キノコ観察会
- 開催日時:2015年10月17日(土) 9:30
- 集合場所:聖湖キャンプ場
- 講師:新谷正信
- 準備:基本セット、かご
- 定員数:30名
- 参加費:
- 一般=300円
- 賛助会員=100円
- 正会員・中学生以下=無料
秋といえばやっぱりキノコ.山を歩いて探したキノコを,専門の先生に同定と解説をしていただきます.名前とその由来,特徴や生息環境などを,楽しみながら学びましょう.見つけたキノコを入れるためのカゴをご用意ください.
⇒お申し込みはこちらから
キノコ観察会
秋といえばやっぱりキノコ.山を歩いて探したキノコを,専門の先生に同定と解説をしていただきます.名前とその由来,特徴や生息環境などを,楽しみながら学びましょう.見つけたキノコを入れるためのカゴをご用意ください.
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「キノコ観察会」の講師でお馴染みの,新谷正信先生(安芸太田在住)による,キノコの写真展が開催されます.ぜひご来展ください.
急に気温が下がり,風が冷たいお天気のもと,キノコ観察会が行なわれました.全部で25名の参加者が聖湖キャンプ場の駐車場に集まり,今回の講師である川上先生,新谷先生からキノコの採集の注意点を聞きました.細部までの同定が必要な際があるので,地中部からとっておくとよいことや,ナイロン袋などではなく,カゴにいれたほうが痛みにくいこと,強い毒性を持つ「カエンタケ」は触れるだけでも危険であるので注意すること,ということでした.
採集時間を設け,キャンプ場内をキノコ探しに出かけます.1時間後に集合した時には,参加者はみんなかご一杯にキノコを持ち帰ってきました.
今回の観察会では,58種のキノコが確認されました.
おいしいといわれるハタケシメジ,一本で致死量となる毒性を持つドクツルタケ,英名では「天使の翼」と言われるように美しい姿をしているスギヒラタケ,モグラのトイレに発生するナガエノスギタケ,その姿から名前がついたスリコギタケなど個性あふれるキノコについて先生方から詳しい解説を聞き学びました.どのような場所に生育しているのかや,名前の由来.分類の難しさなどを知ると,本当にキノコの世界も深いなぁと感じました.
今回は夏と秋のキノコの狭間の時期ということで,種類は少なかったそうですが,専門家の先生の解説により,大人から子どもまで楽しめる観察会となりました.
キノコの世界ではまだ名前のついていないものもあるということです.新しい種が発見できる機会があるかもしれません,というお話も印象に残りました.[こうのやよい]
「食用のキノコが少ないこと」「種類が多い事にびっくり」「さすがに涼しかった」「キノコの種類が多い」「食用は少ない」「食べられそうにないと思ったのが意外と食用で,食べられそうなのが不食だったこと」「無差別にキノコ採取でき,楽しかったです」「みんなで散策しながら,いろんなキノコを見つけたこと」「サナギタケ・スリコギタケなど,すべてがめずらしかったです」「こんなにたくさんの種類があるのかと思いました」「ハタケシメジがとれたこと」「もう少し時間がほしかった.静かな林の中で気持ちがよかった.初めて会った方々と楽しく過ごせました.珍しいキノコが採れて勉強になりました」「図鑑でしか見たことがなかった冬虫夏草を発見できて興奮しました」
「涼しい森の中を歩けて気持ちよかった」「余りよく判らない」「もう少しキノコを探す時間がほしい」「さわやかな散策ができました」「あまり見つけられなかったが,楽しかった」「すぐに見わけて食べられるものを取って食べられる様になるのは,まだまだ道のりが長そうです」「食用が意外に少ない」「キノコについて,何も知らないで参加したのですが,いろいろ教えてくださって,興味が湧きました」「楽しかったです」「いろいろのキノコをみれてよかった」「初めてキノコの観察会に参加しました.いつも1人で図鑑を見ても分からないことが多かったので,大変勉強になりました」「時間が短い」
「初参加なので覚えられないので」「その場で教えていただいたのがよかったです」
「またいろんなイベントに参加できたらいいと思います」
曇天の聖湖キャンプ場に39名の参加者が集まりました.毎回大盛況のキノコの観察会です.今日の講師は川上先生に加え,今回が初めてのお願いとなる新谷先生です.新谷先生は,日本産のキノコを全て写真で記録することをライフワークとされており,そのために拠点を福岡から広島に移されたそうです.お二人から,キノコの採取方法や危険防止の注意を頂いて,キャンプ場の中に別れていきました.聖湖キャンプ場は,マツ林,ナラ林,シバ草地など,半自然的な環境ですが,森林部分はほとんど手が入っていません.また,部分的には湿地もあり,狭い範囲に色々な環境が見られます.
9時40分から採取を始めて,約束の11時を過ぎると,みなさんが管理棟の前に戻って来ました.ブルーシートの上に,それぞれ採取したキノコを広げていき,先生方に同定していただきました.毒のあるものは「赤」,食べられるものは「黒」,その他のものは「青」のマジックで名前が付けられると,「え,あれ食べられるん?」「おいしそうなのに・・」など,の声が上がっていました.ほんのり曙色のアケボノドクツルタケ,ひだが同心円状になっているウズタケ,サナギから生える冬虫夏草・サナギタケ,モグラの排泄物から生えるナガエノスギタケなど,それぞれの種にまつわる話しに,みなさん聞き入っていました.
この日は,食用キノコ21種,毒キノコ12種,その他35種の合計68種に名前が付きました.雨の少ない日が続いていた割には,人数が多かったおかげで色々な種を見ることができました.不明な種は,先生が持ち帰り,記録されます.食用のものは,採取した人が持ち帰り,晩ごはんの一品になったはずです.
ほとんどのキノコは,一年のうちわずかな間だけ「キノコ」の形で現れます.今年は暑かったせいか,この時期になっても夏のキノコがいくつも見られました.不思議で興味深い,キノコの世界を覗き見た観察会となりました.
「笹が多くて歩きにくかった(2)」「天気がもっててくれて良かった」「マイタケが大きくてビックリしました(2)」「食べられるものと食べれないもの,判別されていないものの方が多いこと」「きのこの種類の多さ(3)」「涼しいと思っていたのに夏のものが多いと言われていたこと」「沢山の種類があること(2)」「シロマイタケを偶然見つけて,舞い上がるほどビックリした(4)」「広島の山(キノコ)は豊富である」「タマゴタケって食べれるんですね!!」「短時間んで近くでたくさんきのこがあったこと!」「ここのところ,乾燥した日が続いたのにキノコが出ていたこと.アカカバイロタケがたくさみられたこと」「夏のきのこがまだ残っていて,少し少なかったこと,珍しいきのこが見れたこと」「ナガエノスギタケを取ったことです」「こんなに種類が多いことを知らなかった」「冬虫夏草があったので珍しかった」
「色々なキノコを見ることができ,楽しめた(2)」「食べれないのが多くて残念でした(2)」「いつも色々学ばせていただきます」「参加者の方にも詳しい方がおられるし,熱心にメモを取られていて,びっくりした」「毎年参加していますが楽しいです(2)」「また来たいです」「気候が寒くもなく暑くもなく,山の中を楽しく歩けて良かったです」「ビックリしました!シロマイタケがおいしそうだった.立派!」「色々なキノコの食べ方など教えてもらいよかった」「キノコの興味が倍増した」「今年は気温が高いので夏きのこと秋きのこが一緒に生えていた」「とても楽しかったです(3)」「時候もよくてきのこ狩りもとても気持ちよかったです」「身のまわりにこんなにたくさんあることにびっくりしました.山できのこをよく見るけど名前が分かるともっと楽しくなると思いました」「マイペースで参加でき楽しかったです」「森林浴を楽しみました」「勉強になりました(2)」「たくさんの人でたくさんのキノコがありすばらしかった」
聖湖キャンプ場に参集した,大勢の参加者.
それぞれに散らばっていく.
子どもも安心して歩ける.
キャンプ場には,ササ林床のコナラ林,草原,湿地などがある.
キノコ探しが,いつのまにか秋の草花観察になった模様.
現地でも,先生の解説を受けながら採取した.
笹の陰に何やら「見っけ」.
こんな小さなものも,目ざとい人は見付ける.蛹から生える「サナギタケ」.
サナギタケをそぉっと掘ってみると,確かにサナギから生えていました.いわゆる「冬虫夏草」です.
ひだの模様がおもしろいウズタケ.グルグル.
集合場所に戻って,同定していただくために,キノコを並べる.
シートいっぱいに広げられたキノコ.
「これはなんですか?」
大勢で集めたキノコに,先生お二人は大忙し.参加者はメモを取りながら,生態を聴きながら次々に名前が付いていく様子を見守った.
一段落したところで,先生に解説をしていただいた.面白い話しに,ついつい引き込まれる.