暑い日が続きますが、今年で10回目となった千町原の夏の草刈りです。
10年前より取り組んできたオオハンゴンソウの拡大防止について、今年は進展がありました。通年の草刈り班「千町原草刈り隊」が、オオハンゴンソウの除去について研究・調査を進めてくださり、草刈りをした上で、根を抜こうという作戦となりました。
少数精鋭の今回の参加者、なつかしいお顔もあれば、お馴染みの方、初めましての方が2名と合計24名のメンバーで挑みました。
草刈り機班は二手に分かれ、エリア内のオオハンゴンソウをとにかく刈りました。女性も3名参加しており、刈り払い機の安全講習会が活かされていることがわかり、とても頼もしく感じました。安心感のある作業だったとも聞きました。
一方の草抜き班は、ミツグワをふるい、根を掘り出し、土を払ってコンテナに積み上げる、という作業を繰り返しました。エリアをあらかじめ決めておくことで、どのくらい作業がはかどったかがわかる工夫もしました。暑い中、汗びっしょりになりながらの作業ですが、時折の休憩で交流も計り、オオハンゴンソウの対処方だけではなく、草花や自然環境の話に花を咲かせていました。
短い時間でしたが、予定していた草刈りは達成されました。草抜きの方はひとつづつの作業にとても手間がかかるので、大きな範囲には至りませんでしたが、どのくらいの作業量が必要かがわかり、これからのオオハンゴンソウの生育具合を見ることができる試みの第一歩となりました。
特定外来種との戦いは、全国各地どこでも苦戦しているかと思います。いろいろ試す中で、方法が確立され、生物多様性が守られる自然環境を維持したいものです。
夏の作業に来てくださったみなさま、ありがとうございました。
さて、次の秋のシーズンは茅かりです。
草原の資源を活用できるところまでの取り組みに近づいてきました。
とても楽しみですね。
秋の作業は11/20(日)を予定しています。
初めての方も大歓迎です。
みなさまの参加をお待ちしています。