「活動報告」カテゴリーアーカイブ
【活動報告】 支所カフェVOL.14「スリランカ留学で得た素晴らしい体験」(2020/9/17)
西中国山地自然史研究会のカフェ事業の中では初!高校生スピーカーです。
「スリランカ留学で得た素晴らしい体験」と題して、芸北分校三年生植田ひよりさんにお話いただきました。
聞き手は高原の自然館 白川 勝信ハカセです。
芸北をはじめ、千代田、大朝など町内各地から18名の参加がありました。
最年少は小学1年生の女の子!
1年間のスリランカ留学ですが、「デング熱」や「コロナウイルス」の影響など「帰国か留学続行か」を迫られるピンチがなんども訪れ、家族や友達、ホストファミリーに幾度も支えられたそうです。
何よりも、ひよりさんの「諦めるわけにはいかない」という留学への強い意志が、1年間という長期の留学を実現したことがよくわかりました。
最初は「ニュージーランドに留学して福祉を通じて田舎と世界を結びたい」と考えていたそうですが、いろいろな事情でスリランカが留学先となりました。
友達ができるかな?英語が通じるかな?という悩みもありながらも最後には「学校が一番たのしい!」と思えるほどになるには、相当な努力があったことがうかがえます。
動画で披露があった「タレントショー」や「カンフー」など自分でできることを精一杯力を尽くし、ホストファミリーのこどもたちと仲良くなるなど、天性の明るさをフルに発揮してた様子もみえました。
スリランカの暮らしも紹介され、食べ物、風習などなじみがない国だけど、ひよりさんの体験を聞くと、とても親和性のある国に思えました。
「帰る場所があるからがんばれた」というひよりさんの言葉には会場にいる参加者全員胸があつくなりました。
今後はマレーシアの大学進学を考えているひよりさんですが、白川ハカセから「留学の経験をどんな人に伝えたいか?」と聞かれ、「自分も窮屈な思いをしていたから、中学生に伝えたい。学校のクラスルームが全部の世界だったのが、留学を通じて、全然違って広くて大きな視野を持てた。最初の挑戦する勇気があったら誰でもできるので、それを伝えたい」という真摯なメッセージに、これまた会場が胸熱な雰囲気に包まれました。
笑いのエッセンスも加えた素直な体験談は、これから様々なところで語られ、みなさんを魅了することでしょう。(実際会場からのオファーがありました!)
今回ひよりさんのお話をどこよりも早く聞けた参加者はとてもラッキーだったと思います。
ひよりさんが体験したことから感じた「同じところにいると同じものしか見えない。
変化が見るためにも外からの視点が必要」というとても重要なメッセージが伝わることと、ひよ
りさんのこれからの活躍を祈念します。
【活動報告】インターンシップ受け入れ(2020.9.9)
北広島町豊平にあるひろしま自然学校からインターン生が来て下さいました。
今年度ひろしま自然学校に就職された山中さん。大学生の時から、いきものの調査やこどもとの自然活動の場での経験が多く、しっかりした印象です。
今回、西中国山地自然史研究会では次のようなプログラムで受け入れを行いました。
・西中国山地自然史研究会の活動(職員や会員、予算や雇用について)
・NPOと自己、NPOと社会、自分と社会、そして未来
・NPOの運営(予算やファンドレイジング、認定NPO)
・これから
合間には芸北分校の授業にも参加してもらい、2,3年生が行うみのり学習の発表のミニ講評もお願いしました。
レポートも短時間で素早くまとめる力もあり、「NPOでの資金の流れや寄付者についての知識が増えたので活かしたい」という感想を最後にいただきました。
同じ北広島町の環境や自然、教育に関わるNPO法人として心強い仲間を得たインターンシップの受け入れとなりました。
インターンシップの受け入れを通じて、私たちスタッフも多くの学びや気づきがあります。
これからも機会があれば受け入れを継続したいと思います。
【おしらせ】2019年度の事業報告書等について(2020.9.7)
特定非営利活動法人西中国山地自然史研究会のH31(2019年)事業報告書等が、広島県ホームページに掲載されました。
【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.19(2020.6.16)
西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度初めての開催となった6月16日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは アンデルセン芸北100年農場の研修生前田菜々子さんです。
前田さんは東京都出身で、日本大学商学部卒業され、マーメードベーカリーパートナーズの所属で、現在は北広島町西八幡原にあるアンデルセン芸北100年農場の16期生としてパン作りや農業の研修をされています。
生まれてから大学卒業までずっと東京で暮らしていた前田さんにとって、芸北での日々は自然に囲まれ、パンや農業の技術を学べる環境で充実していることを話す中で、「自分の軸をもってほしい」とのメッセージを伝えてくれました。
前田さんは「海外と関わることがしたい」とうことを軸に考え「旅行が好きなので観光の分野を学び外資系のホテルで働きたい」と目標を決め、専門知識はもとより広い視点での学問を求め大学の進学を決め、大学ではツーリズムや経営を学び、同時に様々なアルバイトも体験されたそうです。
「海外と日本の文化でいいところをあわせてよりよい社会をつくる」ところに惹かれ
マーメードベーカリーパートナーズに入社した経緯のお話もありました。
東京にいたらできないことを芸北で体験している前田さんの座右の銘は「為せば成る」との紹介があり、高校生への力強いメッセージを添えて閉会しました。
24歳という若さあふれる前田さんからのお話は、地域外から芸北に来た生徒や、進路に迷う生徒にも大きく響いたのではないでしょうか。
「海外のいいものを日本へ、日本のいいものを海外へ」という方法で自己実現を目指す前田さんのこれからの活躍も祈念したいと思います。