大朝会場のエコカフェは、3月2日(土)に、大朝保健センターで開催されました。
「わたしの暮らし暦」というテーマの大朝会場。話し手はみどりのゆびファーム(豊平)の佐々木睦さんと、枝宮八幡神社(大朝)の森脇智子さん。聞き手は広島大学の近藤俊明ハカセです。
古民家カフェのオトナイ(大朝)による、とても美味しいコーヒーと、大阪から取り寄せたという可愛く美味しい焼きドーナツの出張カフェも、魅力の一つです。
書道家である森脇さんの作品や、ライターである佐々木さんの書物や手作り小物などが、会場内のあちこちに意趣を凝らして展示してあり、来店した参加者から「おお、すごい」「雰囲気ありますねー」と、感嘆の声もあがっていました。
最初のお話は、みどりのゆびファームで有機農業に取り組んでいる佐々木さんです。
「暦」に関しては、秋に落ち葉集めをして、肥料を作り始めるということ、広島市内の子供たちや家族連れと一緒に、一年を通して有機農業の小麦を育てて食育をしているという、まさに自然の四季を感じながら生活しているというお話が聞けました。また、中古の洗濯機のモーターを利用し、水力発電施設を作ってエコな生活をしたり、ロケットストーブコンテストを開催したり、家で様々な催し物を開いたりと、多岐にわたる活動をされているそうです。絵本の会という、大人でも絵本を楽しもうという趣旨の会を主催されているそうで、それを聞いた参加者からのリクエストにより、お勧め絵本3冊の紹介もありました。
森脇さんのお話は、会場に飾ってある作品の説明から始まりました。作品は、中国から入ってきた、日本の自然文化にそった暦である二十四節七十二候というものを表しているそうです。立春、啓蟄などといった二十四節の一部はよく耳にする言葉ですが、それがまだ細分化されることは初めて知りました。
普段どのように生活をしているかというお話では「身穏心安」という、漢詩の一部を紹介されました。意味は「体が穏やかで心が安らか」ということだそうで、このようにして過ごすことが一番幸せではないのでろうか?という言葉に、考えさせられました。
まとめの座談会は、主催の教育委員会から新中さんも参加し、お二人の活動について語ったり、会場からの質問に答えたりしながら、身近な暦や環境について考える時間となりました。
参加するごとに、話を聞いて考えたり、新しい物事を知ったりという、様々な発見があるエコカフェです。
最終的な参加者は、大人44名、子供4名。大盛況のまま、エコカフェ大朝は閉店しました。
エコカフェ大朝開店。
会場内の森脇さんの作品にも注目!
古民家カフェオトナイの出張カフェ。お取り寄せのお菓子も美味しかったです。
会場内は終始和気藹々とした雰囲気。
放談会では、会場から質問も!
森脇さんの作品前で、記念写真も撮影しました。