2月27日(金)に、メルパルク広島にて、森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業の活動事例発表会が実施されました。
NPO法人西中国山地自然史研究会も、今年度から3年間、この交付金を千町原の草原保全活動に活用させていただいています。
この交付金は、地域住民が中心となった民間協働組織が実施する、地域の森林の保全管理等の取組に対し、一定の費用を国が支援する制度が平成25年度に創設されたそうです。
この発表会に先立ち、特別講演会が行なわれました。
広島大学の長沼毅先生の「海の幸は森の恵み、山河森海をつなぐ鉄の旅」というテーマで、70分の講演です。
宇宙の話題から始まり、広島の森や川につながるとても興味深いお話でした。広葉樹の森がもたらす恵みは、川や海にも重要で、「森は海の恋人」の本質の要を聞く事ができました。
発表会では、当研究会を含む5団体が活動の状況や課題などを15分で報告しました。
地域の山、公園内の山林などをフィールドに、整備し、レクリエーションの機会を設けたり、交流を図っている様子がわかりました。
また、機械を使う頻度が高い事から「安全意識の向上」、整備したあとの「森林資源の活用」が共通したキーワードだったように思います。
当研究会も、事務局河野が発表させていただきました。
広島の山林や里山が、適切に管理され活用されるための糸口になる交付金になることを望みます。
私たちの活動もしっかり続けていきたいと思います。
このような発表の場を設けてくださった広島県森林協会の行森さんに感謝します。