旅する料理人バーシーさん(椎葉康祐さん)をお迎えして、支所カフェを開店しました。聞き手は高原の自然館しらかわハカセです。
参加者は高校生をはじめ、島根県や滋賀県からもお越しいただき総勢20名です。
現在は千葉県いすみ市の地域おこし協力隊で活動中のバーシーさん。「ルワンダ料理×マクロビオテック×ビーガン×発酵食」というキーワードで紹介されました。どんな活動をされているのでしょう?
「好きなことを仕事にしている」との言葉と、スライドの写真を見ると、サーフィン・ルワンダのガイド・もったいなキッチンイベントでの料理人・農業・塾講師・シェアハウス運営などなど、「これほんとうに一人の活動?」と思うような幅広い活動に驚かされました。
「マクロビオテック」や「ビーガン」という聞いたことはあるけれど、よく知らない「食事法」も詳しく聞きました。
バーシーさんのお話によると、それぞれの食事法を広めることではなく、「土地でとれるもの、季節でとれるものを意識してほしい」ということでした。
独学で身につけた料理で、各地を飛び回り使われない食材の持ち寄りで「もったいないキッチン」を実践されているそうです。
一方で、アフリカのルワンダという国へのツアーも年に3回実施されているそうです。
会場にルワンダについて問いかけても、国の歴史や場所、文化など知っている人はごくわずかでした。
なじみがない国、そして知っていてもいいイメージがない国との認識からスタートしましたが、意外な情報がバーシーから4つの魅力として語られました。
「治安がいい、季候がいい、街がキレイ、人が優しい」とのことです。女性の議員数が世界一だったり、環境の面からビニール袋は禁止で紙袋が推奨されているそうです。
ツアーの様子もにぎやかで楽しそうでした。
ルワンダの人や暮らしを見て「お金で解決していないものをたくさんもっているからこそ生きる力がある」という気づきがあり、自然の循環を活かした暮らしを目指されています。
「遊びも仕事も一緒。分け隔てなく、いかに遊ぶことを仕事にするか。どうやったら仕事にできるかを考えるのが好き。そうしていると未来志向になる。そういう人が増えると、世の中が明るくなるんじゃないかな?」との考えから、まずは自分が実践されているそうです。
大きな挑戦をされているバーシーさんは、地域おこし協力隊は今年で終了し、個人として活動を続けられると聞きました。
ルワンダの魅力や、食への向き合い方を楽しく学べた支所カフェでした。