10月11日(土)に行なわれた“刈払い機安全講習会”についてレポートします。
千町原の草原保全活動も10年を迎え、これからの活動を考えていく上で、「安全管理」ということが、あげられました。
ボランティアさんと一緒に、安全で楽しい活動を続けるために、刈り払い機を使う作業が毎回あるため、「刈払い機の安全講習会」を実施することとしました。
講師として栃谷山の会の養父紘先生を迎え、基礎的な知識や災害例などをわかりやすく解説していただく座学と、実際に刈払い機を使って草を刈る実習を行ないました。
参加者は、保全活動には刈払い機を持って毎回参加してくださるベテラン勢と、刈払い機を使うのは今回初めてという初心者を合わせて8名です。
受講生からは「基本的なことを確認して、事故を防ぎたい」「いつもは草集めをしているが、今回はいい機会なので刈払い機にチャレンジしてみたい」といったきっかけをお話いただきました。
最初に、安全を確保する為に重要な服装です。ヘルメットやメガネなど、実際の事故例なども交えて、確認しました。
また刈払い機の整備の仕方を、毎日・毎週・毎月をいった区分で習いました。細かなところにも注意が必要だと分かりました。
午後からは、自分の刈払い機を実際に動かして、草を刈りました。エンジンをかける時のこつや、周りへの注意、持ち運びの仕方等、ちょっとしたことでも事故につながらないよう、徹底したほうがよいことが実感できました。
実際に刈ってみると、思うようにまっすぐに進めなかったり、虎刈りになったりと失敗を重ねながら、先生にアドバイスをいただき、練習しました。
初心者は、怖がらずにやってみることで自信がついたようです。一方ベテラン組は、初心に返り自分のくせなどを修正するよう、務めていました。
最後の振り返りでは、「距離をとることが大切」「エンジンをかけたまま歩かない」「メンテナンスが重要」「服装を整える」など、10の項目があがりました。これらは、次回11月15日の千町原での草原保全活動に活かすように、工夫をすることとしました。
安全への意識を高めることができ、知らなかった知識を教えたいただき、和やかなよい講習会となりました。