【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.30(2021.9.14)

西中国山地自然史研究会では、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度3回目の開催となった9月14日(火)のキャリア朝会について、報告します。
今回のセンパイは、道の駅豊平どんぐり村にある宿泊・温泉・食事処の「どんぐり荘」で働く尾首彬美(おくび あきみ)さんです。
豊平に移住して4年目の想いを語ってくださいました。
尾首さんは、人と話したり接客するのが好きだったので、ビジネスホテルの全国チェーン「東横イン」に就職し、フロント業務のエキスパートとして、ホテルの立ち上げスタッフの教育を担当し、全国を飛び回るバリバリのキャリアウーマンをされていました。
豊平には幼い頃からのたくさんの思い出があったので、おばあさんが亡くなり、家が空き家になることをきっかけに、移住を決意。実際に移住すると、やりたいこと、仕事、友達のいない中、いるだけで精一杯になりつつあった時、現在の職場、どんぐり村の社長が手を差し伸べてくれて、「どんぐり荘」に就職することになりました。
生活していくうちに、何もないと思っていた豊平に、たくさん人が来ているのを見て、外からの視点で豊平を見ると、たくさんのいいところを発見します。そば打ちの試験を受けたり、イノシシを捌いたり、田植えの手伝いをしたり、雪山にジャンプ台を作ったり、いろんなことができるようになり、日々楽しいことを探す毎日を過ごしているそうです。
伝えたいことは、「今を楽しむこと」。
当たり前の景色、人、場所と思っていて見過ごしがちですが、今しかない場所で、今しかできない時間を過ごしています。夢や職場を探そうとすると、外へ目が向くとは思うけれど、芸分で学ぶ今の自分にしかできないことをたくさん見つけてほしい。
そして、出て行ったとしても、いつか北広島町に帰ってきたら、一緒に楽しいことを探せる仲間になりましょう!!と、希望に満ちたあたたかいメッセージを届けてくれました。
(芸北分校魅力化コーディネーター 前田なっちぇ)