投稿者「スタッフ」のアーカイブ

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.31(2021.10.5)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度4回目の開催となった10月5日(火)のキャリア朝会について、報告します。
今回のセンパイは、 広島県安芸高田市地域おこし協力隊 の中村健太郎さんです。
道の駅や自宅で、人と人とをつなぐ様々なイベントを企画・開催したり、『みんなでつくる中国山地みんなでつくる中国山地』ではライターをされています。
お話はオモテ面とウラ面に謎の言葉が数十個書かれた用紙を配られるところから始まりました。自己紹介は名前のみ。
まず、オモテ面から興味を引く言葉を生徒に上げてもらいました。「湖からネッシー」「ただ歩く」「コスプレ聖地」「絵もらっ展」などが上がり、その言葉のエピソードを話す中村さん。
ネッシーを湖に出したいという中村さんの妄想からAR勉強会に繋がったり、ただ歩くだけで面白い人に出会ったり、コスプレイベントを企画していたり、褒めていたらもらった絵で展示会開催をしたりと、中村さんの人柄とおもしろ企画が溢れ出しました。
次に、ウラ面からは「棚田の仙人」「糸つむぎの魔女」「大学生のかつお」「アップビートソース」などの言葉が気になる、と生徒から上がりました。その言葉に詰まっていたのは、中村さんが出会ったキャラの濃い人物のお話でした。
それから、ついに中村さんの正体が明らかにされました。
現在は安芸高田市の地域おこし協力隊ですが、実は大学を中退し、10年間迷い続ける日々を過ごしていました。あるとき、地域・ローカルの雰囲気が好きなのではと気づき、現在の地域や観光に関する仕事をするようになりました。今でも自分自身を探っていて、高校生の時にもっと自分のことを考えたら違っていたかもしれないと振り返ります。
そこで、中村さんから高校生へ提案。
「もし、みんながイベントを開催するとしたら、何をするかを考えてみてほしいです。すると、誰に対して、どういう風にしたいか、相手はどういう人か興味を持って、想像します。そうすると、自分がどういう人間で、どういうことを誰にしたいかがわかるようになるのではないかなと思うのです。」
また、さいごに中村さんは里山の「人と暮らし」を紹介する「さとやまガイド」を志しているので、地域の面白い人がいたら紹介してほしいと投げかけて帰られました。
高校生の好奇心を揺さぶる仕掛けが満載の、イベントのような朝会になりました。
(芸北分校魅力化コーディネーター/前田なっちぇ)

アサギマダラの魅力(2021.10.11)

新聞やテレビなどで紹介があったようで、アサギマダラの問い合わせが非常に多いです。
「旅するチョウ」アサギマダラが寄り道、フジバカマに誘われて 広島の八幡高原
中国新聞記事(2021.10.5)

お天気もいい八幡高原で、ぜひ観察してみてくださいね。

高原の自然館では、アサギマダラ関連の書籍展示とポストカード販売も行っています。
他にも色づきはじめた木々の中の散策、新米やりんごが目立つ野菜売り場などをオススメしています。

北広島町議会議員の視察来場(2021.10.6)

芸北せどやま市場に北広島町議会から見学に来ていただきました。

小水力発電や財産区など、芸北内の施設や取り組みの視察の一環です。

1時間ほどでしたが、せどやま市場の土場や芸北オークガーデンの薪ボイラーの見学とともに、芸北茅プロジェクトやせどやま教室など関連する取り組みも、白川学芸員(高原の自然館)より説明がありました。

議員からの質問もたくさん飛び出しました。

・市場に持ち込める木の樹種や値段は?
・せどやま教室は芸北小の5年生以外には実施しているか?
・茅の需要はどんなところにあるか?
・薪の販売先は?需要と供給のバランスは取れているのか?
・茅葺きの屋根で暮らしている民家は火を焚き管理しているのか?
・地域通貨が使えるところはどんなところか?アクテビティなどに使えるのか?
・木を伐採する人の育成は?
・薪ストーブにした際民家でどれくらい暖かいのか体験できる施設があればいいね

といったものです。

CO2の削減、文化を育てる教育、資源(財産)を活かす、町の中での循環といった視点から取り組みの理解を深めていただいたように思います。
ご来場ありがとうございました。

今日の千町原 (2021.10.9)

今日も快晴です!

ナツアカネやノシメトンボも元気に飛び回ってました〜。

気づかずに踏んづけてしまったジムグリ。

こっちを睨みつけて逃げていきました…。

リンドウも綺麗ですね〜。

漢字で竜胆と書くのは根が竜の胆ほど苦いからだそうです。

その苦みが胃液の分泌を盛んにするため苦味健胃薬になるんですね〜。

□■□本日のいきもの伝言板□■□

staff 八木

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.30(2021.9.14)

西中国山地自然史研究会では、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度3回目の開催となった9月14日(火)のキャリア朝会について、報告します。
今回のセンパイは、道の駅豊平どんぐり村にある宿泊・温泉・食事処の「どんぐり荘」で働く尾首彬美(おくび あきみ)さんです。
豊平に移住して4年目の想いを語ってくださいました。
尾首さんは、人と話したり接客するのが好きだったので、ビジネスホテルの全国チェーン「東横イン」に就職し、フロント業務のエキスパートとして、ホテルの立ち上げスタッフの教育を担当し、全国を飛び回るバリバリのキャリアウーマンをされていました。
豊平には幼い頃からのたくさんの思い出があったので、おばあさんが亡くなり、家が空き家になることをきっかけに、移住を決意。実際に移住すると、やりたいこと、仕事、友達のいない中、いるだけで精一杯になりつつあった時、現在の職場、どんぐり村の社長が手を差し伸べてくれて、「どんぐり荘」に就職することになりました。
生活していくうちに、何もないと思っていた豊平に、たくさん人が来ているのを見て、外からの視点で豊平を見ると、たくさんのいいところを発見します。そば打ちの試験を受けたり、イノシシを捌いたり、田植えの手伝いをしたり、雪山にジャンプ台を作ったり、いろんなことができるようになり、日々楽しいことを探す毎日を過ごしているそうです。
伝えたいことは、「今を楽しむこと」。
当たり前の景色、人、場所と思っていて見過ごしがちですが、今しかない場所で、今しかできない時間を過ごしています。夢や職場を探そうとすると、外へ目が向くとは思うけれど、芸分で学ぶ今の自分にしかできないことをたくさん見つけてほしい。
そして、出て行ったとしても、いつか北広島町に帰ってきたら、一緒に楽しいことを探せる仲間になりましょう!!と、希望に満ちたあたたかいメッセージを届けてくれました。
(芸北分校魅力化コーディネーター 前田なっちぇ)