北広島町の広報誌に、芸北中学校が取り組む茅プロジェクトが掲載されていますので、ご紹介します。
昨年度より始まったこのプロジェクトの内容や、学習の目的、茅刈りや集荷方法などがしっかりと書かれています。
西中国山地自然史研究会でも、地域通貨の発行のお手伝いなどさせていただきています。
茅プロジェクトへの参加、ご支援、応援よろしくお願いします。

北広島町の広報誌に、芸北中学校が取り組む茅プロジェクトが掲載されていますので、ご紹介します。
昨年度より始まったこのプロジェクトの内容や、学習の目的、茅刈りや集荷方法などがしっかりと書かれています。
西中国山地自然史研究会でも、地域通貨の発行のお手伝いなどさせていただきています。
茅プロジェクトへの参加、ご支援、応援よろしくお願いします。
2016月10月20日(木)
千町原草原保全ボランティアの中から生まれた「草刈り隊」が、10月の活動を行いましたのでレポートします。
少人数のグループで6月に発足し、月に数度、千町原で草刈りをしてくださっています。
きっかけは、特定外来種に指定されているオオハンゴンソウでした。
各地で問題となり駆除には苦心している中、いまだに簡単で決定的な方法は見つかっていないようです。
草刈り隊のメンバーから様々な提案をいただき、ゾーンごとにテストを繰り返し少しずつでも駆除にトライしてくださっています。
この日は秋晴れの中、根を抜いたり、いろいろな草刈り刃を試しながらの作業となったようです。
いつもありがとうございます。
日時:2016年11月20日(日)8:00〜15:00(予定)
集合場所:山麓庵(高原の自然館となり)
参加費:500円
内容:千町原の秋の草刈りも今回で12回目となりました.千町原の草原保全活動をお手伝いいただけるボランティアを募集します.作業内容は茅刈り・茅集めです.茅とはススキのことです.今回もキッズプログラムを準備していますので,お子さんの参加もお待ちしています.機械がない方も,手作業がありますので,気軽にご参加ください.当日のお天気によっては大変寒い場合もありますので,防寒具もお忘れなく.
※作業後のしあげはありません.
茅について:刈り取った茅は ,芸北中学校が実施する「茅金市場」に出荷して,得た地域通貨は全額千町原の保全の資金にします .
なお ,前回の秋の草刈りで得た地域通貨せどやま券の9,000円分は ,今回の活動の飲み物や昼食代の一部に使用します.
申し込み:チラシにある必要事項をFAXまたはメールにて送付してください。
締め切りは11/6(日)です。申し込みされた方に詳細をお伝えします。
暑い日が続きますが、今年で10回目となった千町原の夏の草刈りです。
10年前より取り組んできたオオハンゴンソウの拡大防止について、今年は進展がありました。通年の草刈り班「千町原草刈り隊」が、オオハンゴンソウの除去について研究・調査を進めてくださり、草刈りをした上で、根を抜こうという作戦となりました。
少数精鋭の今回の参加者、なつかしいお顔もあれば、お馴染みの方、初めましての方が2名と合計24名のメンバーで挑みました。
草刈り機班は二手に分かれ、エリア内のオオハンゴンソウをとにかく刈りました。女性も3名参加しており、刈り払い機の安全講習会が活かされていることがわかり、とても頼もしく感じました。安心感のある作業だったとも聞きました。
一方の草抜き班は、ミツグワをふるい、根を掘り出し、土を払ってコンテナに積み上げる、という作業を繰り返しました。エリアをあらかじめ決めておくことで、どのくらい作業がはかどったかがわかる工夫もしました。暑い中、汗びっしょりになりながらの作業ですが、時折の休憩で交流も計り、オオハンゴンソウの対処方だけではなく、草花や自然環境の話に花を咲かせていました。
短い時間でしたが、予定していた草刈りは達成されました。草抜きの方はひとつづつの作業にとても手間がかかるので、大きな範囲には至りませんでしたが、どのくらいの作業量が必要かがわかり、これからのオオハンゴンソウの生育具合を見ることができる試みの第一歩となりました。
特定外来種との戦いは、全国各地どこでも苦戦しているかと思います。いろいろ試す中で、方法が確立され、生物多様性が守られる自然環境を維持したいものです。
夏の作業に来てくださったみなさま、ありがとうございました。
さて、次の秋のシーズンは茅かりです。
草原の資源を活用できるところまでの取り組みに近づいてきました。
とても楽しみですね。
秋の作業は11/20(日)を予定しています。
初めての方も大歓迎です。
みなさまの参加をお待ちしています。
2016年7月9日に実施した刈払機安全講習会について報告します。
長雨の晴れ間に恵まれ、刈払機安全講習会が開催されました。講師は、栃谷山の会の養父先生です。参加者は8名でした。
午前中は、刈払機使用時に必要な身につける道具の説明や「危険行為を防ぐためには・・」などの座学を受けました。草刈りに慣れてくると、邪魔なものとしてとらえられる、刈払機の刃より手前に付いているガード板。石などが跳ね返ってくるのを防ぐ、安全に草刈りをするのに、重要な役割を果たすことをよく覚えておこうと思いました。基本動作としての足さばきも、とても勉強になりました。たくさん刈ろうと、腰を大きく振ってしまい、大股になりがちです。そうならないために、軸足(常に先に出しておく足)を右足にして、すり足で前進していく・・。燃料の作り方も教わりました。
午後は、実践です。刈払機操作初心者のみなさんは、エンジンのかけ方を一人ずつ実践。私(草刈り2年生)もやらせていただきましたが、少し慣れたくらいがこわい、と思いました。足で軽く本体を押さえながらエンジンをかけるというのをおろそかにしてしまったのでした。
エンジンがかかったところで、先生の草刈りのお手本をみせてもらいました。右から左方向に、そして刃の左側を少し下げながら刈ることで、きれいに左側に刈った草が集まっていました。
先生にならって、初心者の方々も草刈の実践にはいりました。どうしても最初は近くの草ばかり見てしまいますが、目標となる遠くの木などを定めて刈っていくことが大切なことも教わりました。参加者の全員が、落ち着きながら草刈りをできていたのが印象的でした。30分弱刈る練習をしたあとは、休憩と最後の反省会になりました。手が震えて、持つコップも揺れます。力を入れてレバーを握り、さらに機械は振動していますので、これを数時間続けるとしたら大変だなと感じました。
参加者の皆さんからの感想では、「草刈りをしていると夢中になってしまって、笛を聞いたりする余裕が出てこなかったので、気を付けたい」「自分が機械を大振りに扱っている癖がわかって良かった」などの声が聞かれました。
草刈り作業も慣れてくると、爽快感があります。しかし、それと同時に危険と隣り合わせなことを十分に学べた講習会となりました。[よしだたえこ:北広島町地域おこし協力隊]