2016年2月28日(土)に,広島市内で行われた,広島市内の里山保全をメインに活動されているNPO法人もりメイト倶楽部Hiroshimaの定例会に参加したので報告します.
高原の自然館白川ハカセが講演をするということもあり,西中国山地自然史研究会からも5名,定例会に参加しました.
まず最初にもりメイト倶楽部Hiroshimaの会長さんからの挨拶があり,続いて白川ハカセによる「芸北せどやま再生会議」についての講演がありました.
堅苦しくなく,気軽に聞いてもらおうと白川ハカセ考案の講演方法は「聞き手」との会話を使ったものでした.聞き手となったのは,もりメイト倶楽部Hiroshimaの原田さん.白川ハカセと原田さんとの絶妙なやりとりに,講演は終始和やかムードで進みました.白川ハカセの講演の導入部で,同じ机に座った人たちと互いに自己紹介という時間があったのですが,この自己紹介タイムのおかげで,会場の雰囲気が和やかになった部分もあるのではないかと思います.
講演中でも,会場内から白川ハカセに向けて質問があがったり,机をかこんでの議論があったりと,もりメイト倶楽部Hiroshimaの方々の里山や山林への情熱を感じました.
白川ハカセの講演が終わった後は,広島市の職員による,広島市の自伐林業に対する取り組みと支援についての説明がありました.広島市は来年度から,自伐林業を支援する企画があるそうで,今年度から,人材を育成するなど準備を着々と進めているそうです.こちらにも,もりメイト倶楽部Hiroshimaの皆さんからかなり突っ込んだ質問や意見もあり,森林の保全や活用に対する真剣さが伝わってきました.
講演を聞いたあと,意見交換会としてこれからの課題や展望を各テーブルで話し合い,代表者による発表もあり,こちらも様々な意見や不安などが飛び交い,再び盛り上がりました.
講演会が終わった後に,懇親会にも参加しました.「若い人が動かんといけんよ!」「言うだけじゃダメだ.なんでもいいから,若い人たちに行動してほしい」といった声がかけられ,これからの心理にゃ里山の整備,そして活用法について,改めて色々と考えさせられた日となりました.
利き手の原田さんと、白川ハカセ。
まずは白川ハカセの「芸北せどやま再生事業」の講演です。
続いては広島市の職員による、これからの自伐林業への支援と取り組みについてのお話が。
広島市の山を荒山にしないため、どのような取り組みが必要なのか。
講演が終わったとには、机を囲んでの意見交換会。どのテーブルでも熱い議論が。
西中国山地自然史研究会の、理事長近藤さんによる、一言感想も。
本当にいろいろと、改めて考えさせられるきっかけとなりました。