2015年10月10日・11日に広島県森林協会が主催する研修会にスタッフが参加したので報告します。 広島県緑化センターにおいて、森林づくりリーダー養成研修会が開催されました。今回の受講は5名です。
野外活動編、観察・応急処置編に続き、今回が最後の研修となります。「森林法規」「森林づくりリーダー」「きのこ判別」「森林保育」「広島県の病害虫」について、5名の講師から講義をしていただきました。
それぞれのカテゴリーで、講師から、専門家ならではの視点で、その分野の解説を詳しくしていただきました。
実際に森林インストラクターとして活躍されている金澤先生からは、「森林づくりリーダー」として、「リーダーの基本は自らが楽しむこと」とお話されました。
キノコアドバイザーの川上先生からは、キノコの見分け方などを座学・フィールドで学びました。
また、森林法規の中で、保安林についても法律の面で注意する点などを教えていただきました。
そして、最終日。
安田林業の安田先生からは、森林、主に人工林の森づくりについて、たくさんの写真を交えて現場での作業を説明していただきました。また会社の信念や先生自身の森林への想いを聞かせていただきました。
研修生の中でも、「人工林に対する見方が変化した」というほど、経験に基づく説得力のある講義でした。
樹木医である村上先生によるナラ枯れなどの病害虫についての講義がありました。思った以上に身近な存在である害虫の知識も必要であることがわかりました。
6日間を通して、森林の成り立ちや広島県の林業などの知識、森林の現場や林業の現状、リーダーとして必要な技術などをしっかりと学ぶことができました。
この研修で学んだことを、これからの活動に活かし、森林づくりを実践していきたいと思います。