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【おしらせ】クマの目撃情報について(2025.9.7)

臥竜山〜掛頭山の登山道にてクマの目撃情報がありました。

(写真はイメージです)

日時:2025年9月6日(土)9時半〜10時ごろ
場所:猿木峠(臥竜山から掛頭山に向かう途中の、水口谷湿原へと下る道の分岐路)周辺

周辺を散策される際には、
・クマ鈴など、音が鳴るものを携帯する
・一人では行動しない
・人目のつかないところには行かない
以上のことを心がけ、十分にご注意ください。

ゆらゆら、すいすい──高原の自然館のいきものたち(2025.08.29)

8月も終わりに近づいてきました。
残暑が続く中でも、目に映るものに少しずつ秋の色が混ざり始めています。

朝、高原の自然館の周りを散策中、マツムシソウにとまるツマグロヒョウモンと遭遇しました。
ツマグロヒョウモンの名前の由来は、羽の模様がヒョウの体に似ていることと、端を意味する「ツマ」が黒いことです。
オスは敵から身を守るために、毒のあるチョウ“カバマダラ”に擬態するそうで、とてもゆるやかに飛翔します。
今朝も、マツムシソウの周りをゆらゆらと飛んでいました。

館内ではアブラボテとドジョウを生態展示しています。今日は冷凍赤虫を水槽の中に入れ、様子を観察しました。
水面に浮かぶ赤虫をアブラボテが素早く泳ぎ寄り、独り占めしようと次々と口に運びます。
一方ドジョウは落ち着いた様子で水面に沈んだ赤虫をじっと待ち構え、見つけると静かに吸い込むように食べます。
館内に立ち寄った際は、この小さな水槽の中で繰り広げられるいきものたちのやりとりも、ぜひ観察してみてください。
(見習いスタッフ)

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【参加報告】世界のあしたがみえるまち、つくば市の取り組み「森林バンク制度」を知る

オンラインでも参加できると聞き、迷わず参加したのがこちらのイベント。
👉 森を活かす、仕組みをつくる ~森林所有者と市民を結ぶ「つくば森林バンク制度」から考える~
会場は「watage」という若い世代の地域づくり拠点から。
私たちはオンラインで参加です。
最初に紹介されたのは Dear Tree Project
「クリエイティブメンテナンス」というキーワードで、まちとみどりの関係性を紡ぐ活動を展開されています。特に「何かが入る手前からの介入・デザインの必要性」という言葉が印象的でした。
続いての紹介は、ヒダクマ(株式会社 飛騨の森でクマは踊る)の取り組み。
「森に何があると続いていくのか」という問いを掲げ、森の見方や遊び方、都市のみどりとの関わりを提案。森を“かつてのスーパーマーケット・ガソリンスタンド・ホームセンター”とたとえる表現には思わず納得。これからの活動にも注目したいと感じました。
そしてつくば市の職員による、森林バンク制度の紹介。
生活に近い森林ゆえに苦情が多く、補助金で整備しても数年で藪に戻ってしまう現状から、「森林を所有する人」と「森林を活用したい人」をつなぐしくみを市が担い、整備人材=“まちのヒーロー”を育成する制度が生まれたそうです。
投票で「モデル森林」を選ぶ参加型の仕掛けなど、関わり代を広げる工夫も。
森林バンクの実績は、所有者登録171筆、利用者登録11人、サポーター登録3人1団体、成立2件とのこと。
「森と人をつなぐことを目指したが、人と人をつなぐことが大変だった」という言葉に、制度構築の難しさと同時に、人がつながるからこそ森も続いていくのだと実感しました。
森林の背景や、前提が芸北とは異なりますが、取り組む姿勢やアイデアなどとても参考になり、勇気をもらえる時間となりました。

真夏の花々(2025.8.3.)

今日もよく晴れている八幡からこんにちは(・∀・)!!
影は涼しいですが、八幡でも暑い日が続いていますので、周辺を散策される際にはくれぐれも熱中症や日焼けにお気をつけを!

高原の自然館周辺には、いろいろな植物が咲いていますよ♪
緑の中に目立つオレンジ色のコオニユリ。そっくりさんのオニユリとの見分け方は、ムカゴかあるかどうかだそう。

ぐるぐると捩れながら、かわいい小さな花をつけるのはネジバナ。

白だったり薄桃色だったりと、花によって色が多少違ってくるチダケサシ。それぞれの違いを見比べてみるのも楽しいかも…?

白い大きな花をたくさんつける、ウバユリ。

枯れ枝の先には、赤とんぼの一種、ノシメトンボが止まっていた。

夏の霧ヶ谷湿原(2025.7.21)

青空の広がる八幡からこんにちは(・∀・)!!
今朝は久しぶりに、高原の自然館近くにある、自然再生事業地である霧ヶ谷湿原をじっくりと回ってみました。
一度は牛の放牧地として水を抜き、乾燥していた場所ですが、再生事業により水が回るようになった場所では、湿原の植物が、しっかりと咲いていましたよ♪

深い青と緑の生える霧ヶ谷湿原。

緑の中に、スッと立つ白は、植物なのに「チドリ」と名前がつく「ミズチドリ」。湿原ならではの花の一つだ。

きのこの「チダケ」を集める時に使っていたという、「チダケサシ」。少しピンクがかった、白いふわふわの花がかわいい。

トラの尾に似ている…?オカトラノオも咲いていた。

花びらが少し捻れたように咲くのはトモエソウ。

備中地方で初めて見つかったということから名付けられたという、ビッチュウフウロ。

ビッチュウフウロより、小ぶりの花のゲンノショウコ。かつてはとてもよく効く胃薬として使われたという。

淡い青紫が綺麗なコバギボウシ。こちらも湿原や湿気た場所に咲く花の一つ。

霧ヶ谷湿原の木道を覆うような植物。散策の際には、怪我防止のために長ズボンがお勧めです。

湿原に生えるハンノキの木漏れ日を感じながら歩くのも、気持ちの良いひととき。