ブログ」カテゴリーアーカイブ

雪の上の鳥たち(2025.2.3)

粉雪が舞っている芸北からこんにちは(・∀・)!!
ぱっと見何もないように見える雪原ですが、よーく見ると鳥たちがちょこまかと、活動していたりしますよー♪

水辺に姿を現したのは、ジョウビタキ(♀)。

餌探しかな?ちょこまかと田んぼの水たまりをいったりきたり。

ひょこっとササが顔を覗かしている近くには、ツグミの姿が。

キリッとした横顔を見せてくれました。

雪原をちょんちょんと歩いていたのは、セグロセキレイ。

【活動報告】「ひろしまの自然史博物館のこれから」レポート(2025.1.26)

2025年1月26日。
ひろしま環境ミーティング2024(似島歓迎交流センター)の分科会として、「ひろしまの自然史博物館のこれから」をテーマに集まりました。
企画者7名に加え、広島以外にも京都・滋賀・大阪からの参加があり、総勢24名で、考えを深める時間となりました。
最初は、各施設・団体を知ってもらうため、出張博物館の時間です。それぞれブースごとのテーマを持ち、学芸員やスタッフが解説します。
(1)芸北 高原の自然館(北広島町)「せどやまのいきもの」
(2)さとうみ科学館(江田島市)「里海の宝~カブトガニ~」
(3)三段峡ビジターセンターLoupe(安芸太田町)「三段峡の絶滅危惧種~ヤマセミとオオサンショウウオ~」
(4)広島大学総合博物館(東広島市)「自然史博物館ってどんなところ?
(5)オオサンショウウオと暮らすまちづくり会(東広島市)「保全を考えるボードゲーム」
解説に耳を傾けたり、活動を聞いたりといきもの好き、博物館好きの方は十分に楽しんでいただけたのではないでしょうか?
そして、みなさんに席についていただき、司会の黒島さん(広島大学総合博物館)より登壇者の紹介がありました。この分科会の発起人の河野(芸北 高原の自然館)からは、なぜこの分科会を持とうかとおもったこと、どんな会にしたいか、ということをお話しし、各施設からのリレートークに入ります。河野(芸北 高原の自然館)に続き、西原直久さん(さとうみ科学館)、井上 嵩裕さん (三段峡ビジターセンターLoupe)、山崎大海さん(オオサンショウウオと暮らすまちづくり会)、清水 則雄さん(広島大学総合博物館)の順番です。
それぞれの施設・団体から特色や強み、課題、これから実現していきたいことなどを5分という短い時間ですが、紹介しました。
この時点でキーワードがたくさん出てきました。
・学芸員不足(守り手の不足)
・地域まるごと博物館(エコミュージアム・キャンパスまるごと博物館・野外博物館)
・多世代(人材循環)
・フィールドワーカーの減少(育成と支援)
・企業連携
・資金不足(官民問わず)
・高齢化(活動の衰退,守り手の持続可能性)
・第三の学び場
・ネットワーク型
・地域資源の維持
・パートナーシップ,相互協力
・県標本(6万点の標本群)
・地域活性化に資する施設
その後、意見交換では、
・学芸員(人手)の不足について,クリアしていくには何が必要か?
・自治体が博物館の設置者の場合の話をいただいたが,そのほかではどうか?NPOの場合には?
・フィールドワーカーの減少について。自然史博物館はフィールドベースの博物館。その活動を支えるフィールドワーカーの減少にどう対応するか?
などがあがりました。
ここでは、長年野鳥の調査をしているフィールドワーカーの上野 吉雄さん(NPO法人西中国山地自然史研究会)からもコメントがありました。
最後に、「自分たちができるアクション」として参加者からの声をいただきました。時間不足で、2名にしか発言してもらう機会がなかったのが悔やまれますが、貴重なコメントがありました。
・県標本を活用したイベントを実施してはどうか。標本解説会を定期的に開くのが良い。自分の専門分野で実現可能。
・はく製師のような標本を作る人の仕事がないため,標本を守る前に作り上げることができない。海外同様に,そういう職種を認めてもらうことが重要。ワークショップは,機器や設備の関係からまずは大学での実施が現実的。ワークショップ等の活動を,専門家とコラボしながら,行政が認めるまでやり続けることが必要。
その後の立ち話では、キャラバンカーでの出前博物館のアイデアもありました。
みなさんの自然史博物館に対する熱い思いや、自然史に関する危機感、新しいことへの期待やわくわくを強く感じた分科会となったように思います。
昨年の夏にこの分科会を「やってみよう!」と思い立ち、幾度かの打ち合わせを経てこの機会を持てたことに感謝します。
(素敵な写真を撮ってくださった中井さんにも感謝!)
次の動きも予定しています。仲間も増えそうです!
以前河野が寄稿した中国新聞オピニオンの記事では、このように文章を締めています。
====
「広島県内の自然史を後世に残すには?」。大きな問いに答えるためにも、牧野博士のように地をはう研究者たちの努力の成果に触れることができ、市民が自然への関心を高め、保全・活用に関わりを持てる場が急がれる。自治体間パートナーシップの広がりに期待したい。
====
自治体間(行政)ではないものの、県内4ヶ所の施設や団体がつながったことは間違いなく、ここからのネットワークの広がりと、「広島県内の自然史を後世に残す」というおおきなうねりを作っていくんだ!という決意をもった「ひろしまの自然史博物館のこれから」となりました。
(スタッフ 河野弥生)

氷点下の世界(2025.1.23)

きれいな青空の広がる芸北からこんにちは(・∀・)!!
ぽかぽかと暖かいお昼ですが、早朝の八幡は氷点下4度と冷え込んだそうですよー!
うっすらと、白銀の世界にかかる朝靄が美しいですね〜♪

朝の雪原とせどやまと(2025.1.16)

青空が見える芸北からおはようございます(・∀・)!!
昨夜は久しぶりにほとんど雪が降らなかった夜でした。
そんな夜の翌朝は…とワクワクしながら雪原を見てみたら、やっぱりいろんなところに生きものたちの足跡が…!!

早速出迎えてくれたのは、お手本のような、はっきりくっきりとしたウサギの足跡。

せどやまの奥へと続いていく。

田んぼの方を見てみると、橋を我が物顔で使っているテンの足跡も。

こちらも、テンの足の指が5本だとわかるくらいにはっきりとした足跡が♪

こんもりとした、小さな雪山を超えて、テンもせどやまの奥へと向かったようだ。

これは、除雪が入っていないツルッツルの小道を滑らないように歩いている、ホモサピエンス(人間)の足跡。
※国道186号線は除雪が入っているのでご安心を。

淡い朝の空色と、せどやまと雪とのコントラストが素敵な景色を作っていました〜♪

ゆきやこんこ(2025.1.9)

雪が降り続ける芸北からこんにちは(・∀・)!!
昨夜からの雪がこんこんと降り積もり、いつの間にか芸北支所裏でも40センチぐらいの雪が…!!
北広島町が誇る豪雪エリアの八幡は、16時時点で91センチの積雪があるようです。
道路にも積雪があり、大変滑りやすくなっているので、周辺をドライブする際にはくれぐれもお気をつけくださいね。
1月11日開催の、冬を生きる動物の生態は、雪に恵まれた観察会となりそうですねー☆

芸北支所横の大仙神社。階段が完全に雪に埋まって、傾斜になってる…!?

芸北郵便局のポストは、大きな雪帽子をかぶってました。

周辺は大体40センチの積雪。

芸北支所前の国道186号線はこんな感じ。見事なまでに真っ白ー!!