活動報告」カテゴリーアーカイブ

【イベント案内】支所カフェVol.18. 「ドイツで感じた環境配慮」(2025.11.20)

ドイツで感じた環境配慮
~日常生活とNABU Zentrumの訪問~

北広島町大朝で育ち、大学に進学し、環境を学ぶためドイツへ留学した堀田まる美さん。NABUの活動や、暮らしの中にある環境配慮を見て感じたことを、ふるさと・社会・これからの生き方とあわせて語ります。
※NABU(Nature And Biodiversity Conservation Union)ドイツ最大規模の自然保護団体。約125年前に設立され、野鳥・湿地・森・草原の保全、環境教育、政策提言などを行っています。会員数は約90万人。市民やボランティアの力で支えられている団体です。

日時:2025年11月20日(木)17:45~18:30
場所:北広島町役場芸北支所 大会議室 参加費:無料(ミニおやつ付き)
話し手:堀田まる美さん(九州大学共創学部)
聞き手:新中達也さん(北広島町環境生活課)
お問い合わせ:芸北 高原の自然館(NPO法人西中国山地自然史研究会)
電話:080-6334-8601 メール:staff@shizenkan.info

※準備のために、「いくよー!」とお知らせいただければ助かります。

【活動報告】千町原の草刈り隊の作業日記

10月23日は、千町原の草刈り隊による、月に一度の作業日でした。
朝早くから7名の方が集まってくださり、中島さんを中心に草原の整備を進めました。

この日の主な作業は、主に二つです。

• 特定外来生物オオハンゴンソウの駆除
• 来月、11月23日に行われる「茅刈り(かやかり)」がスムーズに行えるようにするための整備

数日前からぐっと気温が下がり、この日も朝は冷たい風が吹いていました。しかし時間が経つにつれ空は晴れ、草原はぽかぽかと暖かくなり、歩いているだけで心地よいほど。そんな陽気の中、笑い声も交えながら作業が進んだそうです。

外来植物の駆除は地道な作業ですが、草原の生態系や景観を守るためには欠かせない大切な仕事です。
そして来月の茅刈りに向けた準備も着々と進んでいます。
ひとつひとつの手が、千町原の美しい草原の姿を未来につないでくれています。

参加してくださった草刈り隊の皆さん、本当にありがとうございました。
次回の草刈り隊でも、安全に、そして楽しく活動ができますように。

\霧ヶ谷湿原夏の整備/

毎年実施している夏の整備を行いました。34名のみなさんが参加してくださいました。うち15名は日本山岳会広島支部のみなさんです。
低木などを伐採し、樹林化を防ぎます。
西中国山地自然史研究会の専門員にいきものの情報を教えてもらったり、力を合わせて運び出しをしたり、休憩時には談笑したりと、霧ヶ谷湿原の生物多様性保全に寄与した1日となりました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

つなぐわ平和勉強会実施

3月10日に、豊平在住の日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の箕牧智之さんをお招きし、「つなぐわ」のメンバーを中心に15名が集まり、平和をテーマにした勉強会を行いました。
つなぐわとは、北広島町内で活動する、INE OASA(大朝)、ひろしま自然学校(豊平)、西中国山地自然史研究会の3つのNPOの集まりです。各団体は主に環境をテーマにして活動しています。 2024年12月、ノーベル平和賞を受賞した箕牧さんが町内に在住されており、平和について考える貴重な機会にしようと、今回の企画となりました。
司会は当会よりスタッフの前田芙紗が務めました。最初に自己紹介を行ったところ、箕牧さんと繋がりのある参加者もいて、箕牧さんが北広島町に根付いた暮らしをしていることがわかりました。
箕牧さんは、8月6日の8時15分のその時、現広島市安佐北区飯室の実家前で遊んでいたそうで、ピカッと光ったときは、雷の光かな?と思ったそうです。しかし、いくら待っても広島市内で働いている父親が帰ってこないと、心配した母親が1歳の弟を背中に背負い、3歳の箕牧さんの手を繋いで市内へと探しに行ったため、入市被爆をしたとのことでした。小学校高学年の頃、原因不明の熱病にかかり生死を彷徨ったことがあるそうです。病院で注射を打っても治らない。この子はもうダメかもしれない…とアメリカから入ってきた新薬を注射してもらったところ、命が助かった。今思えば、あれが原爆症の1つだったのかもしれないというお話から、もしそうなら、10年近くたった時に突然発病した原爆症の恐ろしさを感じるエピソードでした。
被爆当時のお話し以外にも、オスロでのノーベル平和賞授賞式や講演会の映像を見たり、アメリカのスミソニアン博物館で、広島に原爆を落とした実機のB29を見た時のお話しなども聞きました。「エレベーターガールじゃなくて、エレベーターボーイ。兵隊さんがエレベーターを操作しているの」「平和賞受賞発表のあと、家に帰ろうと思ったら、地方メディアの取材はもちろん、全国や国外からの取材などが多く、帰宅できずに結局数日ホテルに泊まった」など、ユーモアも混ぜながらのお話しは大変わかりやすかったです。被爆孤児について改めて知り、考えることもあり、原爆投下80年と、長い年月が経った今でも、問題は残っているように思いました。また、被爆者が少なくなってきており、当事者の願いのバトンを受け取らなければならない私たちを含めた、次世代についても考えないといけない、ギリギリのチャンスではないかと思います。
「世界平和のために、身近なことからできることは何かありますか?」という質問に「人と仲良くすること」と箕牧さんが答えてくれました。簡単なようですが「戦争は、たくさんの人と人との間の大きい争い」「だから、人と人と仲良くすることがとても大切」との発言に、なるほど。と納得せざるを得ませんでした。
「今回の受賞で『ヒダンキョウ』が全世界に通用する言葉になった」と嬉しそうにおっしゃった一言が、今まで活動してこられた箕牧さんをはじめとする、被爆者の方々の努力を表すようでとても印象的でした。せっかく世界共通の言葉の一つとなった「ヒダンキョウ」がここで途切れてしまわないように、一つ一つ小さなことからでもいい、何か自分から始めたいと思います。
環境分野と平和は一見すると、共通する点は少ないように思えます。しかしこのグループや仲間たちで平和も、環境保全も「知ること。仲良くなること」が大切ではないかと気付きました。人と自然の架け橋を目指し、これからの活動に取り組んでいきたいと強く思いました。

\標本撮影と作業の日/

植物と昆虫標本の整理および撮影(一部)をしました。
西中国山地自然史研究会の佐久間専門員と山岸専門員の作業に合わせて、スタッフ八木とともに標本撮影にのぞみました。
昨年度導入したものの、標本の準備に追われてなかなか撮影までたどりつけなかったのですが、やっと!トライすることができました。
日にちが経っていたため、システムの組み直しに始まり、間に合ってなかった植物標本の最終的な貼付、昆虫はピンの差し直しなどなど、ちょっとした作業を経て、いざ!
三脚の角度やレフ板の設置、カメラやPCの設置などあーでもないこーでもない繰り返しながら、15時ごろにやっと撮影に入ることができました。
撮影しながらも細かな調整が必要だったり、明るさの設定で細部の見え方が変わるなど、実施から学ぶことが多かったです。
植物標本に関しては、1枚が30秒強で撮影できることもわかり、次回の手順がスムーズになることも実証されました。
一方で、また定まっていないガイドラインや、物品もあるため、スタッフはそういった解消を、専門員は標本の準備と言う役割分担も確認できました。
貴重な自然史が記録されていく喜びいっぱいです。