【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.22(2020.9.29)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度4回目開催となった9月29日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。

今回のセンパイは「林業舎 雨と森」の後藤智博さんです。
後藤さんは広島市出身で、愛媛大学法文学部で考古学を専攻されていたそうです。

卒業後、広島市内の広告代理店に就職し、在職中に出会った沖縄⺠謡を通じて、沖縄の文化・風土に興味を持つところから、自然と共に生きることに憧れ、その後の人生に影響を大きく与えたそうです。
後藤さんは「頭を使う仕事から、大地に根ざした仕事を身体を使ってやりたい」と思い、農業を仕事にした時期を経て、広島県林業支援講習をみつけ直感で「これだ!」と決断し、受講後は廿日市市吉和・安田林業で山仕事に就きます。
アーボリカルチャー技術(樹木栽培、木材生産業、公園の設計等を含む樹木管理、治療行為などを
一体的に表す技術)や樹木医の資格取得を経て、現在は「林業舎雨と森」の共同代表として、日々広島県の山林で施行をされています。
キャリア朝会では今のところ一番年上のセンパイだけあって、これまでの経験談が豊富!「広告代理店から林業と職種も転職が多かったが、自分の根底にあるのは自然や森が好きという気持ち。好きが人を豊かにしてくれる」というメッセージをいただきました。
9月から芸北に一軒家を借り、広島市内との二拠点居住を始めた後藤さん。
「芸北は広島県の中でも植生が違って、僕の大好きな落葉広葉樹が多くあります。秋には周りの景色をみてくださいね」という言葉も印象的でした。