【イベント報告】エコカフェ@豊平(2016.2.21)

お菓子を食べながら、和やかな雰囲気で、北広島町で始まっている「楽しくて豊かな活動」のお話を聞き、身近な自然や環境について考えるエコカフェの第3回目が、豊平にて開催されました。
小学生から大人まで、37名に来場していただき、エコカフェ@豊平の開店です!

今回の世話人は、「豊平両生爬虫類研究所」の奥山秀輝さんです。
「水田に学ぶ・食べる豊平小5年生」というタイトルで活動の事例が報告されました。
聞き手は、高原の自然館のしらかわハカセです。

みなさんお楽しみのお菓子は、豊平のお菓子職人「You-ichi」さんによる、「こめふわり」と「チョコレート」です。
大朝の米粉を使ったブッセはボリュームがあるのに口当たりが軽く、とても美味しかったです。またチョコレートもいくつか種類があり、テーブルの人と比べっこをしながら楽しくいただきました。

豊平小学校の授業の紹介ということで、地元の小学校の参加もあり、にぎやかな雰囲気の中で、奥山さんの話がスタートしました。
小学生は真剣に聞き入り、奥山さんからの質問にもしっかりと答えられる力がついており、会場の大人たちからは感心の声がたくさんあがりました。
いきものも住めるたんぼで作った「感謝の気モチ」のお米紹介CMが一番盛り上がりました。
奥山さんのこれからの野望として、このお米の販売にも力をいれたいとのことでした。授業から生まれたことが商品化され、地域内外に飛び出して行き、それがこどもたちへの教育となり、地域振興にもなるって素敵なことですね。

事例ふたつめは、「NPO法人INE OASA」の堀田高広さんから、「お蝶淵に集う・遊ぶ」というテーマでお話しを聞きました。
今や絶滅危惧種になった川ガキがどのように復活していくのか。こちらも小学生や地域とともに活動を始め、その様子を動画で紹介いただきました。こどもたちに加え、おとなたちの笑顔や笑い声が印象的なムービーでした。
他にも、地域資源を活用したイベントなども紹介していただく中で、「自然と人といい関係が作りたい」という堀田さんの言葉に、説得力を感じました。

最後に、活動発表をした奥山さん、堀田さんと、聞き手のしらかわハカセが意見を出し合う、放談会もありました。
ここでは農業といきものとの関わりや、お互いの取り組みの感想などがお話されました。
豊平会場では、今までの中で一番質問が多く出ました。

また豊平にお住まいで町の生物多様性審議会の委員である入澤さんには「地域の一員として、豊平小の授業を一緒に受けたい。地域のこどもたちにひとりでも農業や山の手入れをする仲間になってほしい。大朝の取り組みは発信力がすばらしい」という意見をいただきました。

「豊かな暮らしとは何か?」という質問に答える形でエコカフェは閉店しました。
生まれ育ったところで暮らし、今日のエコカフェでのような出会いがあり、たくさんのこどもたちと活動できることが豊かな暮らしだと思います、という堀田さんの言葉に、みなさん大きく頷いていました。

次回で最後となるエコカフェです。
大朝会場でお待ちしています。

豊平のお菓子職人You-ichi(ユーイチ)についてはこちら→http://you-ichi.com

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