- 開催日時:2013年8月3日(土) 8:00
- 講師:
日本各地で水害のニュースが駆け巡る8月となりました.
ここ八幡もお天気が悪く,草刈りの開催も心配されましたが,当日は曇り.蒸し暑くなりそうな天候です.
とはいえ,標高800メートルの高原とあり,市内から来られた方より「涼しい!」との声が多く聞かれました.
山麓庵に集合し,ゼッケンを受け取り自分の班を確認します.今回の参加者は38名.いつもより少ないですが,7班に分かれました.
チェンソーと草刈り機を使用するため,特に安全管理の説明は力を入れます.みなさん真剣な表情で聞き入ってくださいました.その後いよいよ作業にとりかかります.
今回はオオハンゴンソウの除去および,低木の伐採です.オオハンゴンソウは高木さんがトラクターでどんどん刈ってくださいます.刈った後は草集め班が集め,小積みにしていきます.
やぶになってる場所を草刈り機班が隊列を組んで刈っていきます.今回前さんより,草刈りのフォーメーションを実演していただきました.3人一班で安全にかつスムーズに刈れる方法を実践したところ,整然と草刈りが進んでいきました.
低木もチェンソーで切り,整理しました.
加えて,新たにはらっぱー大根・はらっぱ米を作っている坂井さんの畑に,刈った草を持ち出しました.これで秋においしい大根とお米が育つことでしょう.
午前中のわずかな時間でしたが,参加者みんなの力で草原を取り戻すための作業ができました.
一方で,切った木,刈った草の用途・片づけ方法という大きな課題も残りました.
午後からは新たな試みとして,希望者16名で「千町原を語る会」を開きました.白川学芸員をファシリテーターとし,ワークショップの方法で会は進行されました.
「千町原の課題」「課題解決の方法」「千町原でかなえたい夢」「今日の感想」をグループで考えます.初参加の方からリピーターの方まで,様々な意見がでました.
共通することは「千町原をよい草原に維持したい」ということです.
この思いを持ちながら,息の長い活動にしていきたいな,と改めて考える機会となりました.
草原保全活動のお楽しみは,草を刈って終わりではありません.刈った後を眺め,「よく刈ったなぁ」と作業の範囲を眺めたり,草原のたたずまいを感じたり,写真をとったり,ゆっくり歩いたりと楽しみ方は多様です.
さあ,次は秋の草刈りです!
写真
各班のリーダーの打ち合せ.
現地での作業説明.お茶もたっぷり用意しました.
オオハンゴンソウの見事なお花畑.今日の作業はこの場所の草刈り.
トラクターにのった高木さんがどんどんと刈っていきます.
刈った草を集めて小積みにしていく.
みなさんもくもくと作業.
作業のごほうびのスイカ.
休憩時間,刃の目立てをする二宮さんの手つきに見入る参加者.
ブルーシートを使って草運び.
新しい草刈り機をはりきって使う佐伯さん.
カラコギカエデを伐採.整理しながら積んでいった.
今回の参加者で記念撮影!
お昼ご飯は山麓庵で.縁側が涼しい!
千町原の地図をみながら,未来を語る.