活動報告」カテゴリーアーカイブ

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.25(2021.1.26)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度7回目開催となった1月26日(火)のキャリア朝礼に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは八幡出身で美和在住の池田千恵美さんです。
芸北分校の卒業生でもある池田さんは、急なお願いにも関わらず、とてもユニークなキャリアのロードマップを資料として準備してくださいました。
それをみながら、その背景にある想いや、時々の決断に関わるメッセージを伝えていただきました。
芸北分校で生徒会長を務めたエピソード、銀行での1円の処理作業に困ったこと、会社員を経験したからこそ身についた技術など、経験に基づいているメッセージが強く伝わってきました。
・「どうせ」ではなく「せっかく」芸分に来たんだから「せっかく」と言う言葉で過ごしなさいという印象に残った芸北分校入学時の祝辞(のちほど聞くところによると当時教育長であった水野尚志氏の祝辞だったそう)
・みなさんの背中には、自由な羽がある。軌道修正しながらトライしてほしい
・背中を押してくれる仲間がいることが力になっている
・高校2年生の時に出会ったことば「夢を夢のままにせず、その夢に向かって努力する事が生きる事だ!」 を大切にしている
印刷会社、大手銀行というキャリアを経て、現在は畑生活(農業)をしている池田さん。オンラインでデザインの勉強もこなしながら、3つのアルバイトもかけもちしながら、「楽しいなって思いながら過ごす人生」を過ごされています。すごい!
カラフルな自作のジャム(商品です)も見せてくださいました。
生徒からは、「マイナス面の意見を言う仲間がいたらどう接するか」「自分も将来果樹園で働いきたいと考えているが、池田さんはどんな果樹を栽培しているのか」という2つの質問が出ました。
「仲間から言葉を引き出し深いところまで聞くことを大切にしている」「新しい果樹にも挑戦していているところ。DOHOスタイルという農業の技術も学んでいる」という回答がありました。
自分の流儀を持ちながらも、仲間や家族を大切にしている池田さんの畑づくりや商品にとても興味がわきました。
畑の見学はウエルカムだそうです。
池田さんの活動や商品についてはこちらから
屋号: Monpe du Rita
※ジャムやピクルス、絶品です。

NPO法人西中国山地自然史研究会は、今年度もキャリア朝礼に関わらせていただきました。次年度も!というお声がけを担当の先生からいただきましたので、引き続きコーディネートしていければと思います。ご協力くださったみなさん、本当にありがとうございました。



【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.24(2020.12.1)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度6回目開催となった12月1日(火)のキャリア朝礼に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは千代田在住の作業療法士雪田和也さんです。
雪田さんは千代田中学校、高陽高校を経て、リハビリテーションカレッジ島根で学び、作業療法士として豊平病院に勤務ののち、現在は雄鹿原診療所の作業療法士として勤められています。
白バイに乗りたかったという夢もあったそうですが、作業療法士という道を選び、専門学校時に実習の中で出会った方に「自分のことを知らないと患者さんのことを理解できない」ということから自分史を作ったエピソードがとても印象に残りました。
理学療法士は運動機能の回復のスペシャリストであるのに対して、作業療法士は日常生活をスムーズに送るためのリハビリテーションを行う生活支援のスペシャリストだそうです。
診療所内でリハビリをすることもあれば、患者さんのお宅を訪問し、その場でリハビリをすることも多く、「相手がどんな人か」ということがとても重要で、「相手を知るために自分を知る」という意識が役に立っているそうです。医療現場で働くことを目指す生徒も多く、雪田さんの経験や意識していることに興味が集まったようでした。
「仕事をしていて印象に残ったことは?」という質問には「手が上がりにくくなった高齢者から、リハビリをうけて料理ができるようになったよ、という言葉を聞いたこと」という回答がありました。
仕事の内容や、雪田さんのキャリアを形成する考え方を聞かせていただき、作業療法士は、高齢者をはじめ、暮らしに不安を抱いている人に寄り添うことができる、患者やその家族、ひいては地域にとっても大切な存在だなぁと改めて感じました。

 

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.22(2020.9.29)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度4回目開催となった9月29日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。

今回のセンパイは「林業舎 雨と森」の後藤智博さんです。
後藤さんは広島市出身で、愛媛大学法文学部で考古学を専攻されていたそうです。

卒業後、広島市内の広告代理店に就職し、在職中に出会った沖縄⺠謡を通じて、沖縄の文化・風土に興味を持つところから、自然と共に生きることに憧れ、その後の人生に影響を大きく与えたそうです。
後藤さんは「頭を使う仕事から、大地に根ざした仕事を身体を使ってやりたい」と思い、農業を仕事にした時期を経て、広島県林業支援講習をみつけ直感で「これだ!」と決断し、受講後は廿日市市吉和・安田林業で山仕事に就きます。
アーボリカルチャー技術(樹木栽培、木材生産業、公園の設計等を含む樹木管理、治療行為などを
一体的に表す技術)や樹木医の資格取得を経て、現在は「林業舎雨と森」の共同代表として、日々広島県の山林で施行をされています。
キャリア朝会では今のところ一番年上のセンパイだけあって、これまでの経験談が豊富!「広告代理店から林業と職種も転職が多かったが、自分の根底にあるのは自然や森が好きという気持ち。好きが人を豊かにしてくれる」というメッセージをいただきました。
9月から芸北に一軒家を借り、広島市内との二拠点居住を始めた後藤さん。
「芸北は広島県の中でも植生が違って、僕の大好きな落葉広葉樹が多くあります。秋には周りの景色をみてくださいね」という言葉も印象的でした。

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.21(2020.9.15)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度3回目開催となった9月15日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイはお隣   広島県安芸高田市地域おこし協力隊の福岡奈織さんです。
福岡さんは広島市出身で、広島大学総合科学部で「平和」「地域」「文化」「歴史」「哲学」などについて学び、ピースボートでの活動で20カ国回られた経験があり、現在は安芸高田市にて「多文化共生推進事業」を進める地域おこし協力隊をされています。
高校生の時には「世界とつながること!」を常に考えてきましたが、はじめてそれを実現するお仕事に就けた、という喜びをいっぱいの表現をされていました。外国で働くことが国際人、という意識があったが、現在は地域で20もの国の外国人と関わっている今の方が世界とつながっていると感じている」という福岡さんの言葉にはハッとさせられました。
大学時代に躓いた経験から、「いい大学、いい会社に入ることだけが人生ではないんだ」と気づき、やりたいことをやることで、いつか自分の夢につながることを熱心にお話されました。
高校生からは「くじけそうになった時に支えてくれたものはなんですか?」という質問があり、「家族や自分の夢を知ってくれている人に支えてもらった。周りに自分の夢を話しておくことがよかった」という回答をいただきました。
「多文化共生」という聞きなれない言葉から始まったお話でしたが、「世界とつながること」を実現している福岡さんの行動や言葉から、これからの地域のあり方や人との関わりへどう向き合うか、という示唆もいただいた時間となりました。

【活動報告】 支所カフェVOL.14「スリランカ留学で得た素晴らしい体験」(2020/9/17)

 西中国山地自然史研究会のカフェ事業の中では初!高校生スピーカーです。
「スリランカ留学で得た素晴らしい体験」と題して、芸北分校三年生植田ひよりさんにお話いただきました。
聞き手は高原の自然館
白川 勝信ハカセです。
芸北をはじめ、千代田、大朝など町内各地から18名の参加がありました。
最年少は小学1年生の女の子!
1年間のスリランカ留学ですが、「デング熱」や「コロナウイルス」の影響など「帰国か留学続行か」を迫られるピンチがなんども訪れ、家族や友達、ホストファミリーに幾度も支えられたそうです。
何よりも、ひよりさんの「諦めるわけにはいかない」という留学への強い意志が、1年間という長期の留学を実現したことがよくわかりました。
最初は「ニュージーランドに留学して福祉を通じて田舎と世界を結びたい」と考えていたそうですが、いろいろな事情でスリランカが留学先となりました。
友達ができるかな?英語が通じるかな?という悩みもありながらも最後には「学校が一番たのしい!」と思えるほどになるには、相当な努力があったことがうかがえます。
動画で披露があった「タレントショー」や「カンフー」など自分でできることを精一杯力を尽くし、ホストファミリーのこどもたちと仲良くなるなど、天性の明るさをフルに発揮してた様子もみえました。
スリランカの暮らしも紹介され、食べ物、風習などなじみがない国だけど、ひよりさんの体験を聞くと、とても親和性のある国に思えました。
「帰る場所があるからがんばれた」というひよりさんの言葉には会場にいる参加者全員胸があつくなりました。
今後はマレーシアの大学進学を考えているひよりさんですが、白川ハカセから「留学の経験をどんな人に伝えたいか?」と聞かれ、「自分も窮屈な思いをしていたから、中学生に伝えたい。学校のクラスルームが全部の世界だったのが、留学を通じて、全然違って広くて大きな視野を持てた。最初の挑戦する勇気があったら誰でもできるので、それを伝えたい」という真摯なメッセージに、これまた会場が胸熱な雰囲気に包まれました。
笑いのエッセンスも加えた素直な体験談は、これから様々なところで語られ、みなさんを魅了することでしょう。(実際会場からのオファーがありました!)
今回ひよりさんのお話をどこよりも早く聞けた参加者はとてもラッキーだったと思います。
ひよりさんが体験したことから感じた「同じところにいると同じものしか見えない。
変化が見るためにも外からの視点が必要」というとても重要なメッセージが伝わることと、ひよ
りさんのこれからの活躍を祈念します。