5月9日(水)に、芸北トレッキングガイドの研修として、「芸北ジュニアトレッキング授業」に参加したしたので報告します.講師は高原の自然館の学芸員、白川勝信講師です。
この授業は、ジュニアトレッキングガイドを目指す、芸北中学校1年生に向けて行われました.芸北中1年生は毎年、芸北小学校との合同遠足で、ジュニアトレッキングガイドとして、小学生に自然や生き物をガイドをするという取り組みを行っています。そのために、この日は白川学芸員が「ガイドとして大切なこと」「プロのガイドとはどのような人か?」という、中学生への問いかけに対し、実際に自分たちが思う「プロのガイド」を、話し合って、発表するという形式で進んでいきました。
「笑顔がある」「明るい人」「親しみやすい」「フレンドリー」「ものを知っている」「安全」など、たくさん、ガイドについての項目があがっていきます。
項目を出した後は、ガイドとして重要な3つのポイントである「意識」「知識」「技術」の3つのどれに分けることができるか?を考えていきました。
「笑顔はテクニック?それとも意識?」「どちらにも入るかも?」と考えながら、グループ分けされていきます。
「知識や技術を身につけるより、意識的に何かをするというのは、実は難しい」という白川学芸員の言葉に、教室全体がざわつきましたが、「知識や技術は、学べば誰にでもできること。しかし、意識はそうではない」と続けると、生徒たちには、「なるほど」という納得した雰囲気がひろがりました。
芸北トレッキングガイドの会は、ボランティア団体ではなく、お金を受け取り、芸北地域に来訪されたお客様に、満足度の高いガイドを目指して活動を行っています。
今回の授業を聞いて、「意識」「知識」「技術」をガイドが認識し、お客様が払ったお値段以上のものが備わっているか?と自分自身に問いかけ、欠けているものがあれば、学んでいこうと思いました。
この芸北中での授業は、プロガイドとしての心得や、あり方を再び見つめ直す、とてもいいきっかけとなりました。また、ジュニアガイドと触れ合うことで、将来のガイドの養成にも期待したいと思います。