【活動報告】支所カフェVol.13(2020.1.7)

2019年12月25日。

久しぶりの支所カフェ開店です。参加者は13名です。
今回は北広島町役場の加藤さんに、広島県市町職員海外派遣研修について、報告いただきました。聞き手は白川ハカセです。
広島県から28人が一行となってオランダ・スイスを教育・高齢者・環境の観点で視察した様子を、写真を交えてお話が始まりました。

まず、オランダでの教育視察。
イエナプラン教育とは、異学年のクラスで、4つの基本活動(会話・遊び、仕事・学習、催し)が組み込まれているもので、広島県の教育場面でも話題になっており、その本場での視察ということで興味深い内容です。
最初に、研究者の話を聞いたり、実際の現場にも足を運んだ様子が紹介され、一日の最後に集まる場所、料理をする場面などが写し出され、日本の小学校とは違う様子が感じられました。
加藤さんより、イエナプラン教育はひとりひとりの個性や魅力が引き出されるものだという感想が述べられました。

次もオランダで、ケア(介護)+ファーム(農業)という新しい形態で、農福連携を行なっている場所の紹介でした。
地域に開かれたスペースで、カフェもありました。
そして、スイスの高齢者の介護施設。日本人介護士からお話が聞けたそうです。
加藤さんがこの場所の感想として「人の気配に気を遣った介護だった」というところが印象的でした。

最後は環境です。
蓄電できるサッカースタジアムで、企業との連携や地域への電力供給源になる場所であることが紹介されました。

視察後、具体的に真似したいものとして、「人と自分が違うこと」が一番よくわかり、自分・他人の良さが再認識できたそうです。
おまけで紹介されたスイスでの「2,000ワット社会構想」が面白そうでした。
貴重な機会のお話にトライしてくださったことに感謝します。