西中国山地自然史研究会は、生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
9月25日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは K’z hair(芸北雄鹿原地域)の岡嵜賢二さんです。
岡嵜さんは理容店を営んでおり、独立して13年経つそうです。
在校生にも顔なじみなことから、笑みに包まれた雰囲気でスタートしました。
高校卒業後、専門学校に1年間通われ、国家試験をパスし、社会に出て30年以上理容師として働かれている岡嵜さんからは次のようなお話がありました。
・人対人の仕事は「理容の技術」や「接客術」はもちろん一番大切なのは「人を思いやる心」である
・自分も高校生の頃はわからなかったが、自分さえよければいいという気持ちではこの仕事はできない
・修業時代は自分の時間もなかったが、やりくりして夢も遊びも実現していた
・試験に落ちたり、失敗もたくさんしたが、恐れずにいろいろなことに挑戦してほしい
・モチベーションは「自分の店を持ちたい」との一心だった
・この仕事をしたい!こんな自分になりたい、という気持ちが一番
・理容や美容の世界は華やかに見えるが、実際はとても大変。華やかにみせることも仕事のひとつ
といった、実践者だからこその言葉の重みがあり、生徒たちも一生懸命聞き入っていました。
仕事に対して安定傾向がある近年ですが、岡嵜さんのお話にある「自分に技術を身につけ、独立する」といったガッツのあるお話は、生徒たちにとって刺激になったのではないでしょうか。
「理容師と美容師の違いは?」「なぜ芸北で店を持ちたかったのですか?」「どんな学生でしたか?」といった質問も多くありました。
進路や夢を追うヒントになるキャリア朝会になったと感じました。
次回のキャリア朝会は10月の予定です。