ.
たくさんの草も軽々と. たくさんの草も軽々と.
草刈り機で刈った後は,熊手で集めて寄せる. 草刈り機で刈った後は,熊手で集めて寄せる.
みんなでお昼ごはん. みんなでお昼ごはん.
山麓庵に並んだはらっぱー大根と生産者の坂井さん.この大根は参加者へのお土産げとなった. 山麓庵に並んだはらっぱー大根と生産者の坂井さん.この大根は参加者へのお土産げとなった.
キッズプログラムの発表が始まった.作者の佐久間さんから絵本の紹介. キッズプログラムの発表が始まった.作者の佐久間さんから絵本の紹介.
この日が誕生日の荒木カメラマンに歌のプレゼントというサプライズ. この日が誕生日の荒木カメラマンに歌のプレゼントというサプライズ.
にこにこ笑顔のはらっぱー.主役です. にこにこ笑顔のはらっぱー.主役です.
「も〜う」 ・・・牛ですね.
「も〜う」 ・・・牛ですね.
午後からもパワフルに動く動く.
午後からもパワフルに動く動く.
キッズたちも草刈りのお手伝いへ出発.
キッズたちも草刈りのお手伝いへ出発.
大きな木はチェンソーで.
大きな木はチェンソーで.
作業終了後,全国草原シンポジウム 北広島宣言を紹介する白川学芸員.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作業終了後,全国草原シンポジウム 北広島宣言を紹介する白川学芸員.
恒例の拍手〜.
恒例の拍手〜.
本日の作業は終了〜.みなさんいい笑顔です!
本日の作業は終了〜.みなさんいい笑顔です!