西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度7回目開催となった1月26日(火)のキャリア朝礼に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは八幡出身で美和在住の池田千恵美さんです。
芸北分校の卒業生でもある池田さんは、急なお願いにも関わらず、とてもユニークなキャリアのロードマップを資料として準備してくださいました。
それをみながら、その背景にある想いや、時々の決断に関わるメッセージを伝えていただきました。
芸北分校で生徒会長を務めたエピソード、銀行での1円の処理作業に困ったこと、会社員を経験したからこそ身についた技術など、経験に基づいているメッセージが強く伝わってきました。
・「どうせ」ではなく「せっかく」芸分に来たんだから「せっかく」と言う言葉で過ごしなさいという印象に残った芸北分校入学時の祝辞(のちほど聞くところによると当時教育長であった水野尚志氏の祝辞だったそう)
・みなさんの背中には、自由な羽がある。軌道修正しながらトライしてほしい
・背中を押してくれる仲間がいることが力になっている
・高校2年生の時に出会ったことば「夢を夢のままにせず、その夢に向かって努力する事が生きる事だ!」 を大切にしている
印刷会社、大手銀行というキャリアを経て、現在は畑生活(農業)をしている池田さん。オンラインでデザインの勉強もこなしながら、3つのアルバイトもかけもちしながら、「楽しいなって思いながら過ごす人生」を過ごされています。すごい!
カラフルな自作のジャム(商品です)も見せてくださいました。
生徒からは、「マイナス面の意見を言う仲間がいたらどう接するか」「自分も将来果樹園で働いきたいと考えているが、池田さんはどんな果樹を栽培しているのか」という2つの質問が出ました。
「仲間から言葉を引き出し深いところまで聞くことを大切にしている」「新しい果樹にも挑戦していているところ。DOHOスタイルという農業の技術も学んでいる」という回答がありました。
自分の流儀を持ちながらも、仲間や家族を大切にしている池田さんの畑づくりや商品にとても興味がわきました。
畑の見学はウエルカムだそうです。
池田さんの活動や商品についてはこちらから
屋号: Monpe du Rita
※ジャムやピクルス、絶品です。
NPO法人西中国山地自然史研究会は、今年度もキャリア朝礼に関わらせていただきました。次年度も!というお声がけを担当の先生からいただきましたので、引き続きコーディネートしていければと思います。ご協力くださったみなさん、本当にありがとうございました。