活動報告」カテゴリーアーカイブ

【イベント報告】渡り鳥写真展ギャラリートーク(2019.6.29)

渡り鳥の写真展の会場である北広島町図書館にて、ギャラリートークが開催されました。
町内外から65名の参加をいただきました。
話し手は西中国山地自然史研究会の上野ハカセで、野鳥の専門家です。
聞き手は高原の自然館学芸員の白川ハカセです。
大朝では馴染み深いコウノトリの生態のお話からスタートしました。

クラッタリングと言われる鳴き声、営巣の様子の紹介があり、雲南の例からエサとなるドジョウが多い場所に飛来してくることより、コウノトリの飛来は農業との関わりが密接なことがわかりました。
また、最近増えている里山の渡り鳥ブッポウソウの話題です。姿の美しさとはギャップのある「ゲッゲッゲッ」という鳴き声や、求愛行動であるディスプレイ、縄張りを守る見張りの様子など、シーンごとに詳しく紹介があり、「ブッポウソウの行動はゆるやかな社会性のある」という上野ハカセの解説に、「これは地域見守り型ですね」と白川ハカセがコメントし、会場から笑い声があがりました。ブッポウソウの保全活動である巣箱架設の紹介に加え、芸北地域以外にも広げていきたいと上野ハカセはお話されました。
親しみのあるコウノトリ、ブッポウソウ以外にもアカショウビンやヤイロチョウ、シラガホオジロやカッコウなど渡り鳥の紹介もあり、参加者は頷きながらトークを楽しんでいました。
写真の展示やトークを通じて、身近な野鳥の生態を知っていただく機会になりました。

【速報!】「平成31年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」の受賞者決定について(2019.4.19)

このたび、西中国山地自然史研究会の「平成31年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」の受賞が決定しました。
この表彰は、緑化推進運動で顕著な功績のあった個人又は団体に対し、関係各省庁からの推薦に基づき、内閣総理大臣が表彰を行うものです。
西中国山地自然史研究会の長年の研究活動や保全活動が評価され、中でも保全事業のひとつとして、「芸北せどやま再生事業」 を展開していることが功績と認められました。
第13回「みどりの式典」(内閣府主催)が、平成31年4月26日(金曜日)に憲政記念館において開催され、この式典の中で、緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰が行われます。
なお、この式典には、天皇皇后両陛下の御臨席が予定されており、本会からも理事長をはじめ、理事・スタッフで出席します。

まずはご報告まで。

 

【イベント報告】エコカフェ@大朝(2019.3.2)

大朝会場のエコカフェは、3月2日(土)に、大朝保健センターで開催されました。
「わたしの暮らし暦」というテーマの大朝会場。話し手はみどりのゆびファーム(豊平)の佐々木睦さんと、枝宮八幡神社(大朝)の森脇智子さん。聞き手は広島大学の近藤俊明ハカセです。
古民家カフェのオトナイ(大朝)による、とても美味しいコーヒーと、大阪から取り寄せたという可愛く美味しい焼きドーナツの出張カフェも、魅力の一つです。
書道家である森脇さんの作品や、ライターである佐々木さんの書物や手作り小物などが、会場内のあちこちに意趣を凝らして展示してあり、来店した参加者から「おお、すごい」「雰囲気ありますねー」と、感嘆の声もあがっていました。
最初のお話は、みどりのゆびファームで有機農業に取り組んでいる佐々木さんです。
「暦」に関しては、秋に落ち葉集めをして、肥料を作り始めるということ、広島市内の子供たちや家族連れと一緒に、一年を通して有機農業の小麦を育てて食育をしているという、まさに自然の四季を感じながら生活しているというお話が聞けました。また、中古の洗濯機のモーターを利用し、水力発電施設を作ってエコな生活をしたり、ロケットストーブコンテストを開催したり、家で様々な催し物を開いたりと、多岐にわたる活動をされているそうです。絵本の会という、大人でも絵本を楽しもうという趣旨の会を主催されているそうで、それを聞いた参加者からのリクエストにより、お勧め絵本3冊の紹介もありました。
森脇さんのお話は、会場に飾ってある作品の説明から始まりました。作品は、中国から入ってきた、日本の自然文化にそった暦である二十四節七十二候というものを表しているそうです。立春、啓蟄などといった二十四節の一部はよく耳にする言葉ですが、それがまだ細分化されることは初めて知りました。
普段どのように生活をしているかというお話では「身穏心安」という、漢詩の一部を紹介されました。意味は「体が穏やかで心が安らか」ということだそうで、このようにして過ごすことが一番幸せではないのでろうか?という言葉に、考えさせられました。
まとめの座談会は、主催の教育委員会から新中さんも参加し、お二人の活動について語ったり、会場からの質問に答えたりしながら、身近な暦や環境について考える時間となりました。
参加するごとに、話を聞いて考えたり、新しい物事を知ったりという、様々な発見があるエコカフェです。
最終的な参加者は、大人44名、子供4名。大盛況のまま、エコカフェ大朝は閉店しました。


エコカフェ大朝開店。
会場内の森脇さんの作品にも注目!


古民家カフェオトナイの出張カフェ。お取り寄せのお菓子も美味しかったです。


会場内は終始和気藹々とした雰囲気。


放談会では、会場から質問も!


森脇さんの作品前で、記念写真も撮影しました。

【イベント報告】エコカフェ@千代田(2019.2.23)

2月23日(土)に、「あるものさがし」から始める、自然に寄り添う暮らしのヒントをテーマとしたエコカフェきたひろしまの第二回、「エコカフェ@千代田」が、千代田中央公民館で開催されました。
町内だけではなく、広島市内からやってきたという参加者もいました。また、少しずつ地域に浸透していっているのか、リピーターはもちろん、初めて参加するという人もおり、今年は44名の来場がありました。
今回の話し手は、枝宮八幡神社(大朝)の奉仕である森脇智子さんと、NPO法人これからの学びネットワーク(千代田)の理事である河野宏樹さん。聞き手はNPO法人INE OASA(大朝)の堀田さんです。
昭和レトロと珈琲の店、コルビジェ(千代田)による出張カフェでは、お店と同じくサイフォンで淹れたというコーヒーと、オススメの花田舞太郎どら焼きがふるまわれました。
会場では、書道家でもある森脇さんの作品が展示してあり、入った瞬間から「いつもと違う空間にやってきた」と思えるような素敵な空間となっていました。
お話はまずは森脇さんからです。聞き手である堀田さんと、とても息のあったやりとりで和やかな雰囲気でカフェは進んでいきます。
今回のテーマは「身近なところから生まれる文化と芸術」ですが、森脇さんの芸術の根本には、神様との会話のようなところもあるということです。神社の奉仕である森脇さんならではのお話は、とても興味深いものでした。
自然を使った、自然体験学習を行なっているという、二番手の河野さん。あまり神さまに関係ないのでは?と思っていましたが、山伏修行もされているということで、神道という、意外なところでの森脇さんの共通点が見つかりました。
山伏修行というのは、自然の中で活動しながら、自分と見つめあって考えるという、自然体験学習そのものだそうです。日本の神道文化は、昔から自然体験学習をそれとは考えずに行なっていたものだということに感心です。また、山登りができる体力のある男性なら、誰でも山伏修行ができるそうで、興味深げに頷きながら聞き入る参加者もいました。女性は残念ながら、山伏修行はできないそうですが、巫女修行というものがあるそうです。
教育委員会の新中さんも加わった放談会では、日本人にとって身近な神社や神道文化が、実は芸術や学習と深く関わっていたという驚きをみんなで共有して、締めくくられました。
文化や芸術は、自分とは違う世界のものだと思っていましたが、実際にはとても身近にあるものだということを知ることができました。


千代田会場もたくさんの人。
森脇さんの作品に囲まれた会場がとても素敵でした。


今回は、千代田のレトロカフェ コルビジェによる出張カフェです。


中には熱心にメモととる方も…。


放談会は、森脇さんと河野さんの意外な共通点で盛り上がりました。

【イベント報告】エコカフェ@豊平(2019.2.9)

2月9日(土)、心地よい気候に恵まれた当日、豊平公民館で、今年度始めてのエコカフェが開催されました。
問い合わせも多く、会場が満員となったエコカフェ豊平。小さな子供も含めて45名の参加がありました。
豊平会場のテーマである「ほどほどの生活のつくり方」をお話してくれるのは、地元豊平にある、みどりのゆびファームの佐々木睦さんと、芸北の浄謙寺の、浄謙恵照さんです。ライターであり兼業農家と、お坊さん。普段なかなか見ないように思える組み合わせですが、一体どのようなお話が飛び出るのか、楽しみです。お二人の話をわかりやすく聞き出してくれる話し手は、芸北 高原の自然館の学芸員である白川ハカセです。
エコカフェの楽しみの1つでもある出張カフェは、大朝の古民家カフェ、オトナイです。お菓子はこの日のために大阪のカフェ「うさぎとぼく」から取り寄せたという、焼きドーナツを提供していただきました。
まず話していただいたのは、本業のライターの傍ら、有機農業をしているという佐々木さんからでした。農場の「みどりのゆびファーム」は、ご自身の好きな絵本から名付けたということ。そうと知ったら、その本自体を読みたくなってしまった人も多いのではないでしょうか?
佐々木さんが有機農業に興味を持ったきっかけは、ライターのお仕事で有機農業の本作りをしたことだそうです。
今では広島市内の子供たちや住民を招いて、1年を通して一緒に小麦作りをして、自分が食べているものはどこからどうきているのかを知ってもらったり、落ち葉集めから始める、オーガニックの米作りをしたりして生活しているというお話でした。
また、中古の洗濯機のモーターを利用して作ったという、自家水力発電施設を持っているという説明には関心を寄せる方が多かったです。
二番手を務めた浄謙さんからも独特のお話が聞けました。「父が薪ストーブで毎朝、2時間かけて味噌汁を作っている」というスライドでは、「味噌汁に2時間も!?」と、会場内から笑いや驚きの声が上がっていました。
浄謙さんは大学時代を京都で過ごしたそうです。北広島にUターンしてちょうどほぼ1年。その1年間に何をしたかを中心にお話してもらいました。
浄謙寺で提供している「精進イタリアン」でのおもてなしの1つとして、氷柱を使ったところ、大変好評だったということです。見た目が涼しいだけでも、感覚的に心地よく感じられるそうで、まさにエコな冷房器具といったところでしょうか。
また、京都から帰ってきて改めて気がついた、北広島町、芸北の特徴や良さのお話もありました。
教育委員会の新中さんも加わった締めくくりの放談会では、「ほどほどの生活がテーマなのに、お二人ともかなりしっかりとした、ほどほどとは遠い生活をしているように思えるが」という質問が出ました。「ほどほどというのは、人それぞれの取り方があるのではないか」というまとめに、なるほどと考えさせられました。
お二人の話を聞き、自分にとって「ほどほどの生活」とはどのような生活になるのだろうかと、考えるきっかけとなったエコカフェとなりました。


会場内は満員!
今年度最初のエコカフェ、スタートです。


エコカフェの楽しみの1つのカフェは、カフェ・オトナイによる出張カフェ。


みなさん真剣に聞き入ります。


最後は放談会でまとめ。
みなさん、楽しんでいただけたでしょうか?