広島県木質バイオマスセミナーの事例発表に登壇(2024.3.22)

令和5年度里山バイオマス利用拡大支援事業(広島県環境県民局環境政策課)の一環であるセミナーに参加&登壇しました。
基調講演では木質バイオマスを利用したまちづくり(北海道下川町)、特別講演として、環境省(本省)による地域脱炭素に関する講演、そして県内事例の発表があり、木質バイオマスと脱炭素の最新情報ができる、と呼びかけられたセミナーで、会場には80名前後の参加者・関係者が集まりました。
SDGs未来都市下川町は、面積は広く人口は少ない自治体ですが、経済・環境・社会の観点を軸として、循環型森林経営、カーボンオフセット事業、森林教育、バイオビレッジ構想などの取り組みを先進的に取り組まれており、その事例に感銘を受けました。2050年までの目指すべき将来像の設定やその達成のための目標「エネルギー自給率を100パーセント」と言い切れる姿勢も「共創」の形成、町民会議のあり方などが大きく関わってきているのではないかと感じました。
環境省からは地域脱炭素についての説明があり、国としての支援策や各地の事例を聞かせていただきました。

その後は広島県内5団体より事例発表がありました。
・100年の生き続ける持続可能な森づくり(小串サスティナブル研究会/坂部さん)
・木を使う文化を高めたい(NPO法人西中国山地自然史研究会/八木)
・森づくりから脱炭素まで(中国木材/荻原さん)
・竹が繋ぐ「里山」と「里海」の循環と再生(山海環/谷川さん)
・森の価値を比婆で考える「Hiba Rings」(FOREST WORKER/臼田さん)

理念を持ち、実践しているプレイヤーのみなさんだからこその説得力のある発表でした。

西中国山地自然史研究会では、貴重なお話を聞かせていただく機会となったこと、そして若手スタッフに発表の場をいただけたことに感謝します。