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【活動報告】自然体験活動における安全管理講習@芸北トレッキングガイドの会

2016年7月25日(月)に、芸北トレッキングガイドの会で、講習会を開催しました。西中国山地自然史研究会では、企画・運営のお手伝いをさせていただきましたので、報告します。
講師は、環境教育事務所Leafより、河野宏樹先生です。
ガイドの会のメンバーと、高原の自然館しらかわハカセ、あわせて10名が受講しました。
今回のねらいは「安全管理の対する視点を高める」ことです。
最初は、統計から見える自然体験NOWの話題から。
そして、「名前」「好きな食べ物」「素敵な自然体験」「ひやっとしたこと」の4つの話題を交えての自己紹介です。
今までよく知っていたメンバーだと思っていましたが、知らない面もわかり、盛り上がる一方で、自然体験の中での危険な場面を知ることができました。
そして、「リスクマネジメント概論」の中では
・セルフエイドの原則
・危険は「リスク」「ハザード」との2種類
・「リスクを発見する視点」が大切で「ヒヤリハット」の方程式がある
座学の次は、フィールドワークです。
実際のコースをバディを組み周り、危険因子を「外的リスク」と「内的リスク」の視点で確認しました。
「ここは木が折れそうで危ない」「ここは表示がないので、わかりにくい」「木道は古くなっていて隙間や段差が危ない」など、歩きながら目にしたことを記録します。約1時間歩くだけで、用紙いっぱいの事項があがりました。
室内にもどり、発表しながら、解決策も考えました。
できそうなことはすぐにでも解決したいし、できないことはどうすればよいかも知恵を出し合いました。
最後に、救急セットの確認です。
さまざまなフィールドや、最新の情報を持っている河野先生のアドバイスが大変頼もしかったです。
自分たちのフィールドで、実際に困っている事例を交えながら、理論も学ぶことで、実践につながる大変よい講習会となりました。
今回で終わりとならず、常に教えていただいた視点で、安全に対する意識を高めながら事故ゼロのガイドの会にしたいと改めて感じた機会となりました。

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霧ヶ谷湿原にて

芸北トレッキングガイドの会メンバーで、湿原でのモニタリングを実施しました。
今回で2回目となります。
植物に加えて、鳥にもチャレンジ。
約2時間でしっかりと確認し、よい研修にもなりました。
湿原には初夏の植物が花をつけ始め、ホオジロやホトトギスがよく鳴いていましたよ。
ヒメシジミも舞っており、美しい姿を見せてくれました。_MG_8989

【活動報告】モニタリング始めました(芸北トレッキングガイドの会)

芸北トレッキングガイドの会は、湿原での植物モニタリングを開始しました。
今日は第一回で、高原の自然館のしらかわハカセから調査方法や、植物名を教えてもらいながら、約90分のモニタリングを実施しました。
これからは月一回、ガイドの会の研修を兼ねて実施する予定です。
ネイチャーガイドに興味のある方、ぜひ一緒に活動してみませんか?_MG_8266 のコピー _MG_8276 のコピー

カスミサンショウウオ産卵の季節です🎶(2016.4.29)

おはようございます。
今日も高原の自然館開館しました。
新緑の八幡高原は晴れ間が出ていますが、風が強く、気温が低めなので、1枚余分に着込んで来られたら安心です。
霧ヶ谷湿原では、カスミサンショウウオの産卵調査の実施です。
高原の自然館内でも、カスミサンショウウオの生態展示および、パネル展示もございます。
入館料も無料ですので、ぜひおいでくださいね。

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【イベント報告】千町原春の保全活動(2016.4.16)

よく晴れた4月16日,山麓庵前に51名のボランティアが集合し,広島県北広島町芸北の草原.千町原の保全活動が行われました.
去年までは火入れをしていましたが,今年から手順を少し変え,火入れの代わりに,草原で目立ち始めた樹木の伐採作業をメインにし,伐採した木はレンタルしたチッパーでチップにするという作業を行いました.
山麓庵で受付を終えたあとは各班にわかれて整列し,今回の保全活動の意義や安全面について,白川ハカセからのお話を聞きます.さぁやるぞ!と意気込んだあと作業現場である千町原に移動しました.
各班に分かれて点呼をとったあと,怪我をしないように準備体操をし,保全作業の始まりです.
機械班はチェンソーや草刈機を各々持ち,樹木の並ぶ場所へと移動を開始.
樹木収集班も,チッパー作業班に,どのように樹木を集めて置いていたらよいかと説明を受け,それぞれの場所へと散っていきました.千町バラの風景を楽しんでもらうため,道路沿いのカンボクは,印を残して残しています.
エンジン音を周囲に響かせながら,勢い良くチップを吐き出していくチッパーの姿は,やはり参加者の注目を集めており,樹木を集めている間にも「やっぱりチッパーはすごいね」「あのチップどうするんじゃろ?」という声も上がっていました.
トゲのあるノイバラに邪魔をされつつも,参加者は黙々と作業をこなしていきます.途中あまりに熱中しすぎて,休憩の合図のホイッスルになかなか気付かない人もいましたが,ところどころで休憩も挟みつつ,確実に作業は進んでいきました.
お昼休憩に参加者を待っていたのは,かりお茶屋のお母さんたち特製,具沢山の豚汁と,たくさんのおむすびでした.付け合わせのお漬物も絶品で,中には「これ持って帰りたい!」という声も.
お腹いっぱいになった昼休憩後の作業は,眠たさや午前中の疲れで,ゆっくりになるかな?と内心思っていましたが,「昼食でエネルギー補給できた!」と,作業効率は落ちずに,着々と千町原は綺麗になっていきます.終了の声がかかってあたりを見回すと「おおー」と声が出るくらい,さっぱりした姿になっていました.
最後は作業をして樹木が少なくなった千町原をバックに記念撮影.疲れが見えつつも,素敵な笑顔の集合写真ができました.
これから,千町バラの管理として,少人数で定期的に草刈り作業するチームを作ること,チッパーやハンマーナイフモアの導入の検討も提案されています.草原の風景やいきものたちのすみかを取り戻そう!と始まった活動がこれからも安全に続いていくよう,NPO法人西中国山地自然史研究会では,しっかりと取り組みを支えたいと思います.


若い人たちも大健闘!


今回初のチッパー.参加者の視線は思わず釘付け


時には参加者同士で語らいも


お茶目なポーズで「はいチーズ♪」


道具の手入れも重要な作業の一つ


お昼ご飯.おむすびも豚汁も,お漬物も最高!!


千町原に魔女出現……!?


最後は綺麗になった千町原をバックに記念撮影.
掛け声は「はらっぱー!!」