【イベント報告】エコカフェ@千代田(2019.2.23)

2月23日(土)に、「あるものさがし」から始める、自然に寄り添う暮らしのヒントをテーマとしたエコカフェきたひろしまの第二回、「エコカフェ@千代田」が、千代田中央公民館で開催されました。
町内だけではなく、広島市内からやってきたという参加者もいました。また、少しずつ地域に浸透していっているのか、リピーターはもちろん、初めて参加するという人もおり、今年は44名の来場がありました。
今回の話し手は、枝宮八幡神社(大朝)の奉仕である森脇智子さんと、NPO法人これからの学びネットワーク(千代田)の理事である河野宏樹さん。聞き手はNPO法人INE OASA(大朝)の堀田さんです。
昭和レトロと珈琲の店、コルビジェ(千代田)による出張カフェでは、お店と同じくサイフォンで淹れたというコーヒーと、オススメの花田舞太郎どら焼きがふるまわれました。
会場では、書道家でもある森脇さんの作品が展示してあり、入った瞬間から「いつもと違う空間にやってきた」と思えるような素敵な空間となっていました。
お話はまずは森脇さんからです。聞き手である堀田さんと、とても息のあったやりとりで和やかな雰囲気でカフェは進んでいきます。
今回のテーマは「身近なところから生まれる文化と芸術」ですが、森脇さんの芸術の根本には、神様との会話のようなところもあるということです。神社の奉仕である森脇さんならではのお話は、とても興味深いものでした。
自然を使った、自然体験学習を行なっているという、二番手の河野さん。あまり神さまに関係ないのでは?と思っていましたが、山伏修行もされているということで、神道という、意外なところでの森脇さんの共通点が見つかりました。
山伏修行というのは、自然の中で活動しながら、自分と見つめあって考えるという、自然体験学習そのものだそうです。日本の神道文化は、昔から自然体験学習をそれとは考えずに行なっていたものだということに感心です。また、山登りができる体力のある男性なら、誰でも山伏修行ができるそうで、興味深げに頷きながら聞き入る参加者もいました。女性は残念ながら、山伏修行はできないそうですが、巫女修行というものがあるそうです。
教育委員会の新中さんも加わった放談会では、日本人にとって身近な神社や神道文化が、実は芸術や学習と深く関わっていたという驚きをみんなで共有して、締めくくられました。
文化や芸術は、自分とは違う世界のものだと思っていましたが、実際にはとても身近にあるものだということを知ることができました。


千代田会場もたくさんの人。
森脇さんの作品に囲まれた会場がとても素敵でした。


今回は、千代田のレトロカフェ コルビジェによる出張カフェです。


中には熱心にメモととる方も…。


放談会は、森脇さんと河野さんの意外な共通点で盛り上がりました。