風が冷たい八幡高原です。
今朝7時半ごろは気温13度でした。
昨夜よく降った雨はあがり、時折青空も見え、散策やノルディックウォーキング、バードウォッチングなどに来られているお客様の姿が増えてきました。
花は少ない時期になってきましたが、コブシやカンボクの実を愛でたり、飛来してきたノビタキの観察などいかがでしょう。
お越しの際は、風の寒さ対策に長袖で軽い羽織ものがあるとよさそうです。
投稿者「スタッフ」のアーカイブ
【活動報告】霧ヶ谷湿原のいきもの観察とデジタルカメラ教室(2016.10.4)
【活動報告】(2016.10.4)
2016年10月1日(土)に実施した「霧ヶ谷湿原のいきもの観察とデジタルカメラ教室」についてレポートします。
お天気の心配をしながらの開催となりました。初めての試みである「霧ヶ谷湿原のいきもの観察とデジタルカメラ教室」は、募集から大人気でプログラムで、小学生も含めた19名のみなさんの参加をいただきました。
このプログラムは、「未来につなぐふるさとプロジェクト」にご支援いただきました。このプロジェクトはCANONグループによる「生物多様性を育む社会づくりの貢献」を実現するために、国内7箇所で実施されています。
まず、地域の自然を知るために、高原の自然館のしらかわハカセによる自然観察会からスタートです。
西中国山地の自然や歴史的な背景を学ぶことで、午後からの写真撮影の時間のヒントにもなります。
雨が降るため、予定を変更して、高原の自然館からこうら池までのルートとしました。
一本のコナラの木をみるだけで、萌芽について、ヤドリギやナメクジ、コケなど生物多様性に富んだお話を聞くことができ、参加者も引き込まれていました。
ぶなの里近辺の林の川ではクロカワゴケや小さなキノコを見たり、こうら池ではカンボクの実やトリカブトなどを観察しました。
山麓庵でのお弁当タイムを挟み、いよいよカメラを使っての撮影です。
講師の中島先生より、レクチャーがあり、「カメラの構え方」「持ち方」「ズームの使い方」「再生の仕方」など、基本的なことから教えていただきました。先生からのお題は「大きく写すこと」で、バディになった二人組でフィールドを周り、思い思いの写真を撮りました。雨が降るおかげで撮ることのできたものもあり、約1時間の撮影を終え、印刷タイムです。各自「今日のイチバン!」を選びA4サイズにプリントしてもらいました。なんと今日の撮影したデータが入っているSDカードもプレゼントしていただきました。
各自の写真が揃ったところで先生からの講評です。「クモの姿がしっかり撮れている」「トンボが片手にとまらせ、片手で撮ったいい写真!」「ローアングルでコケを狙ったトトロの世界観の写真」など、写真ごとの視点で褒めていただき参加者も満足そうでした。
自然観察をすることで、より対象物を知り、写真の背景まで考えることができ、写真の基本的な技術も身につけることができたプログラムでした。
アンケートには「カメラが欲しくなりました」というものもあり、自然好き、写真好きな人が増え、生物多様性が高まる活動に結びついていくことができればいいなぁと感じました。
【重要なお知らせ】クマにご注意ください!
2016年10月2日(日)午前11時頃、子グマの目撃情報が寄せられました。場所は水口谷湿原の入り口付近で、子グマ1頭の姿が確認されました。
クマとの遭遇を避けるため、次のような対策をとり、予防をしてください。
・高原の自然館などで、あらかじめクマの出没情報の確認をしましょう。
・ラジオなど音の出るものを身につけ、周りに音を出しながら行動しましょう。クマ鈴も効果がありますが、立ち止まると音が止むので注意しましょう。
・子グマを見かけても、そばには必ず親グマがいると考え、決して近寄らないでください。目撃したら、高原の自然館までお知らせください。
・もしクマに出会ったら!!(環境省サイトより転載)
▶︎遠くにクマがいることに気がついたとき
・ 落ち着いてその場から離れましょう。
・クマをおどろかすので、大声を出したり、走って逃げるのはやめましょう。
・写真をとるためフラッシュを使うのも止めましょう。
▶︎近くにクマがいることに気がついたとき
・ 落ち着いてゆっくりとその場から離れましょう。その際、クマに背を向けずに、クマ を見ながら、ゆっくり落ち着いて後退してください。
▶︎すぐ近くで出会ったとき
・あわてた人の急な動作で驚いて、攻撃してくることがあるので、冷静に、あわてず、 クマが立ち去ってからその場を離れましょう。
・突発的におそわれたら、両腕で顔や頭をガードして、大ケガを避けましょう。
クマによる被害防止のためには、皆さま一人一人の注意と心がけがとても大切です。
皆さまのご理解とご協力をお願いします。
【お知らせ】霧ヶ谷湿原のいきもの観察とデジタルカメラ教室について(2016.10.1)
本日10/1(土)に実施予定の「霧ヶ谷湿原のいきもの観察とデジタルカメラ教室」は、予定通り実施します。一部、プログラムの内容を変更する場合もあります。
参加者の方は、雨具(カッパ・長靴)の準備をして、ご参加ください。
不明な点がある場合は、事務局までお電話ください。
電話:080-6334-8601