芸北トレッキングガイドの会」カテゴリーアーカイブ

【活動報告】モニタリング始めました(芸北トレッキングガイドの会)

芸北トレッキングガイドの会は、湿原での植物モニタリングを開始しました。
今日は第一回で、高原の自然館のしらかわハカセから調査方法や、植物名を教えてもらいながら、約90分のモニタリングを実施しました。
これからは月一回、ガイドの会の研修を兼ねて実施する予定です。
ネイチャーガイドに興味のある方、ぜひ一緒に活動してみませんか?_MG_8266 のコピー _MG_8276 のコピー

【イベント報告】エコカフェ@芸北

お菓子を食べながら、和やかな雰囲気で北広島町で始まっている「楽しくて豊かな活動」のお話を聞き、身近な自然や環境について考えるエコカフェの第2回目が、芸北にて開催されました。
この会場の世話人は、「芸北トレッキングガイドの会」の足利和英さんです。
『トレッキングをガイドする』というタイトルで活動の事例が報告されました。
聞き手は、1回目の千代田会場に続き、広島大学の近藤俊明ハカセです。
みなさんお楽しみのお菓子・お茶は地元川小田のおかあさんグループ「いろどり」さんによる、「甘酒」「あられ」です。どちらも地元産のお米を使ったてづくりのもで、温かみのあるなつかしいおやつは大好評でした。
足利ガイドさんのジョークの混じったガイドの活動報告は笑いもあり、質問もあり、「このガイドを受けてみたいな!」というような内容でした。
芸北の自然を守るだけでなく、活用することで芸北の自然の大切さが周知され、またこの自然を守ろう、という意識づけにつながっているなぁと感じました。
事例ふたつめは、豊平両生爬虫類研究所の奥山秀輝さんから、「水田に学ぶ・食べる豊平小5年生」というテーマでお話しを聞きました。
収穫にまつわる作業だけでなく、水田のいきものを学ぶことで、その大切さや人間といきもの、環境のつながりといった生物多様性について知識を得て、ふるさとを愛する人材に育って欲しいというねらいもあり、学校・地域・家庭が一体となっている授業の紹介でした。
そこに込められた思いや、学習のねらいを聞き、会場のみなさんも真剣に聞きいっていました。
お米のネーミングやコマーシャルについてはもっと知りたい、という声もありました。
会場からは「うちの田んぼも調べて欲しい」「ひよせについて聞きたい」など、質問なども相次ぎました。
活動発表をした足利さん、奥山さんと、聞き手の近藤ハカセに加え、高原の自然館のしらかわハカセも登場した放談会も最後にありました。
ここでは各地域で活発な活動が継続され、よりよい取り組みになるような工夫や意気込みも語られ、今回のエコカフェ@芸北も閉店となりました。
会場に問いかけると、芸北地域の方が6割くらい。残り4割は千代田・大朝・豊平に加え、町外からの来場者も。
とても嬉しいことです。
次回は豊平会場でお待ちしています。

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【イベント報告】エコカフェ@千代田

お菓子を食べながら、和やかな雰囲気で北広島町で始まっている「楽しくて豊かな活動」のお話を聞き、身近な自然や環境について考えるエコカフェの第一回目が、千代田にて開催されました。

この会場の世話人は、「里山まなぶ会」の宮本良朗さんです。
『南方の里山に集う・遊ぶ』というタイトルで活動の事例を聞き、私たちにもできることを考えました。
聞き手は、広島大学の近藤俊明ハカセです。
そして、それぞれの作り手からお菓子・お茶の紹介。味わいのある和みたっぷりなおやつでした。

最初に宮本さんのお話を聞くと、とにかく「自分たちでやってみる」「仲間をどんどん集める」「楽しむ」と、できそうでできないことを、簡単そうに、そして心から楽しんで活動されている様子がうかがえました。
本格的な木の伐採もあれば、子供もお手伝いできるピザ作りなど、「里山のめぐみ」をあらゆる方向から手に入れています。
その様子を聞きながら、会場からも「竹のチップってどんなものかみて見たい!」「活動をお手伝いするにはどうしたらいいのか?」といった質問も飛び出しました。

続いて、芸北の取り組み「芸北トレッキングガイドの会」の紹介を、ガイドの足利さんがユニークな話術でお話くださいました。
ガイドするときのコツや、芸北ならではの自然の紹介、ガイドとしての夢など、芸北の自然資源をめいいっぱい使い、自らが楽しんで活動している様子がとてもよく伝わってきました。
「ササユリが咲かなくなったのはなぜか?」「人面石ってほんもの?」などこちらも会場から質問が出ました。

休憩をはさみ、最後に放談会です。
活動発表をした宮本さん、足利さん、聞き手の近藤ハカセに加え、高原の自然館のしらかわハカセが登場。
2つの活動について、「自分の地域にはないおもしろさ」「活動がうらやましいというより、一緒にやりたい」「里山を使った活動がそこここにひろがればいい」といった意見が出されました。

会場の参加者と、発表者の距離がぐっと近くなり、リラックスしながら、北広島町の自然やまちづくりについて意見が出し合えたように感じました。
また「草刈りが重労働」「米作りの担い手がいない」「獣害対策について」など、みなさんが日々課題に感じている事柄が浮かび上がりました。

自分たちができる範囲で楽しみながらアクティブに活動されている「里山まなぶ会」の方をお手本に、そして仲間に入れてもらいながら「楽しくて豊かな活動」にトライしていきたいと思います。
「また来たいね」「次は友達を誘ってこよう」「あーおもしろかった」といいながら帰られる参加者の方の声を聞くことができました。
次回は芸北会場でお待ちしています。

※里山まなぶ会の活動はこちら→よしろう農園 _MG_4551 _MG_4563 _MG_4570 _MG_4577 _MG_4581 _MG_4592 _MG_4632 _MG_4636 _MG_4668 _MG_4687 _MG_4696 _MG_4714 _MG_4720 _MG_4727 _MG_4728 IMG_8246

【受賞報告】「第3回観光地ひろしま!おもてなしアワード」(芸北トレッキングガイドの会)

芸北の自然を案内する芸北トレッキングガイドの会が、「第3回観光地ひろしま!おもてなしアワード」1次審査通過し、2015年12月17日(木)に行われた最終審査会で、5位に入賞しました。
広島県内において観光客へ効果的・独創的なおもてなしの取り組みを表彰するもので、最終審査会は5分間のプレゼンテーションがあり、審査員・来場者の投票によって、順位が決まります。
見事第一位を獲得されたのは、「田舎cafeおそらゆき(広島市)」さん。おめでとうございます。
芸北トレッキングガイドの会も、「安全で安心なガイドをすること」をおもてなしの一番に掲げた紹介を行い、投票の結果5位となりました。
副知事から表彰状をいただきました。
NPO法人西中国山地自然史研究会では、「ガイド養成講座」のお手伝いをさせていただき、スタッフも休日を利用してガイドもしています。
このような賞をいただき、とても光栄に思います。

芸北の自然の案内は、芸北トレッキングガイドの会におまかせください!

▶︎報道
産経ニュース:観光地ひろしま!おもてなしアワード」6団体を表彰
http://www.sankei.com/region/news/151218/rgn1512180044-n1.html

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【参加報告】芸北小・中学校合同公開研究会

芸北小・中学校は、4年間文部科学書研究開発学校の指定を受けて、「挑戦科」を設け、「社会の中で自立して生きる力を有した子どもの育成」を実施しています。
このプログラムの3年目にあたり、公開研究会がありました。

NPO法人西中国山地自然史研究会では、「芸北ジュニアトレッキングガイド」「せどやま教室」の単元にて、ゲストティーチャーとして関わっていることもあり、この研究会に招待されましたのでm当日の様子を、レポートします。
最初に、今回の研究会の説明会があり、小学校・中学校それぞれで、公開授業が行われました。
小5のクラスをのぞいてみると、これまでの授業の振り返りと、次回の取り組みの厳密な目標設定などが行われていました。
やってみる(体験)→えがく→振り返るのプロセスを繰り返すことで、資質や能力を育成するのが、挑戦科のスタイルです。
「やってみる(体験)」の関わりでは、せどやま教室において、野外で実際に木の運び出しなどをサポートしてきましたが、「えがく」「振り返る」の部分を、この授業でしっかりみることができました。
一人づつの自覚や、仲間との協働、大人たちへの働きかけなど、通常の教科ではない学びが身についていくことでしょう。
その後、分科会に移ります。
質疑応答などもあり、県外から参加された教師からの、「型通りの発表スタイルにとらわれず、もっと自分の想いを表現できてもよいのでは」という提案にとても共感しました。
また芸北小・中の挑戦科担当の先生からの発表では、学年ごとの子どもたちの様子がムービーで紹介されたり、挑戦科の背景にあるものや、育成するプロセスの説明などがありました。

「挑戦科」を通じて、地域・学校・家庭がつながりを強くもち、それぞれの強みを活かした関わりを深めていくことの大切さもよくわかりました。
NPO法人西中国山地自然史研究会では、「自然」「自然に関わる人」のデータや情報、ネットワークを多く持っていることが強みです。
地域の未来を担う子どもたち、教育現場での支援を継続していきたいと思います。

 

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