カテゴリー別アーカイブ: 活動報告

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL7(2019.1.22)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
1月22日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは異文化コンサルタント Nicole Watanabe(渡邉ニコル)さん(北広島町八幡在住)です。
ニコルさんは「大草原の小さな家」の舞台であるアメリカ合衆国中西部に位置するサウスダコタ州出身で、14歳の頃に京都にホームステイしたことがきっかけで、日本に興味を持ち、日本語や文化を学ぶために日本に留学されました。
現在はビジネスシーンで「その国での当たり前が別の国では通じないギャップ」を解消したり、アドバイスする「異文化コンサルタント」として、八幡を拠点に日本や海外の企業を顧客とした個人事業主としてお仕事をされています。
高校生の頃、日本語を身につけたかったこと、そのために努力した経験や心構えなどをエピソードを交え、とてもわかりやすいプレゼンテーションにて紹介くださいました。
高校生に勧める心の持ち方として
・本気で興味を持っている方向に進む
・人とは違う道を歩む勇気
・ハードワークを惜しまない
・励ましてくれる存在を頼る
ニコルさんが感じていることとして
・ユニークな経験は価値がある
・変化に強い柔軟性がある人材
・ハードワークを惜しまない
というメッセージを送ってくださいました。
ここでいう「ハードワーク」とは「がんばること」という意味の他に、「面倒がらず困難を乗り越えること」を指すそうです。
短い時間でしたが、情熱に満ちたキャリア朝会となりました。
次回は2月12日です。

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL6(2018.12.11)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
12月11日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは太田川森林組合の 田丸光起さん(安芸太田町土居在住)です。
田丸さんは安佐南区出身で、東京農大を卒業したあと、東京チェンソーズで林業の最初の技術を学び、多摩での山守、小笠原諸島での特殊伐採など、様々な山仕事の経験を積まれ、「地元で林業をしたい」との思いを持ち、おばあちゃんの家がある安芸太田町に引っ越し、現在は太田川森林組合で林業に従事されています。
渋谷でアルバイトをしていたアウトドアメーカー「Patagonia」では、会社のポリシーに惹かれたことに加え、「都市部では林業がどのように捉えられているのだろう」と疑問を持ち、自ら異業種に飛び込み、新たなつながりを増やしたり、山の見方の変化があったそうです。
田丸さんのお話の中で「アイデンティティとは?」という問いかけがあり、3年生折本さんが「個性」と答えました。
「君たちのアイデンティティは芸北分校だよ」との呼びかけは、芸北分校に在籍する生徒全員が個性があり、独自の性質をもっているんだよ、というエールに聞こえました。
東京チェンソーズ時代に出版された本があり、その取材をしていた編集者からかけられた言葉を紹介していただきました。
「しっかりぶれなさい」
自らの20代を振り返っての言葉でもあり、とてもシンプルに響く表現でした。
様々な経験の中でつながりをつくり大切にすることが自分を支え、誇れるものになる、という田丸さんの経験からのアドバイスは、高校生にどのように伝わったでしょうか。
最後に「森の中でまっています」という言葉で締めくくられました。
今年度のキャリア朝会は今回で終了しました。
また、来年度も引き続きお手伝いできるよう、すすめていきます。

【報告】せどやま報告会2018@iegoto(2018.12.6)

2018年12月5日(水)に、 せどやま報告会2018@iegotoを開催しました。 告知期間が短いにもかかわらず、東広島や三次からと合わせて12名にご参加いただきました。 Iegoto(安芸高田市吉田)を訪れると、ちょうど薪ストーブ(Maki式薪ストーブ)に薪をくべているところでした。徐々に火がおきていく様を見ながら、会場の準備を進め、スタートの時間になるととっぷりと日が暮れ、心地よい空気に包まれました。 店主の 南澤 克彦 (Katsuhiko Minamizawa)さんから、iegotoのご紹介と報告会に期待することを述べていただき、スタートしました。 報告者4名の自己紹介のあと、参加者同士でガヤガヤタイムをもっていただき、まずは、芸北せどやま再生事業の発起人でもある 高原の自然館 白川 勝信学芸員より、事業の内容や成果をお話させていただきました。続いて、芸北小学校で「せどやま教室」をスタートさせた藤田一友先生より、教育場面での報告をいただきました。 どちらも写真や図を使った説明で、「なぜそれが必要なのか」「どんな効果があるのか」がとてもわかりやすく伝わったのではないかと思います。 参加者からの感想として、次のようなものがあげられました。 ・実施している現場での生の声が聞けて、すばらしい取り組みだとわかった。 ・子どもたちの自然体験の話題では、教育現場で感じているギャップを痛感した。 ・せどやま事業の現在は、どんな課題があるのか知りたい。報告のグラフの中で木材の搬出が減っていることが気になった ・地域みんなで取り組んでいることがいいなぁと思った。自分もできることからやってみたい。 iegotoの柔らかで暖かな雰囲気のおかげで、少人数での報告会にも関わらず、芸北せどやま再生事業の取り組みをしっかりお伝えできたように思います。 また、今回広島県省エネ活動推進補助金よりご支援いただきました。私たちの住む地域の環境をよりよくするから、地球温暖化防止への動きを高めていきたいと思います。

 

【報告】第3回芸北未来会議参加(2018.12.2)

「地域で支えよう子どもたちの将来のために」をテーマに芸北未来会議がもたれました。主催は芸北地域振興協議会です。
3回目となる今日は73名の参加があり、赤ちゃんづれのお母さん、中高校生など多世代が文化ホールに集まりました。
最初に趣旨説明や確認事項があり、続いて芸北分校の3年生から提案が3つ示されました。このプランは来年1月30日に発表会が開催されるそうです。

さて、芸北の未来を考える会議の持ち方として、ワールドカフェが取り入れられています。ファシリテーターの浅香さんより「相手の話を聞くことで気づきを得て、受け入れる」ことを意識してください、との指示がありました。
4名人テーブルで、「前回までを振り返ってのキーワード」を探しました。そこから「自分たちでできそうなこと」を見つけます。
何回か繰り返した後は、各自のキーワードを書き出し、それを元に「マグネットテーブル」という手法で、キーワードのグルーピングが行われました。

ワールドカフェはやっていてたくさんの方とたくさんの話ができるので楽しい反面、ただのアイデア出しになってしまいます。どれだけ「具体的なこと」がでて「よし自分がやってみよう」という機運が高まるか、がポイントなのかなぁと感じました。

企画課の近藤さんより総括が行われ、「芸北分校」×「地域」が一体となることで、可能性が高まりそう、というおおまかな結論となりました。
例えば、地域特産品や空き家の活用、自然を利用したアウトドア場所の実現などなど、夢や魅力のある具体例が挙げられました。
一方で、「誰がこれをやるんだろう」というまだまだジブンゴト感がないなぁという疑問も浮かびます。
第4回はより具体的なプランを考えていくというアナウンスがありました。

芸北未来会議が基点になり、地域の未来につながるものが生まれることを願います。そのためには、地域の一員として、NPO法人西中国山地自然史研究会もお手伝いや牽引役ができればと考えていますので、楽しみを持ちながら関わっていきます。

【活動報告】宮島パークボランティア交流会

気持ちのいい気候に恵まれた10月27日に、芸北トレッキングガイドの会と、宮島パークボランティアの交流会が行われたので報告します。
この交流会は、広島県内で自然の保護や紹介をしている2つの団体が、お互いをもっとよく知り、交流を通してスキルアップや情報共有をするという目的で企画されました。
最初に、高原の自然館の白川学芸員から説明を聞きながら、高原の自然館の見学を行いました。芸北の自然について、特徴的なブナ林や湿原の話を熱心に聞き、メモもしっかりととっているパークボランティアのメンバーの姿が印象的でした。また、芸北トレッキングガイドにとっては、普段ガイドすることを復習するいい機会となりました。
高原の自然館で周辺の自然を学んだ後は、山麓庵で白川学芸員、芸北トレッキングガイドの会の足利さんによる、ガイドとしてのあり方や、それぞれの活動について、スライドを使った座学が行われました。「ガイドの心得が4つもある」「勉強会や講習も行っているとは…」など、真剣な眼差しで耳を傾けていました。一緒の机になったメンバーと色々と話すこともあり、保全活動や散策道の整備など、パークボランティアが普段行っている活動を聞くこともでき、こちらも興味深いお話しを聞くことができました。
昼食を美味しく食べた後は、芸北トレッキングガイドによる周辺の自然散策ガイドの時間です。
丸くなって人数確認をしたあと、5つの班に分かれ、おーいの丘から水口谷湿原の横を通り、霧ヶ谷湿原へと向かうルートでガイドを行いました。
おーいの丘では、実際に「やっほー!」と叫び、こだまがかえってくるかどうか確認します。「久しぶりにやまびこやった」「本当に返ってきた!」と、童心に戻ったように楽しみました。
赤さが目立つカンボクの実や、アカマツの年齢の数え方など、1つ1つ丁寧にガイドしながら進んでいきます。中には説明の内容を知っているという方もいて、さすが場所は違えども同じ自然を愛する人たちだと思いました。
自然再生事業地である霧ヶ谷湿原では、しっかりと水が行き渡って湿原に戻っている箇所も観察し、「ここは本当に綺麗な湿原ですね!他のところもこのようになれば素晴らしいですね」という意見もありました。
ちょうど周囲の紅葉も綺麗な時期で、フィールドでの体験は心身共にリフレッシュできたのではないでしょうか。宮島と芸北、島と山という違いはありましたが、自然を大切に思い、それを伝えていきたいことなど共通点もあり、お互いにいい刺激、いい勉強になった交流会でした。