2015年10月3日・4日に広島県森林協会が主催する研修会にスタッフが参加したので報告します。 中央森林公園において、森林づくりリーダー養成研修会が開催されました。今回の受講は8名です。
前回の「野外活動編」に続いて、「植物・樹木観察」「応急手当法」「野外動物観察」「広島県の森林・林業」について、4名の講師から講義をしていただきました。
「植物・樹木観察」では、伊藤之敏先生より、森林の生態から、広島県の植物について幅広い講義を受けました。また実際に野外に出て、マルバハギ・ケネザサ・アカメガシワ・ヤブムラサキなどなどたくさんの植物を観察しました。
「応急手当法」は3時間のカリキュラムを三原市消防本部西部分署の救急隊から、説明などを受け、具体的な手当の方法を実際に手を動かし、繰り返し訓練する事で身につける意識が生まれました。
「野外動物観察」では、森林インストラクターの野田圭一先生より、広島県の野生動物について講義を受けました。こちらも野外に出て、トノサマバッタ・オンブバッタなどたくさんの種類のバッタや、きれいな色のワカバグモも観察したり、ビーディングなどの採取法を教わりました。
最後に、「広島県の森林・林業」は、広島県森林組合連合会の坂部広和先生から、広島県の森林・林業や、森林の機能について講義をいただきました。ここでは、広島県の森林の特徴や、林業の歴史などの解説がありました。坂部先生は、森林機能で一番大切にしてほしいことは「林床」であることを強調されてお話を締めくくられました。
森林づくりに必要な知識や実践を肌で感じた2日間となりました。
次回は森林法規・キノコ・森林保育についてなどを学びます。