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【イベント報告】可愛川の水生生物観察会

  • 開催日時:2012年8月5日(日) 13:00
  • 講師:内藤順一

 雲のおかげで日差しの弱まったお天気の中,25名の方が集まりました.まず千代田中央公民館で今回の講師である内藤先生の講義を聞きます.講義では可愛川に生息するオオサンショウウオを中心に,小型のサンショウウオの事も学びました.その中でサンショウウオの仲間は日本固有の種がたくさんあり,そのどれもが準絶滅危惧種などの貴重な生物である事を学びました.また,江戸時代末期の頃から海外では自国に持ち帰り,研究するほど貴重な存在であるという認識があったことには驚きました.生態や歴史を学んだ後は,実際に行われている調査がどのような方法であるかを聞きます.オオサンショウウオの生息を確認するマイクロチップの有無,全長や体重,胃の内容物にどんな物があるのかを調べるそうですが,胃の内容物を調べると,餌となる魚や虫だけでなく,白菜をほぼ丸ごと食べていたり,自らの脱皮片すら食べていたりと,すごい食欲に皆さん驚かれていました.
 講義終了後は観察場所である可愛川へ移動します.川の水は程よい冷たさでしたが,足を滑らせないように気をつけながら移動します.巣穴になりそうな場所を調べると,オオサンショウウオがいました!観察のために岸へ移動させます.同じ場所から7匹見つけることができました.発見した参加者は皆ほこらしそうな表情でした.オオサンショウウオ以外にも,イトモロコやムギツク,ヨシの中にはツチガエル,トノサマガエルがました.他にも,小さなサカマキガイやチチブ,スジエビなど.川に生息する生き物も確認できました.岸に戻ると,オオサンショウウオの目や鼻,足などを観察します.正面から見るオオサンショウウオの顔は迫力があり,時折口を開けて,少し暴れる様子には子どもも大人も少し驚いていました.
 最後に小さい個体にマイクロチップがついているかを確認します.今回は2匹のうち1匹が新たに発見された個体のようで,新しくマイクロチップを注射器で体に埋め込んだあと,オオサンショウウオを元の場所に戻しました.貴重な生きものだけでなく.身近にいる生きものも間近に見ることができて,思い出に残る有意義な観察会となりました.[はたもとやすひこ]
 ※写真記録や現地の観察を,奥山秀輝さんにお手伝いいただきました.ありがとうございました.

みなさんの印象に残った物

「実際にサンショウウオが見れたこと(4)」「今年もサンショウウオに会えて感動.初め見つからず,心配しました」「オオサンショウウオの大きさ」「最初なかなかみつからなかったが,オオサンショウウオが7匹も見つかってよかった」「オオサンショウウオを見たこと」「水温が高かったこと.一昨年と比べて,個体数が少なかったかな?」「オオサンショウウオの生息場所を見られたこと」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「とても感動しました」「人間の2億3億年前より生きているオオサンショウウオ.絶滅を心配されるが人間の方が先かも!!...??」「子どもの頃はよく見ていたのでなつかしかったです」「なかなかみれないものを近くで見たりでき,とてもよかった.説明もわかりやすかったです」「オオサンショウウオが大きかった」「オオサンショウウオのにおいをかげて勉強になりました.手がとてもかわいかった」「オオサンショウウオがとてもかわいかった.(2)」「オオサンショウウオ以外の生きものも,たくさん調べたかった」「最初はなかなか見つからなかったけど,たくさん捕まえられてよかった」「大変楽しかった」

写真

まずは座学でサンショウウオの生態を学んだ.
まずは座学でサンショウウオの生態を学んだ.足を滑らせて転ばないように気をつけて.さぁ,探索開始!
足を滑らせて転ばないように気をつけて.さぁ,探索開始!ヨシの茂みに巣穴がないか探してみる.
ヨシの茂みに巣穴がないか探してみる.この日は大小あわせて7匹のオオサンショウウオを発見した.
この日は大小あわせて7匹のオオサンショウウオを発見した.小さなサカマキガイがいた.
小さなサカマキガイがいた.初めて見るオオサンショウウオをおそるおそる覗き込む.
初めて見るオオサンショウウオをおそるおそる覗き込む.オオサンショウウオの顔を正面から見る.大きな口が印象的.
オオサンショウウオの顔を正面から見る.大きな口が印象的.オオサンショウウオの上半身.顔は恐いけど,赤ちゃんの手のような前足はちょっとかわいい。
オオサンショウウオの上半身.顔は恐いけど,赤ちゃんの手のような前足はちょっとかわいい。大人も実物のオオサンショウウオを見てビックリ
大人も実物のオオサンショウウオを見てビックリマイクロチップの実物はとても小さい.
マイクロチップの実物はとても小さい.機械を使ってマイクロチップの有無を確認.新しい個体かな?
機械を使ってマイクロチップの有無を確認.新しい個体かな?調査が終わったら元の場所に返し,観察会は終了.
調査が終わったら元の場所に返し,観察会は終了.

【イベント報告】夏休み親子観察会 −水辺の生きものを観察しよう!−

  • 開催日時:2012年7月22日(日) 9:30
  • 講師:内藤順一・佐久間智子

 夏休みが始まり,すっきりとした快晴のなか親子合わせて24人が自然館前に集合しました.
 最初の会のあと今回の観察場所である霧ヶ谷湿原に向かいます.湿原に到着すると.講師である内藤先生と佐久間先生から.今回の調査について「水の中にはどのような生きものがいて,どんなふうにくらしているのかを自分たちで実際に探して,図鑑で見たり,質問したりして調べてみましょう」というお話がありました.
 そのあと.4班にわかれてそれぞれ上流,下流の調査を開始しました.最初は堰を降りて下流に向かいました.班それぞれにバケツを持って,2カ所で調査を開始します.水の冷たさに少し驚きつつも,一人が網を持ち,もう一人が近くの石をめくり上げては,洗い流すように石についた付着物を網に落としていきます.それを何度か繰り返していくと,バケツの中には砂や泥に混じって色々なものが動いています.
 ある程度時間が経った所で上流と場所を交代します.上流は下流に比べて.流れが急の場所もあれば.水の流れがほとんど止まったように感じる場所もあり.下流とはまた違った生物に出会えそうに感じました.ここでもそれぞれの班が2カ所の調査を行いました.
 川から上がり,4班全員が合流すると,バケツの中身をバットに出して.同じ種類は一緒の容器に,違う物は新しい容器へと見つけた生物を分けていきます.タカハヤに気を取られ,バケツの中に他の生物がいるのか分からないと言っていた班の子ども達も,じっくり探すと色々な生物を見つけることができました.容器に分けるのが終わると,内藤先生が1種類ごとに解説してくださいます.様々なヤゴやヘビトンボの幼虫,姿のよく似たカゲロウやトビゲラの見分け方などです.中でも普段見つけることが難しい.ボルボックスの発見には皆さん驚いていました.これは群体とよばれる生態を持つそうです.
 最後に今日一番印象に残ったいきものの絵を紙コップに描きました.そのコップを使って佐久間先生が川の生態系を表したタワーを作りました.「生物は他の様々な生物とつながっており.環境が崩れれば生態系も崩れてしまう」という事を分かりやすく解説してもらい,自然の大切さを学びました.
 自分で探すことで興味をより持てたり,どういった場所にどんな生物が生きているのかを自分の目で見ることができて有意義な親子観察会となりました.

みなさんの印象に残った物

「自然の美しさ」「いっきに魚を8ぴきとれたこと」「ヘビトンボをみたこと(2)」「魚などをとった時」「川に入って色々な生物を捕まえて,観察したこと(2)」「川でカニをとれたこと(4)」「水がきれいだったこと」「ボルボックスを見たこと(2)」「川の水が冷たくてびっくりしました.上流,下流で生き物が違うことも勉強になりました」「川にこんなにたくさんの生き物がいるというのがすごかったです(2)」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「普段目にしない水の中の小さな生き物に注目できて良かったです」「楽しく,いろいろ学ぶことができました」「川にはいっていろいろな生物をとれたから,楽しかったです(4)」「とりのこえがきれいでした」「いろんな生きものがいてすごかった」「親の方が勉強になりました(生きものの名前をほとんど知らなかったので)」「図かんを見ながら説明してくれたので分かりやすい(2)」「ふだんはしないことができてよかったです.家でも水の中の虫や魚等をとってかん察したいです」「なかなかこういうきかいはないので,とてもよかったです」「楽しかった(4)」

写真

冷たい水もなんのその.突き進んでいく男子たち.
冷たい水もなんのその.突き進んでいく男子たち.網を立てて,足下に気をつけながら,二人で協力して川下の石を動かして探索中.
網を立てて,足下に気をつけながら,二人で協力して川下の石を動かして探索中.石の裏をそろりとめくる.
石の裏をそろりとめくる.石の裏にいたヤゴ.トンボの種類はあとで先生に聞いてみよう!
石の裏にいたヤゴ.トンボの種類はあとで先生に聞いてみよう!網の中になにかいる!どんな生きものかな?
網の中になにかいる!どんな生きものかな?サワガニを発見!上流では多く発見.
サワガニを発見!上流では多く発見.みんなで生きものを分けていくよ.どんな生きものがどれだけいるかな?
みんなで生きものを分けていくよ.どんな生きものがどれだけいるかな?小さい生きものも見逃さないように,みんな真剣に探している.
小さい生きものも見逃さないように,みんな真剣に探している.虫めがねを使うのは楽しいなぁ.
虫めがねを使うのは楽しいなぁ.生きものの特長や生息地を,内藤先生が図鑑を使って教えてくれたよ!
生きものの特長や生息地を,内藤先生が図鑑を使って教えてくれたよ!佐久間先生の解説中.
佐久間先生の解説中.子どもだけではなく,大人も初めて見る生きものに興味津々.
子どもだけではなく,大人も初めて見る生きものに興味津々.調査して,印象に残った生きものを紙コップに描く.何を描こうか思案.
調査して,印象に残った生きものを紙コップに描く.何を描こうか思案.生きものを描いた紙コップでできたピラミッド.いったい何が始まるのかな?
生きものを描いた紙コップでできたピラミッド.いったい何が始まるのかな?ピラミッドを川の生態系に見立てて,佐久間先生が一つ一つの生きものが大事だということを教えてくれた.
ピラミッドを川の生態系に見立てて,佐久間先生が一つ一つの生きものが大事だということを教えてくれた.観察会が終わっても子どもたちみんな,まだまだ元気.
観察会が終わっても子どもたちみんな,まだまだ元気.

【イベント報告】霧ヶ谷湿原 夏のいきもの観察会

  • 開催日時:2012年7月8日(日) 9:30
  • 講師:大竹邦暁・松田賢・和田秀次

 毎回いろいろな発見がある霧ヶ谷湿原のいきもの観察会です.今回は植物担当の和田先生・大竹先生,昆虫担当の松田先生が講師陣です.加えて参加者に,鳥の専門家である上野先生・魚類両生類の専門家内藤先生であるもそろい,とても心強いメンバーで出発しました.
 湿原に着くまでにもさまざまないきものに出会いました.日本の中で繁殖地はこの八幡高原だけ!というミヤマホオジロの姿と鳴き声をキャッチ!比較的近くの木のてっぺんで堂々とした鳴き声を披露してくれ,みなさんカメラを向けたり,双眼鏡で覗き込んでいました.
 さらに進み,このあたりはヘビが多いところ・・という場所があります.参加者みんなで目を凝らして草むらをみてみると,じっとしているまだら模様のニホンマムシが見つかりました.危険な動物に対してただ闇雲に怖がるだけではなく,どんなところにおり,どんな姿をしているかということをきちんと知っておく必要があると思いました.
 霧ヶ谷湿原に着いてからも観察が続きます.
 この日はトンボもたくさん飛んでおり,アサヒナカワトンボ・グンバイトンボ・シオヤトンボ・ヒロシマサナエなど8種類確認され,中でもヒロシマサナエの見分け方を松田先生にじっくり解説していただきました.
 アブとハチの違いは「羽の枚数の違い」に加え,「口の構造の違い」も教えていただき,新たな発見がありました.
 植物ではクサレダマ,ノハナショウブ,ハンカイソウ,など湿地に生育する植物が花を咲かせていました.ミズチドリや サワヒヨドリ,オカトラノオはつぼみだったり,まだ咲き始めであったので,これから咲く姿が楽しみだなぁと期待を持ちました.
 霧ヶ谷湿原では和田先生より自然再生事業の概要や現状を聞きました.途中に立てられている解説板には霧ヶ谷湿原で見ることのできるいきものの写真が掲載されており,「今日はこれをみたね〜」「こんな花も咲くんだね〜」と参加者同士で会話が盛り上がっていました.
 一回りして,とても午前中だけでは時間が足りませんでしたが,お昼もすぎたので駆け足で帰り道を急ぎました.
 帰り際,ふわりと舞っていたアサギマダラの姿を見れたのは幸運でした.
 最後に印象に残ったものを一人ずつ発表して解散となりました.私自身は,ヒロシマサナエの見分けるポイントが“胸縫線を見る”と教わったこと,淡い黄色の花がかわいらしかったクサレダマが大変印象に残りました.秋のいきもの観察会も楽しみです![こうのやよい]

みなさんの印象に残った物

「ヒヨドリバナとサワヒヨドリの違いがわかった」「ミズイロオナガシジミを見れた,きれいだった」「マムシを見たことです」「ミズイロオナガシジミ,アサヒナトンボとミヤマカワトンボ」「オニヤンマを見たこと,その他いろいろなトンボが見れたこと.」「ミヤマホオジロ」「初夏の空気の中に息づく植物,鳥,昆虫の息」「ヒロシマサナエ,ラクダムシ」「ラクダムシ,ミヤマホオジロ」「ウラギンヒョウモン」「ラクダムシ」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「一般の人の参加をもっと多くしたいですね」「植物,昆虫,両生類を幅広く教わった」「色々な植物やこん虫が観察できてよかったです.」「丁ねいなせつめいありがとうございます」「鳥も植物も色々見れて充実してました」「講師陣が豪華で楽しかった」「芸北へ来るといつも自然を借りて生きているのだなあと思います.湿原の保護活動をしている皆さんの努力に拍手を送ります」「皆さんの話がとてもマニアックで,ためになりました」「たくさんの昆虫が見れてよかった」「数年ぶりに来て再生事業がすすんでいるようでたのもしく思えた」「参加者の方もいろいろくわしくて楽しかったです」

写真

今回新たに講師をしてくださる松田先生.昆虫だけではなくたくさんのことをご存知.
今回新たに講師をしてくださる松田先生.昆虫だけではなくたくさんのことをご存知.出発してすぐ!ミヤマホオジロの姿をキャッチ!かわりばんこに覗き込む.
出発してすぐ!ミヤマホオジロの姿をキャッチ!かわりばんこに覗き込む.クマイチゴの実.地元では炭窯のあったあとによく見かけるので「カマイチゴ」ともいうらしい.
クマイチゴの実.地元では炭窯のあったあとによく見かけるので「カマイチゴ」ともいうらしい.カワトンボにもいろいろ種類があり,これは「アサヒナカワトンボ」.
カワトンボにもいろいろ種類があり,これは「アサヒナカワトンボ」.数日前の大雨と風で水がでた様子がわかった.
数日前の大雨と風で水がでた様子がわかった.初夏の彩りクサレダマ.
初夏の彩りクサレダマ.内藤先生にカスミサンショウウオの幼生を見せていただいた.
内藤先生にカスミサンショウウオの幼生を見せていただいた.ハンカイソウにとまるクロアゲハ.色のコントラストが美しい!
ハンカイソウにとまるクロアゲハ.色のコントラストが美しい!まだまだ寄り道中.
まだまだ寄り道中.高原の自然館の前で最後のまとめ.充実した観察会でした!
高原の自然館の前で最後のまとめ.充実した観察会でした!

【イベント報告】霧ヶ谷湿原 秋のいきもの観察会

  • 開催日時:2011年9月17日(土) 9:30
  • 講師:岩見潤治・大竹邦暁・和田秀次

 台風の接近で,天候の心配はありましたが,霧雨が少しある程度でときどき晴れ間も見られる中,高原の自然館に27名が集まりました.今回の講師は,岩見先生,大竹先生,和田先生です.今回の観察会は,八幡湿原のひとつでもある,霧ヶ谷湿原における自然再生事業の仕組みとその後の変化の観察です.
 歩き始めてすぐ,八幡の代表的な木であり,赤い実をつけるカンボク,かわいらしい花を咲かすアケボノソウ,別名,ジイソブとも呼ばれ,「じいさんのそばかす」で盛り上がった,ツルニンジンなど,湿原の外側からもたくさんの生き物を見つけました.
 霧ヶ谷湿原に入ってすぐはうっそうとした場所が続きます.ここは再生事業が行われる前からあったヤブだそうです.その中で,ハート模様を身にまとったカメムシや,長旅をしてきたアサギマダラなど,はじめましての仲間たちにもたくさん出会いました.
 木道があらわれると景色ががらりと変わります.アブラガヤやオタカラコウ,ツリフネソウ,キセルアザミなど,湿原生植物がたくさん観られるようになります.途中,参加者から,「湿原を再生する意味はあるのか?」という質問があり,その答えとして,和田先生は,「地球の生物が減少している.その原因は様々であるが,原生の自然が壊れていることは確か.湿原も同様で,生物の減少を防ぐためにも,湿原を再生させたほうがよい.」ということをおっしゃっておられました.学芸員の白川さんも,「森は多くあり,森に生きる生物は森に帰ることができるため増えている.一方,湿原は減少していて,湿原特有の生物たちはどんどん減っている.また,湿原再生は,その周辺地域の洪水を防ぐことに大いに役立つ.湿原再生は保全だけでなく,防災,今回のようなレクリエーションなどの多面的価値を生み出す.」ということを語られていました.
 帰りはアスファルトの車道の上を歩いて帰りました.普段ならただ歩くだけの道も,たくさんのことを知ってから見ると,がらっと景色の印象が変わりました.見たり触ったり匂ったり,感じながら「知る」って大事だと,わかってはいたものの,今回の観察会で改めてその大切さを知ることができました.
 今回の観察会ではいきものだけでなく,湿原における河川改修,導水路,観察路,伐採,側溝改良の5つの事業が実施された様子を見ました.その中で,植物を移動させるのではなく,環境を整え,あとは自然に生えてくるのを待つだけ,というこの再生事業の特色を実際に見て体感しました.同じ湿原でも,場所によって生息する植物が違ったりして,様々な湿原の様子を感じたのですが,この様子も年々変わっていくそうです.ここには書ききれないほどの魅力が八幡の自然にはあふれていて,まだまだ知りたいことばかりです.これからももっと感じ,知り続けていきたいと思います.[しんばらゆき]

みなさんの印象に残った物

「カンボクの実,カマキリのセンチュウ」「エゴネコアシアブラムシ」「つりふね草を触ったら中から種がはじけてびっくりしたのが印象に残っています.」「初めて出会った草花,水中生物,トンボ」「講師の先生方の誠実な説明が心に残りました.ありがとうございました.」「ツリフネ草の実がさわるとはじけること」「湿原の再生が皆さんの多くの知恵の結集で成功していてとてもうれしく思う」「霧の中での植物の観察」「湿原再生事業について」「湿原を再生したということ.」「ツリフネソウの種がはじけて飛ぶことを知った」「あけぼの草が多く自生している事」「ムカシトンボの幼虫とマアザミ,アケボノソウが一番いい時だった.」「山の天気は変わりやすい」「花がたくさんあってうれしかったです.今後もう少し勉強して,又参加したいです.」「カンボクの実が大変きれいでした.」「湿原の再生が,うまくいっている事」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「動物,昆虫が少なかったので少し残念.次回に」「生き物のこと,再生事業のこと,いろいろ聞けてよかったです.」「植物や動物,花の全てに名前があって,そういう形になった理由もあって,”ふつうのカマキリ”,”ただの草”,”ただの咲いてる花”から見る目が変わりました!!奥が深〜〜いと思いましたー!」「年に何度か訪れていますが,湿原再生の意義について学ぶことができました.水中生物,植物などで新たな知識を得て,次回の散策が楽しみです.視野が広まりとても充実した一日となりました.」「今まで知らなかった植物や生き物の名前がわかり,目の前でその名を呼びながら観察できたのがすばらしかったです.」「ムードがとても良かった.」「先生の説明がとてもわかりやすくてよかったです.」「勉強になりました」「わかりやすい説明で楽しかったです.」「初秋の湿原を楽しく歩けました.」「地元にいながら知らない事が理解できて良かった.」「動植物との関係が一度に見れてよかった」「いろいろ勉強になりました.」「おもしろかった」「今後もう少し勉強して,又参加したいです.」「今日は霧雨の中,霧ヶ谷湿原を歩いてみて3年前,2年前,1年前と変化があって良かったです.湿原性の植物も沢山見られて良かったです.」

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高原の自然館で,八幡湿原全般の話を聞いてから出発.
高原の自然館で,八幡湿原全般の話を聞いてから出発.ツルニンジンの解説をする大竹先生.
ツルニンジンの解説をする大竹先生.霧ヶ谷湿原の入口で,アサギマダラに出会った.
霧ヶ谷湿原の入口で,アサギマダラに出会った.霧ヶ谷湿原には,タムラソウ,アブラガヤなど,湿った場所を好む花が咲いていた.
霧ヶ谷湿原には,タムラソウ,アブラガヤなど,湿った場所を好む花が咲いていた.水生昆虫の説明をする岩見先生.川底をガサガサと探ってみると...
水生昆虫の説明をする岩見先生.川底をガサガサと探ってみると...ムカシトンボのヤゴ.小さい.
ムカシトンボのヤゴ.小さい.ママと参加のチビッコも,霧ヶ谷でくつろぎ中.
ママと参加のチビッコも,霧ヶ谷でくつろぎ中.河川での工法について説明する和田先生.もとは三面張りコンクリートの水路だったが,側壁を壊し,石が置かれた.
河川での工法について説明する和田先生.もとは三面張りコンクリートの水路だったが,側壁を壊し,石が置かれた.

【イベント報告】可愛川の水生生物観察会

  • 開催日時:2011年8月7日(日) 13:00
  • 講師:内藤順一

 主にオオサンショウウオの観察と調査をする可愛川の観察会に11名の方千代田公民館へ集合しました.講師は内藤先生です.最初に同館内でオオサンショウウオについての話がありました.オオサンショウウオは世界最大の両生類で大きさは150cmを超える個体もいることや,目の前で動いているものは何でも口に入れるので,様々なものが胃袋から出てくること.生息域は西日本に集中しており,岐阜県より東にはいないことなどを教えていただきました.
 話を終えた後は,車で観察場所まで移動しました,車から降りて川の横を歩いていると,内藤先生が「あそこにおるよ」と声をかけられました.その先には,堤の端に出てきているオオサンショウウオの姿が見られました.「遡上しようとする魚が,堤に沿って横へと移動する.あそこにいればその魚を楽に捕食できる」と解説されました.川に入り,まずは上から見たオオサンショウウオの所へと向かいました.2mほどまで接近しても逃げるそぶりを見せませんでした.「これくらいまで成長すると,この付近では生態系の頂点になる.敵がいないからあまり隠れたり逃げたりしなくなる」と話されました.
 その後,5匹を捕獲して,それらの個体の調査を始めました.捕獲した個体に,それぞれ違う番号をもつマイクロチップを注射器で身体に埋め込んで放し,次の調査の時に身体を調べて,マイクロチップをつけていない個体には新たに埋め込んでいく,という方法でこの周辺の個体数を数えていきます.この方法で,現在100匹を超える個体がこの流域に生息していることが判明しています.今回の調査では5匹のうち4匹が新たに発見された個体だということが分かりました.「たくさん生息しているようにみえるが,幼体は確認されていない.今いる成体がいなくなると,ここでオオサンショウウオ見ることは出来なくなるだろう」と,繁殖場所がないことに危機感をもたなければいけないことを教えていただきました.また調査中に,イトモロコ,ギギ,カワヨシノボリなどの魚や,スジエビなども見つけることができました.
 生息しているからと安心するのではなく,繁殖場所の確保や,遡上するための道の設置など,生物がきちんとしたサイクルを送れるようにすることが重要だと感じた観察会になりました.[ありみつまさかず]※観察会での採集は,広島県及び北広島町から許可を得て行っています.
みなさんの印象に残った物

「はじめてオオサンショウウオをみたこと」「オオサンショウウオの生態」「オオサンショウウオの大きさ」「自然に生きるオオサンショウウオが見ることができたこと」「太古の生物はすごい.河川で大きさと古さで食物連鎖の大玉です」「オオサンショウウオのにおい」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「魚を捕まえられてうれしかった」「(毎年の調査により)人になれたオオサンショウウオはおとなしく,触れることもできる観察会でした.」「初めてオオサンショウウオを見て身近に感じた.」「身近な自然に触れることができてよかった.」「川の流れは変わらないように見えるが水質はどうなのか考えさせられた」「身近にオオサンショウウオがいることがわかったこと」

写真

公民館内でお話を聴く.写真は北広島町内での生息域について.
公民館内でお話を聴く.写真は北広島町内での生息域について.堤の端に出ていたオオサンショウウオ.息継ぎのために水面から鼻先を出している.
堤の端に出ていたオオサンショウウオ.息継ぎのために水面から鼻先を出している.調査中に見つけた魚をみる.魚だけではなくエビも見つかった.
調査中に見つけた魚をみる.魚だけではなくエビも見つかった.川のほとりでの解説.実物を見ながらなので,自然と熱が入る.
川のほとりでの解説.実物を見ながらなので,自然と熱が入る.脱皮中の個体の前足.薄く透明な皮が,指先についている.
脱皮中の個体の前足.薄く透明な皮が,指先についている.個体識別のために埋め込んだマイクロチップを探す.見つからなければ未発見の個体として,新たにチップを埋め込んでいく.
個体識別のために埋め込んだマイクロチップを探す.見つからなければ未発見の個体として,新たにチップを埋め込んでいく.調査を終えて元の場所へと放しに行く.
調査を終えて元の場所へと放しに行く.DSCN3718
DSCN3718