快晴が続く八幡高原。日中の強い陽ざしに、そろそろ一雨ほしいところです。
そんな中、千町原では夏の草原らしい風景が広がってきました。今、とりわけ目を引くのがハンカイソウ。大きな葉を広げ、鮮やかな黄色の花を高く咲かせています。道沿いにも多く見られるため、車の中からでもその存在感がはっきりわかります。
対照的に、その隣で静かに、けれど力強く背を伸ばしているのがススキです。いまはまだ穂が出る前。茎も葉も青々とし、夏の光を受けて風にそよぐその姿には、凛とした美しさがあります。秋には黄金色に染まるススキ原ですが、この季節の「青さ」は、いまだけのもの。
広い空の青と、風にそよぐ草原の緑。そして、ところどころに咲くハンカイソウの黄色。その取り合わせが、千町原の夏の装いを見せてくれています。