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【イベント案内】ブッポウソウの観察会

ブッポウソウの観察会

  • 開催日時:2015年7月12日(日) 9:30
  • 集合場所:芸北文化ホール
  • 講師:上野吉雄・松田賢
  • 準備:基本セット、双眼鏡
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

育雛期のブッポウソウの観察会です.室内でブッポウソウについて座学を行った後,巣箱を設置してある場所へ移動します.巣箱の中の雛に親鳥が餌を運ぶ様子や,特徴的なくちばしの色などを,見守りながら観察しましょう.

⇒お申し込みはこちらから

【イベント案内】ブッポウソウの観察会

  • 開催日時:2014年7月13日(日) 9:30
  • 集合場所:芸北文化ホール
  • 講師:上野吉雄・松田賢
  • 準備:基本セット,双眼鏡,あればフィールドスコープ
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

育雛期のブッポウソウの観察会です.室内でブッポウソウについて座学を行った後,巣箱を設置してある場所へ移動します.巣箱の中の雛に親鳥が餌を運ぶ様子や,特徴的なくちばしの色などを,見守りながら観察しましょう.

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【イベント報告】ブッポウソウの観察会

  • 開催日時:2013年7月15日(月) 9:30
  • 講師:上野吉雄・松田賢

芸北ではもうお馴染みになった夏鳥,ブッポウソウの観察会を行いました.呉,浜田,萩など遠くからも参加いただき,24人と大勢での観察会になりました.
フィールドに出る前に,二人の先生からブッポウソウについての講義を受けました.上野先生は,主に繁殖や育雛に関わる行動について,松田先生はブッポウソウの食性についてのお話しでした.西日本のブッポウソウは,木の電柱に巣をつくる習性を獲得したものの,電柱がコンクリートに変わっていったために巣を作ることができなくなったそうです.越冬地である東南アジアの森林が開発されて,環境が変わったことも減少の要因として考えられるそうです.こうした中,広島県では巣箱の設置によって繁殖を助ける活動が成功し,全国的に見ても有数の繁殖地になっているそうです.
室内でのレクチャーをしっかり聞いてから,巣箱を設置している場所を2箇所,見学しました.いずれの場所も,巣箱での育雛が確認されている場所です.1箇所目は駐車場の中に設置された巣箱です.親を刺激しないように,広い駐車場の端で見学しましたが,なかなか親が現れません.やはり,大勢の人を警戒しているようです.ほどほどで諦めて,次のポイントに向かいました.事務局が最後に出発したのですが,みんなが居なくなるとすぐに,親鳥が帰ってきました.やはり,警戒して待っていたようです.
2箇所目は,観察場所と巣箱の間に水田があり,かなり距離がある場所です.ここでは,巣箱の周りにも,そして反対側の山にも,ブッポウソウの姿を見付けることができました.参加者からは,濃紺の体と真っ赤なくちばしを見て「きれい!」と感激の声が上がっていました.しばらく観察していると,巣箱に餌を運ぶ行動を2回確認できました.親が巣箱に留まるのは,本当にわずかな時間でした.
最初のポイントではどうなることかとヒヤヒヤしましたが,採餌行動までしっかりと観察できました.また来年,巣立った雛が帰ってきてくれると良いですね,という言葉で観察会を終えました.[しらかわかつのぶ]

みなさんの印象に残った物

「ブッポウソウを見られた」「食べ物をくわえて飛んでいったこと」「ブッポウソウの飛ぶ姿」「ブッポウソウの飛んでいる姿」「写真ではなく,本物を見られた.高価なフィールドスコープだと見え味も違うものなんですね」「何回もきれいなブッポウソウがみれた事」「ブッポウソウのくちばしと足が赤くてとまっている姿可愛らしかったこと」「ブッポウソウのつがい」「私達にとって臭いカメムシも食べること」「ブッポウソウの飛んでいる姿が美しかった」「やはりブッポウソウの美しさ.特に飛んでいる時」「ブッポウソウの飛ぶ姿」「生態などがわかってよかった」「講義の中で渡り鳥が星座を読むことができるなどの特性についての説明」「ブッポウソウの色がきれいだった.特に飛んでいる時の色がすばらしい」「ブッポウソウがたくさん見られたこと」「何とか見れた事」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「かわいいところがたくさんあっておもしろかったです」「見えるところまで連れていっていただいてありがとうございました」「きれいな鳥でした」「ありがとうございました」「色々な説明をしていただきブッポウソウという鳥がわかった」「美しい鳥を見ることができ,楽しかったです」「飛ぶ姿がきれいでした」「巣箱に出入りするのが見られてよかった」「有意義なイベントでした」「観察前のお話でいろいろ知識を得られたのがよかった」「良かった」「ブッポウソウが見られてよかった」「今年も美しいブッポウソウが見られて幸せでした」「初めてブッポウソウを肉眼で見て感激した」「くわしい説明を頂いてからの観察だったので大変良かったです」

具体的に

「詳しい説明が聞けた」「双眼鏡とかで見せてくれてありがとうございました」「興味が持てる進行でした」「大変親切でわかりやすかった」「鳥を見る楽しさがわかりました.素人では合わせにくい望遠鏡で鳥を見れてよかったです」

自由記入

「子どもにわかりやすい説明もあれば」「ありがとうございました」「次回もぜひ参加します」「ありがとうございました」

写真

はじめに,室内でレクチャーを受けた.子どももたくさん.
はじめに,室内でレクチャーを受けた.子どももたくさん.今回の講師は松田先生(左)と上野先生(右).
今回の講師は松田先生(左)と上野先生(右).「ブッポウソウが食べる昆虫」の標本を,松田先生が持ってきて下さった.
「ブッポウソウが食べる昆虫」の標本を,松田先生が持ってきて下さった.ブッポウソウは,主にコウチュウを食べる.
ブッポウソウは,主にコウチュウを食べる.最初の観察ポイント.電柱に巣箱が取り付けられている.
最初の観察ポイント.電柱に巣箱が取り付けられている.ジッと見守るけれど(見守るから?)親鳥は現れなかった.
ジッと見守るけれど(見守るから?)親鳥は現れなかった.みんなが移動すると,すぐに親鳥が帰ってきた.
みんなが移動すると,すぐに親鳥が帰ってきた.巣箱の周りを4〜5回旋回してから,巣箱に近づく.
巣箱の周りを4〜5回旋回してから,巣箱に近づく.巣箱に泊まる直前の親鳥.羽がキレイ!
巣箱に泊まる直前の親鳥.羽がキレイ!2ポイント目は,空き家の近くに掛けられている巣箱.ここではしっかりと姿を確認できた.
2ポイント目は,空き家の近くに掛けられている巣箱.ここではしっかりと姿を確認できた.巣箱近くの電線にとまる親鳥.くちばしの赤がよく目立
巣箱近くの電線にとまる親鳥.くちばしの赤がよく目立つ巣箱にとまった親鳥.
巣箱にとまった親鳥.最後にブッポウソウの保全の話しを聞いて,観察会を終えた.
最後にブッポウソウの保全の話しを聞いて,観察会を終えた.

【イベント案内】ブッポウソウの観察会

  • 開催日時:2013年7月15日(月) 9:30
  • 集合場所:芸北文化ホール
  • 講師:上野吉雄・松田賢
  • 準備:基本セット,双眼鏡,あればフィールドスコープ
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

絶滅危惧種であるブッポウソウの観察会です.フィールドに出る前に,室内でブッポウソウの生態についての説明を聞き,巣箱を設置してある場所へ移動してブッポウソウを観察します.この時期は育雛期にあたり,巣箱の中の雛に親鳥が餌を運ぶ姿を見ることができます.親鳥を驚かさないよう,見守りながら観察しましょう.

⇒お申し込みはこちらから

【イベント報告】ブッポウソウの観察会

  • 開催日時:2012年7月15日(日) 9:30
  • 講師:松田賢

観察会にはもってこいの快晴の中,23名の方が参加されました.
まず,松田先生による講義を聴きました.講義では広島県や芸北地域で,ブッポウソウを保全するためにどのような活動を行っているのか,ブッポウソウの生態研究などを説明されました.その中で,繁殖を促すために巣箱を設置したが,闇雲に数を増やすだけでは営巣数が増える訳ではないことや,給餌の回数が多く,朝早くから日暮れまで雄雌交代で給餌をしていること,硬い甲虫類を好んで食べ,それらを捕獲するために夜に近い時間になると給餌活動がより活発になるということを初めて知り,印象に残りました.また,保全の結果,広島県での絶滅危惧のランクがⅠ類からⅡ類に下がったという話には驚きました.
講義の後は巣箱のある場所に移動し,松田先生とブッポウソウの観察を続けている川小田の上田さんと二人で解説をしてもらいながら実際に観察します.巣箱には複数の雛がいて,代わる代わる周りを伺うように顔を出しては,口をパクパクさせていました.ですが,親が給餌しに現れないので不思議に思っていると「雛は巣立ち直前で,巣立ちを促すために給餌活動を減らしているのだろう」という説明がありました.親鳥を待つ間,前日に上田さんが撮影された親鳥の写真を見せてもらったり,そのときの様子を聞きながら,時折巣箱の周りを参加者みんなでみまもっていると,親鳥が巣箱から少し離れた位置に止まりました.親鳥は巣箱に近づこうとせず,時折周囲を回っては,離れて,また戻るということを繰り返していました.先ほどの説明にあった巣立ちの促しを実際に確認しつつ,給餌はもうやらないのかと,半ば諦めだした頃,親鳥が巣箱に近づき給餌を行いました.本当に一瞬のことで,見た人も見られなかったも気分が高まり,「もう一度給餌しないか」「巣立ちの瞬間も見たい」と期待を込めて巣箱を見つめましたが,残念ながら何度か給餌したものの,巣立ちを見ることはできませんでした.
見られなかったものもありましたが,巣立ち直前の雛や成長を促す親鳥が見れて,貴重な観察会となりました.

みなさんの印象に残った物

「鳥の観察には,待つことが大事だということ」「巣立ち前のブッポウソウのひな(3)」「雛が巣箱から顔を出したこと」「ヒナが3羽もいたのにはビックリでした」「巣立ちを促す親鳥の様子がけなげな事」「親鳥の広げた羽の色が見れてよかった」「雛も見る事ができたし,えさやりも見る事ができた事(3)」「ヒナのくちばし,体色(2)」「説明がよかったです」「ブッポウソウの止まっている姿や巣の雛が見られたこと」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「お天気も晴れて親切に観察できるムードを作っていただき,感謝しています」「自分の家の前に巣箱を作ってみます」「レクチャーがとても興味深く面白かった」「のんびりできました」「もっともっとブッポウソウが増えれば良いですね」「相手も生きているのかは人間の都合どうりにはいかない」「ブッポウソウの観察も大変でした」「ブッポウソウ,ヒナも見れたし,写真もたくさん見せてもらってよかったです」「里山でこんな普通に見れるとは思わなかった」「昨年からブッポウソウを見たいと思っていましたので見る事ができて良かったです」「ヒナを見られたのは良かった(2)」「楽しかったです」「近くで見られてよかった」「貴重な機会をありがとうございました(2)」

写真

双眼鏡を手に観察開始巣箱の様子はどうだろう?
双眼鏡を手に観察開始巣箱の様子はどうだろう?ご近所に住む上田さんが観察しているブッポウソウの写真.青い羽と赤いクチバシが鮮やか.
ご近所に住む上田さんが観察しているブッポウソウの写真.青い羽と赤いクチバシが鮮やか.巣箱では雛が顔を出しては周りを見ている.
巣箱では雛が顔を出しては周りを見ている.貴重な一瞬を撮るため,真剣な表情で見守る参加者.
貴重な一瞬を撮るため,真剣な表情で見守る参加者.近くを飛んでいたウスバキトンボ.
近くを飛んでいたウスバキトンボ.緑の中で,白い花をきれいに咲かせていたオカトラノオ.
緑の中で,白い花をきれいに咲かせていたオカトラノオ.携帯電話での撮影にチャレンジ.うまく撮れるかな?
携帯電話での撮影にチャレンジ.うまく撮れるかな?ブッポウソウの親子を観察する親子.
ブッポウソウの親子を観察する親子.写真を資料にブッポウソウの解説をする松田先生.
写真を資料にブッポウソウの解説をする松田先生.地面を這っていたフトミミズ.見つけた人は大きさにビックリ.
地面を這っていたフトミミズ.見つけた人は大きさにビックリ.