1月28日(月)に芸北地域振興協議会の視察研修に同行させていただきました。 目的は大崎上島にある県立大崎海星高校を視察し、高校の魅力化を高めることで地域活性化を図ろう、というものです。 20代〜80代の32名の視察でにぎやかなものになりました。 視察全体を大崎上島町の総務企画課教育の島推進室職員がコーディネートしてくださいました。
最初は役場の会議室で、教育の島推進に関する取り組みと高校魅力化の取り組みを説明していただきました。ここではしくみや理念が紹介され、体制に関わる資金などが質問に上がりました。 昼食をはさみ、大崎海星高校におじゃましました。 校長先生をはじめ、コーディネーターや地域おこし協力隊の方が出迎えてくださり、説明のプレゼンテーションもとてもわかりやすく多くのヒントをいただきました。 高校3年間を通して学ぶ「大崎上島学」のつくり方として、「地域とつながる・小さくはじめる・学びの学校」を教えていただきました。
このハウツーやステップがとても興味深く、なるほどな、まねしたいな、まねできるかも!?というヒントが詰まっていました。先生のやりたいことと、地域のやりたいことを掛け合わせてアイデアをうみだし、小さなステップの積み上げで実現していくというものが非常に具体的でした。
自分軸を据え、産業や伝統を学び、課題解決策を身につけることのできる大崎上島学はネーミングもバツグンで、魅力的に映りました。
他にも、高校見学ツアーや地域おこし協力隊の起用、コーディネーターの存在、講演で高校の入学者のPRなど、実際にやっていることから見えてくる熱量や、やり方が参考になりました。
最後に視察した大崎上島学習交流センターの寮は、とても立派な建物でした。機能的であり県外者を呼び込むにはとても説得力のある施設でした。一番存在感があったのは、ハウスマスターです。地域おこし協力隊の業務の一端とのことですが、熱心に取り組む体制や意識の高さから、「教育の島」に懸ける姿勢が伝わってきました。
地域と学校、行政をつなぐ役割をコーディネーターや地域おこし協力隊が担い、理念をしっかりと共有していることが「生徒数の増加」や「地域への理解」を深めているように感じました。
視察を終え、バスの中では振り返りを行いました。
よかったところ、参考になったところ、芸北で活かしたいところ、感想などマイクが次々と回り、熱心な発言が続きました。
進行役によって
・目的と役割分担をしてみよう
・お金をかけるには限りがあるので、人材を活用しよう
・従来の縦割ではなく横のつながりをつくり、新しい発信にトライしよう
ということでまとめられました。
刺激的な視察のおかげで、新たな力がわいてきたように思います。
丁寧な視察対応をしていただいた大崎上島のみなさん、本当にありがとうございました。
芸北でのアクションをまた報告したいと思います。