- 開催日時:2012年12月9日(日) 10:00
- 講師:坂井健作
景色が一面真っ白になるほど降り積もる雪の中,7名がかんじき作りに集合しました.今回の講師は「きたひろしまの名人」に認定されている坂井健作先生です.最初に,ロープを8m50cmに切り,準備します.切った所からほつれないようにビニールテープを巻きます.次に,自分にあった木枠を選びます.今回使う木はミヤマガマズミです.軽くて柔らかく,熱での加工がしやすいのが特長で,坂井先生が木を切り,曲げて,木枠にする作業をていねいにして下さっていました.いよいよかんじき作りです.まず,右足から作っていきます.参加者は坂井先生の手先に視線を集中させ,手順を覚えて一緒に作っていきます.時折分からなくなっては教えてもらいながら,完成に近づいてきましたが,最後の段階で結ぶ「男結び」という結び方が難しく,去年のかんじき作りに参加された方も「1年経つとすっかり忘れてるものですね」と苦戦されているようでした.時間をかけて右足分が完成すると,次は左足部分を作っていきます.最初に比べると慣れた手つきになり,右足のときよりも早い時間で完成することが出来ました.完成した後も男結びをマスターしようと頑張ったり,かんじきの履き方を学んだりと,あっという間の2時間でした.また,自分が作ったかんじきでウォーキングをしたというお話や,違う造りのかんじきを見せていただいたりと,なごやかな雰囲気でかんじき作りをすることができました.今年は積雪の時期が早く,かんじきの出番も多そうです.自分の作ったかんじきで雪の上を歩くのがとても楽しみです.[はたもとやすひこ]
みなさんの印象に残った物
「木枠とヒモ一本でモノが出来ていくすごさ」「男結びが難しかったです(4)」「1年たてばいつも白紙です」
参加したみなさんの感想(抜粋)
「完成した時の感動がすごい」「全体的に良かったです」「男結びはむずかしい」「手しごとのむずかしさ,大切さを実感した.木のぬくもりあるものをのこしていきたい」「皆が楽しくできた良かったです」
写真
足の大きさなどを基準にして自分に合った木枠を選んでいく.
長さがおかしくならないように,しっかりと固定してロープを切っていく.
まずは右足から製作開始.間違えないよう,忘れないよう坂井先生を手本にゆっくりと巻き付ける
右足が終われば今度は左足.慣れた手つきで作っていく.分からなくなったら手本を参考に.
一番苦戦した男結びを勉強中.みんな出来るようになろうと坂井先生の手の動きに視線が集中する
結び方の練習中.履きごこちはどうかな?
完成したかんじきを手に記念撮影.しっかり出来てみんな満足!