千町原秋の草原保全活動も13年目となりました。
昨年から実施している、茅を刈り、茅プロジェクトに参加するプログラムを今年は本格的に開始しました。
茅を刈り、乾かすために茅ボートにしました。
1日の作業、参加者36名(うち中学生3名)で17基できました。
今朝は雨が激しくふりました。
しらかわハカセによる「芸北せどやま再生事業」のお話から「茅プロジェクト」がどう始まったか、の解説をしっかり聞くことで、「なぜ千町原で茅を刈ることが大切なのか」を知ることができました。
室内でのお話タイムを長めにとることで、何とかお天気が回復し一安心。
フィールドに行き、茅を草刈り機で刈る班、鎌で刈る班、運び出す班、束ねる班に分かれ、作業を進めます。
会話も生まれ、協働で汗を流すのは楽しいですね。
八幡の坂井健作さんは小さなころから茅を刈ったり、茅葺きのお手伝いもしていたという経験から、束ね方や茅ボートの建て方の講師をしていただきました。
稲わらで束ねる姿は、長年の知恵や技が光っていました。
このように、茅刈りでは交流の楽しみの要素あり、文化の継承あり、環境保全の視点もあります。
遠くは山口県、島根県からも参加いただきました。
私たちが目指していることは「草原保全を安全に続けていくこと」です。
13年間の間に、様々な課題があり、クリアしたこともあればまだまだ解決していないこともたくさんあります。
地域住民、ボランティア、行政、NPO、応援してくださる方々の声を合わせて、よりよい活動に高めていきたいと考えています。