投稿者「スタッフ」のアーカイブ

\\ササユリミッケスタート!!//(2024.6.2)

北広島町の町花「ササユリ」をみつけて、投稿しませんか?
集まった情報は、西中国山地自然史研究会の専門員の先生方に整理・分析してもらい、今後の生物多様性、森づくり、観光、教育の分野に活用します。
この企画は、北広島町森林ビジョンの策定の中で生まれたもので、北広島町農林課・環境生活課・総務課・NPO法人西中国山地自然史研究会でミーティングを重ね実施するものです。
地域によってはすでに開花しているところもあるかと思います。
ぜひみなさん参加していただき、みなさんの情報のもとササユリマップをつくりたいと思います。
※ササユリが咲いている場所が町内であれば、町外の方でも参加できます。私有地に立ち入ったり、周囲に踏み込みなどがないようご注意ください。

①北広島町LINE公式アカウントと「友だち」になる
②北広島町内でササユリを見つけて写真を撮る
③北広島町LINE公式アカウントを開く
④下部のメニュー「予約・申請」から「ササユリミッケ」を開く
⑤メッセージにしたがって報告する(約120秒)

https://www.town.kitahiroshima.lg.jp/site/profile/43475.html

 

\参加者募集!さとやま未来デザインツアー/

でネイチャーポジティブや生物多様性を通じた地域づくりの取り組みを進めている 大朝交通(有)・西中国山地自然史研究会・ ひろしま自然学校の3者で企画しました。
北広島町内の里山を舞台に、SDGsやローカルSDGsの理論と実践をつなぐフィールドワークや関係者インタビューの体験を通して、持続可能な社会づくりのための発想やスキルの具体を学ぶ2泊3日人材育成研修です。
2泊3日と長めの研修ではありますが、こんな方にぴったりです!
●SDGs やローカルSDGsについて深く学びたい方
●社会課題解決のための視点や発想を学びたい方
●里山(中山間地域)を元気にしたいと思っている方
●環境,観光,教育,地域づくり,生物多様性などのキーワードに興味・関心がある方
特に2日目は、大朝・豊平・芸北のフィールドに分かれ、体験と関係者インタビューという他ではないものになっています。
ぜひご参加ください!!
お待ちしています。
■日時:2024年6月12日(水)10:00〜6月14日(金)15:00
■場所:ろうきん森の学校集合・解散(広島県山県郡北広島町今吉田1197)
■主催:つなぐわ
(大朝交通,西中国山地自然史研究会,ひろしま自然学校)
■対象:15名(3日間のツアー全体に参加できる方)
■参加費:20,000円(2泊6食の宿泊費,食費,プログラム費,保険料)
■申し込み:下記URLまたはチラシのQRコードよりお申し込みください(参加申込み受付後詳細な参加要項を送ります)
 ※https://forms.gle/GRSGe9uPWudkP8vE7
■問い合わせ:つなぐわ事務局(080-4069-0786)
※広島県‎ 山県郡北広島町今吉田1197 ひろしま自然学校内
■内容
=1日目=整理する
SDGsやローカルSDGsの全体像を整理するほか,里山(中山間地)が抱える社会課題について整理します
・SDGs,ローカルSDGsって何だ?
・北広島町はこんなまち〜まちが抱える課題を知ろう!〜
・さとやまツアーのグループづくりと作戦会議
=2日目=体験する
3コースに分かれてフィールドワークと関係者インタビューを行い,SDGsやローカルSDGs実現のためのヒントを学びます。
A.「守る」さとやまツアー:NPO法人西中国山地自然史研究会(芸北地域)
地域資源である広葉樹やススキをつかった取り組みを通じて、地域の経済・エネルギー・生物多様性について考え、フィールドワークをしながら、持続可能性な地域のあり方を探ります。
B.「学ぶ」さとやまツアー:NPO法人ひろしま自然学校(豊平地域)
ネイチャーポジティブの実現に向けて「環境省自然共生サイト」登録申請中のフィールドで,里山保全活動、生き物モニタリング活動、生物多様性教育などの実際を体験しながら、里山の現代的価値や未来の可能性について考えます。
C.「遊ぶ」さとやまツアー:有限会社大朝交通(大朝地域)
持続可能な地域を目指し、交流人口・関係人口の拡大に地域資源を活用したプログラムを考えます。大朝ではE-BIKE「里山サイクリング」からエコツーリズムの造成を体験します。
=3日目=創造する
2日目のさとやまツアーからの気づきや発見を共有し,里山のこれからの可能性や未来について,SDGs,ローカルSDGsの視点を踏まえた提案を創造します.
・さとやまツアーのまとめ
・里山未来デザイン会議〜2030年の里山への手紙〜
・3日間のふりかえりとわかちあい
北広島町内

【活動報告】雲月の山焼き2024(2024.4.20)

お天気を気にしながらの事前準備をし、迎えた雲月山の山焼き当日。 薄曇りでしたが山焼きを実施できる喜びに溢れながら、受付場所へ急ぎました。
いつもの静かな雲月山とはかわり、受付時間前より多くの車が駐車し、受付も早々とスタートしていました。 いつもの顔ぶれ、初めての方、期待が膨らみます。
待ち時間には「今年は火入れができるかな?」「友達に誘われて初めてきました!」など、いろいろな声が聞こえてきます。
運営側では、新体制となりはじめての山焼きですので、いろいろと準備や進行にモレがありましたが、みなさんにたくさん助けていただきました。
雲月山活性化委員会の上藤会長のあいさつをかわきりに、現場指導係の浄謙さんの説明を参加者全員で聞きます。「早く作業したいなー」と思った方もいるかもしれませんが、「何のために山焼きをするのか」「どんなことに注意して作業するのか」を共有する大切な時間です。しっかりと聞いてもらったあとは、班ごとにわかれて、自己紹介をし、班長さんの指示のもと、防火帯づくりをします。刈り払い機で草を刈り、刈った草を集めます。ここでは、ボランティアの中から声かけしお願いした点呼係さんに活躍いただきました。 防火帯をしっかりつくることは、延焼を防ぎ安全な火入れにつながるので、大切な作業です。「どこからきたんですか?」「参加は何回目?」などと会話をしながら、担当の区域を仕上げていきます。
1班、2班には地元の芸北小学校3・4年生が加わります。学校行事ではなく任意の参加でしたが、
全員が希望し参加してくれました。ボランティアの中にも小・中・高、そして大学生もいました。若い世代に「山焼き」という文化をつなぐ機会になっているなぁと嬉しくなります。
委員会が準備くださった炊き込みごはんに加え、地元の農事法人うづつきのみなさんより、うどんの振る舞いがありました。気温がさがってきたところだったので、温かい食事ができたと喜んでいただけました。
消火のための消防団、消防署も現地入りし始めましたが、心配していた風が想像以上に強くなり、委員会のメンバーと協議した結果、火を入れることは中止となりました。 消防団の訓練を兼ねていることもあり、見学だけでなく今後に向けてボランティアも一緒に消火の
シミュレーションの訓練をすることとなりました。 何度も急な斜面を登るため、息切れする場面もありましたが、当初の配置につき、火が入った想定で無線で連絡をとりあったり、ジェットシューターを使ってみたりもしました。
とてもよかったのは、班長さんが「この区域はこのあたりで火をつけて、こんな風に燃えるから、このあたりで消火してほしい」と本番さながらの説明をして、次回への布石をうってくださっていたことです。 経験がある班長さんだからこその説明で、とっても心強かったし、ひとことで「山焼き」といっても各地域での実施方法には違いがあります。引き継がれてきた技術や心意気を現地で聞けたことは大きな財産になると感じました。
ボランティアのみなさんから、山焼き中止は残念ではあるけれど、またもう一度来たい!という声をたくさん届けてくださったので、運営スタッフとしては本当に心に沁みました。 自然相手だからこそ起きるあれこれも、文化のひとつとして体験していただけたように思います。 地域からは若手不足、人手不足、資金不足と山焼きを続けていくことへの不安の声が大きくなっています。
生物多様性の保全、地域の文化の継承という大きな目的はもちろん、雲月山が好きだから、という
小さな喜びのためにも、私たちボランティアができることも考えていかなくては、と思った日になりました。 ご協力いただいたみなさん、参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。 また来年のご案内ができるよう、準備を進めていきたいと思います。 雲月山はどの季節にいっても、美しい景観、たくさんのいきものが迎えてくれます。ぜひ雲月山へ!
参加人数 約200人
ボランティア86人
地元ボランティア26人
芸北小学校 
児童17人 
教諭5人
法人うづつき 8人
消防団52人
芸北支所2人

広島県木質バイオマスセミナーの事例発表に登壇(2024.3.22)

令和5年度里山バイオマス利用拡大支援事業(広島県環境県民局環境政策課)の一環であるセミナーに参加&登壇しました。
基調講演では木質バイオマスを利用したまちづくり(北海道下川町)、特別講演として、環境省(本省)による地域脱炭素に関する講演、そして県内事例の発表があり、木質バイオマスと脱炭素の最新情報ができる、と呼びかけられたセミナーで、会場には80名前後の参加者・関係者が集まりました。
SDGs未来都市下川町は、面積は広く人口は少ない自治体ですが、経済・環境・社会の観点を軸として、循環型森林経営、カーボンオフセット事業、森林教育、バイオビレッジ構想などの取り組みを先進的に取り組まれており、その事例に感銘を受けました。2050年までの目指すべき将来像の設定やその達成のための目標「エネルギー自給率を100パーセント」と言い切れる姿勢も「共創」の形成、町民会議のあり方などが大きく関わってきているのではないかと感じました。
環境省からは地域脱炭素についての説明があり、国としての支援策や各地の事例を聞かせていただきました。

その後は広島県内5団体より事例発表がありました。
・100年の生き続ける持続可能な森づくり(小串サスティナブル研究会/坂部さん)
・木を使う文化を高めたい(NPO法人西中国山地自然史研究会/八木)
・森づくりから脱炭素まで(中国木材/荻原さん)
・竹が繋ぐ「里山」と「里海」の循環と再生(山海環/谷川さん)
・森の価値を比婆で考える「Hiba Rings」(FOREST WORKER/臼田さん)

理念を持ち、実践しているプレイヤーのみなさんだからこその説得力のある発表でした。

西中国山地自然史研究会では、貴重なお話を聞かせていただく機会となったこと、そして若手スタッフに発表の場をいただけたことに感謝します。

 

【重要なお知らせ】認定NPO法人失効について(2024.3.20)

日頃より NPO法人西中国山地自然史研究会の趣旨や活動にご理解くださり、また多大なるご支援・ご協力をいただきありがとうございます。
NPO法人西中国山地自然史研究会では「認定特定非営利活動法人(認定 NPO法人)」の認定を受け、寄付者の方々の申告により所得控除もしくは税額控除の寄付金特別控除が適用されてきました。
更新時期がきたため、「認定NPO法人」の認定の手続きを検討しましたが、事務体制などに課題があり、理事会にて認定NPO 法人更新の見送りを確認し、その提出を行いました。
その結果として、3月19日に認定 NPO法人として満了日を迎えることとなり、翌日である20 日からは 「認定NPO法人」ではなくなり、 NPO法人西中国山地自然史研究会の寄付は「寄付金特別控除の適用外」となります。
会員、寄付者、関連団体関係者などの皆様には大変ご迷惑をおかけすることなり、お詫び申し上げます。
 今後も、これまでどおり各事業を進め、先人の知恵を受け継ぎながら、この特別な自然とともに地域が生きていく方法を模索し、実践していきます。

2024年3月20日
特定非営利活動法人 西中国山地自然史研究会