1月27日、28日の二日間に渡り、江田島の国立江田島青少年交流の家で、ひろしま環境ミーティング2023 in 江田島 〜環境でつながるひろしまのわ〜が行われました。
このミーティングは、2017年、2018年に行われたNPO法人自然体験活動推進協議会(CONE)主催の「自然体験活動フォーラム in 江田島」を前身としたイベントです。CONEから実行委員会が運営を引き継ぎ、コロナ禍でウェブ開催を挟みながら、今年度は西中国山地自然史研究会も会員になっている環境パートナーひろしまが主催となり、4年ぶりの江田島での実施となりました。
西中国山地自然史研究会スタッフは、職員研修の一環として参加しました。
テーマを自然体験活動だけではなく、環境全体に広げたこともあり、自然体験活動を行っている団体から、生物多様性について普及活動を行っている人、森のようちえんの関係者、釣りのプロフェッショナルなど、自然や環境に興味を持ったり、関わりのある仕事をしている様々なバックグラウンドを持つ人たちなど、総勢56名の参加がありました。〜環境でつながるひろしまのわ〜のサブタイトルのとおり、今まで出会ったことがない人たちと、新しいつながりのわが出来そうでわくわくします。
今回のミーティングは初日の全体会、初日、2日目の分科会、2日めの全体会と、大きく3つに分けて行われました。
初日の全体会では、大学を卒業後、今年度に東北から江田島に配属され、色々と勉強し始めたばかりだという、初々しい青少年交流の家のスタッフや、孫がいるという方と話す機会もあり、世代、経験を超えての交流が出来ました。
分科会は計2日にわたり、8つのテーマで行われました。国連で行われたSDGsサミット2023年の報告会から、ドイツで行われている自然保育についての発表、自然栽培の農園の話など、多種多様なテーマがあり、それぞれ時間を忘れてしまうほどの盛り上がりを見せたようです。2日目の隙間時間には、1日目に行われた一部の分科会のプチ発表会もあり、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。
中学2年生から孫のいる世代まで、幅広い世代が参加した今回のミーティング。普段出会うことがないような人との新しい出会いあり、以前のフォーラムでお会いしたことがある人との再会がありと、人とつながるという楽しさ、面白さを知ること出来た機会となりました。 このつながりにより、新しいアイデアや視点が生まれることもあり、「つながってわになる」ということは、これからのひろしまの環境教育や自然体験活動のさらなる発展には、とても重要になるものだと感じました。2日間という短い期間でしたが、自然体験、環境教育の幅広さを実感するとともに、熱意を持ったたくさんの人たちや、そのつながりによる、新しい可能性を感じられたものともなりました。
西中国山地自然史研究会でも「つながったわ」を大切にし、これからのイベントや高原の自然館に役立てることが出来たらと思います。来年、江田島でまたつながる機会があれば、少しでもつながりで成長出来た姿を見てもらえるように精進していきたいと思います。