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【イベント案内】キノコの観察会

  • 開催日時:2013年10月12日(土) 9:30
  • 集合場所:聖湖キャンプ場駐車場
  • 講師:川上嘉章
  • 準備:基本セット・かご(ビニール袋より,通気性の良いかごが望ましい)
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

秋の風物詩の1つ,キノコの観察会です.聖湖キャンプ場内を散策してキノコを見つけましょう.見つけたキノコは食べられる?食べられない?どんな名前?どんな場所で見つかる?など,楽しみながら学びましょう.歩きやすい服装と,キノコを持ち歩くためのかごをご用意ください.

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【イベント報告】カワシンジュガイ探検隊

  • 開催日時:2013年7月28日(日) 9:30
  • 講師:内藤順一

早朝からお天気の心配がされたカワシンジュガイ探検隊ですが,内容を一部変更し,開催されました.
今回はひろしまNPOセンターとの共催で,全国47都道府県で開催されているSAVEJAPANプロジェクトの一つとなります.
芸北文化ホールに集合し,雨がひどくならないうちに,講師の内藤先生の案内で,自生地を見学に行きました.
この場所は標高650メートルで,川の上流部です.川の奥には家もほとんどありません.
ここから下流部へ流れる川のこう配がゆるやかで,カワシンジュガイの生息に向いているとのことです.
川に降りるとすぐ脇の方にカワシンジュガイが見えました.地元では「立ちっ貝」といわれるように,体の半分ほどを砂に埋めた姿です.
他の地点でも3個体見つかりました.思ったより大きな貝に驚き,参加者は大きさや重さを手で確かめていました.
内藤先生が網をひとふるいすると,アブラボテも捕れました.
アブラボテのメスは長い産卵管をカワシンジュガイにさしこみ,産卵するそうです.実物を見ながら解説していただくとよりいっそう様子がわかりました.雨が降り続け,水温も低めだったので,安全を考慮し,早めに川からあがりました.
その後室内で,カワシンジュガイの生態について学びました.
カワシンジュガイの生活史,生息地や分布,各地方での保護や調査の様子など,長年研究をされている内藤先生ならではの知見に基づく,楽しいお話を聞くことがでできました.
カワシンジュガイの稚貝の姿や,アマゴについたグロキジウム(幼生)の様子など,研究から分かったことを,資料やビデオを使い,わかりやすく解説してくださいました.中でもアマゴの放流をし,カワシンジュガイの保護をされているお話は,感激しました.
これからもカワシンジュガイの姿がなくなることがないように,と思いました.
少人数での開催だったので,カワシンジュガイをしっかり観察したり,標本を使った丁寧な解説をしていただきました.
教えていただいたことをしっかり身につけて,滝山川本流でのカワシンジュガイの探検を来年に期待したいです.(こうのやよい)

※今回の観察会は,広島県および北広島町に許可を得て行ないました.

みなさんの印象に残った物

「カワシンジュガイが努力によって増えたということ」「生息域が少ない事」「子どもが積極的に川に入れた」「カワシンジュガイの大きさと年齢が見た目とは違うこと.狭い場所にけっこうたくさんいること(保護の成果ですね)」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「雨がふったら,またの機会をたのしみにすればいい.またやって下さい」「大変勉強になりました」「天候不良で残念」「雨で川での活動ができなかったのは残念ですが,本物を見ることができて良かったです」

自由記入

「ありがとうございました」「参加者が少なかったのは残念でしたね」

写真

今回はSAVEジャパンプロジェクトの一つとして開催された.
今回はSAVEジャパンプロジェクトの一つとして開催された.

当日の天気は雨.予定を変更して,先に川へ行くことになった.
当日の天気は雨.予定を変更して,先に川へ行くことになった.カワシンジュガイを発見.川底に立っている姿を観察する.
カワシンジュガイを発見.川底に立っている姿を観察する.実際に持ってみるとかなり大きいことが分かる.
実際に持ってみるとかなり大きいことが分かる.アブラボテも見つかった.
アブラボテも見つかった.カワシンジュガイの標本.採取された年と場所が記されている.
カワシンジュガイの標本.採取された年と場所が記されている.川での観察の後,生態についての講義を受ける.
川での観察の後,生態についての講義を受ける.

【イベント報告】ブッポウソウの観察会

  • 開催日時:2013年7月15日(月) 9:30
  • 講師:上野吉雄・松田賢

芸北ではもうお馴染みになった夏鳥,ブッポウソウの観察会を行いました.呉,浜田,萩など遠くからも参加いただき,24人と大勢での観察会になりました.
フィールドに出る前に,二人の先生からブッポウソウについての講義を受けました.上野先生は,主に繁殖や育雛に関わる行動について,松田先生はブッポウソウの食性についてのお話しでした.西日本のブッポウソウは,木の電柱に巣をつくる習性を獲得したものの,電柱がコンクリートに変わっていったために巣を作ることができなくなったそうです.越冬地である東南アジアの森林が開発されて,環境が変わったことも減少の要因として考えられるそうです.こうした中,広島県では巣箱の設置によって繁殖を助ける活動が成功し,全国的に見ても有数の繁殖地になっているそうです.
室内でのレクチャーをしっかり聞いてから,巣箱を設置している場所を2箇所,見学しました.いずれの場所も,巣箱での育雛が確認されている場所です.1箇所目は駐車場の中に設置された巣箱です.親を刺激しないように,広い駐車場の端で見学しましたが,なかなか親が現れません.やはり,大勢の人を警戒しているようです.ほどほどで諦めて,次のポイントに向かいました.事務局が最後に出発したのですが,みんなが居なくなるとすぐに,親鳥が帰ってきました.やはり,警戒して待っていたようです.
2箇所目は,観察場所と巣箱の間に水田があり,かなり距離がある場所です.ここでは,巣箱の周りにも,そして反対側の山にも,ブッポウソウの姿を見付けることができました.参加者からは,濃紺の体と真っ赤なくちばしを見て「きれい!」と感激の声が上がっていました.しばらく観察していると,巣箱に餌を運ぶ行動を2回確認できました.親が巣箱に留まるのは,本当にわずかな時間でした.
最初のポイントではどうなることかとヒヤヒヤしましたが,採餌行動までしっかりと観察できました.また来年,巣立った雛が帰ってきてくれると良いですね,という言葉で観察会を終えました.[しらかわかつのぶ]

みなさんの印象に残った物

「ブッポウソウを見られた」「食べ物をくわえて飛んでいったこと」「ブッポウソウの飛ぶ姿」「ブッポウソウの飛んでいる姿」「写真ではなく,本物を見られた.高価なフィールドスコープだと見え味も違うものなんですね」「何回もきれいなブッポウソウがみれた事」「ブッポウソウのくちばしと足が赤くてとまっている姿可愛らしかったこと」「ブッポウソウのつがい」「私達にとって臭いカメムシも食べること」「ブッポウソウの飛んでいる姿が美しかった」「やはりブッポウソウの美しさ.特に飛んでいる時」「ブッポウソウの飛ぶ姿」「生態などがわかってよかった」「講義の中で渡り鳥が星座を読むことができるなどの特性についての説明」「ブッポウソウの色がきれいだった.特に飛んでいる時の色がすばらしい」「ブッポウソウがたくさん見られたこと」「何とか見れた事」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「かわいいところがたくさんあっておもしろかったです」「見えるところまで連れていっていただいてありがとうございました」「きれいな鳥でした」「ありがとうございました」「色々な説明をしていただきブッポウソウという鳥がわかった」「美しい鳥を見ることができ,楽しかったです」「飛ぶ姿がきれいでした」「巣箱に出入りするのが見られてよかった」「有意義なイベントでした」「観察前のお話でいろいろ知識を得られたのがよかった」「良かった」「ブッポウソウが見られてよかった」「今年も美しいブッポウソウが見られて幸せでした」「初めてブッポウソウを肉眼で見て感激した」「くわしい説明を頂いてからの観察だったので大変良かったです」

具体的に

「詳しい説明が聞けた」「双眼鏡とかで見せてくれてありがとうございました」「興味が持てる進行でした」「大変親切でわかりやすかった」「鳥を見る楽しさがわかりました.素人では合わせにくい望遠鏡で鳥を見れてよかったです」

自由記入

「子どもにわかりやすい説明もあれば」「ありがとうございました」「次回もぜひ参加します」「ありがとうございました」

写真

はじめに,室内でレクチャーを受けた.子どももたくさん.
はじめに,室内でレクチャーを受けた.子どももたくさん.今回の講師は松田先生(左)と上野先生(右).
今回の講師は松田先生(左)と上野先生(右).「ブッポウソウが食べる昆虫」の標本を,松田先生が持ってきて下さった.
「ブッポウソウが食べる昆虫」の標本を,松田先生が持ってきて下さった.ブッポウソウは,主にコウチュウを食べる.
ブッポウソウは,主にコウチュウを食べる.最初の観察ポイント.電柱に巣箱が取り付けられている.
最初の観察ポイント.電柱に巣箱が取り付けられている.ジッと見守るけれど(見守るから?)親鳥は現れなかった.
ジッと見守るけれど(見守るから?)親鳥は現れなかった.みんなが移動すると,すぐに親鳥が帰ってきた.
みんなが移動すると,すぐに親鳥が帰ってきた.巣箱の周りを4〜5回旋回してから,巣箱に近づく.
巣箱の周りを4〜5回旋回してから,巣箱に近づく.巣箱に泊まる直前の親鳥.羽がキレイ!
巣箱に泊まる直前の親鳥.羽がキレイ!2ポイント目は,空き家の近くに掛けられている巣箱.ここではしっかりと姿を確認できた.
2ポイント目は,空き家の近くに掛けられている巣箱.ここではしっかりと姿を確認できた.巣箱近くの電線にとまる親鳥.くちばしの赤がよく目立
巣箱近くの電線にとまる親鳥.くちばしの赤がよく目立つ巣箱にとまった親鳥.
巣箱にとまった親鳥.最後にブッポウソウの保全の話しを聞いて,観察会を終えた.
最後にブッポウソウの保全の話しを聞いて,観察会を終えた.

【イベント案内】カワシンジュガイ探検隊

  • 開催日時:2013年7月28日(日) 9:30
  • 集合場所:芸北文化ホール
  • 講師:内藤順一
  • 準備:基本セット,長靴または水の中に入れる古い運動靴,ゴーグル,シュノーケル(持っている人)
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

北広島町の天然記念物であるカワシンジュガイを探す観察会です.支流に生息しているカワシンジュガイは出水の度に下流へ流され,本流まで出てきています.支流でカワシンジュガイを観察した後,水中メガネ(ゴーグル)を付けて,水の中をのぞきながらカワシンジュガイやアブラボテをさがします.上流域で,水もきれいなので,川遊びにもなります.子供さんには必ず保護者が付き添ってください.

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