【活動報告】エコ・カフェ@豊平

心地の良い天候に恵まれた12月18日(日)に、豊平中央公民館に38名の人が集まり、今年度第3回目のエコ・カフェが行われましたのでレポートします。
今回話してくれたのは、地元豊平の公民館を中心に活動されている、北広島町生物多様性審議会委員でもある入澤良枝さんと、豊平の今吉田地区にある、ろうきん森の学校を拠点に活動されている、NPO法人ひろしま自然学校の志賀誠治さんです。
入澤さんは絵手紙を始めとして、様々な教室を公民館で開いています。今回も、内容盛りだくさんの、楽しいお話をしてくれました。
絵手紙に関しての「下手でいい。下手がいい」という言葉にとても感銘を受けました。また、イモ判(野菜判)や葉っぱのコラージュなど、誰でも立派な絵手紙を描ける方法というのも教えてくれました。 「絵と文字があるのが絵手紙。文字でいくらでもフォローできる」という発言に「なるほど!」と会場内も納得。自分も絵手紙というものを描きたくなるような、内容でした。
エコ・カフェだから、と紹介してくれたのはダンボールコンポストです。みかんのダンボールのような、丈夫なダンボールがあれば誰でもできる、手軽な生ごみ処理機です。匂いは気にならないそうで、唯一注意をしないといけないのは、夏場の虫だそうです。しかしこれも、古いTシャツを利用したカバーで予防できるという話でした。我が家に畑があったらやってみようかなと思ってしましました。
他にも、エコな調理法、「無水鍋で作る鍋パン」や、自然と歴史を楽しむ「古道歩き」の話など、時間いっぱいにたくさんの話が聞けました。
二番手の志賀さんは、広島市在住ですが、豊平の山や廃校を活用して、子供向けの自然教育プログラムを展開している方です。
3つの基本方針に「森を育む」「人を育む」「森で遊ぶ」を掲げ、廃校を使用した「地球派塾」、ろうきんの森の「森の学校」で、14泊15日の子供キャンプや、動植物調査などを行っているそうです。また、子供向けのプログラムだけではなく、大人向けのプログラムや、森の手入れをする「平日作業隊」があります。「今までは外部からの受け入れだけで、内でしかやってこなかった。これからは豊平の中に入って、地域と一緒に活動していきたい」というった展望も聞かせてもらい、これを聞いた参加者の人たちの嬉しそうな顔が印象的でした。
資金面で中止になっていた、日本では広島だけで受講できるという海外発の子供向け環境プログラム、「アースキーパーズ」も再来年から復活させていくそうで、これからの豊平での活躍に注目です。
また、忘れ去られていく、文化のレッドデータも編集していきたいというお話で、こちらにも大変興味を持ちました。
最後は入澤さん、志賀さん、聞き手の近藤先生、教育委員会の新中さん4人の放談会で店じまい。
生物多様性について、かなり深い質問も出たりで、多種多様な人たちが参加してくれていたのだと、少し嬉しくなった、エコ・カフェでした。


世話人の足利さんの挨拶で、エコ・カフェ@豊平が開店です!


今回のお菓子は、野の花カフェさんの、パンプキンと紅茶のシフォンケーキ。


なんと紙皿にこんな可愛い小細工も!!


今回は「こども席」もご用意です。お隣のひょうたんランプはせどやまの曽根田さん作!


幼稚園児、小学生たちもしっかりと参加。


まずは入澤さんのお話。参加者の皆さん、真剣な眼差しで聞いています。


時には立ち上がっての熱弁も!会場は時折笑いもでて、すごくゆったりとした雰囲気でした。


入澤さんが被っているのは、「みどりのサンちゃん」。関わったミュージカルで実際に使われた小道具だそうですよ。


二番手の志賀さん登場。


話し手である志賀さんと、聞き手である近藤先生のやりとりも、エコ・カフェならではの醍醐味。


志賀さんには、これからの展望も熱く語っていただきました。


入澤さん、志賀さん、近藤先生、新中さんの放談会。会場からはするどい質問も。


最後に記念撮影で、エコ・カフェ@豊平は無事に閉店となりました♪