芸北せどやま再生プロジェクト」カテゴリーアーカイブ

【おしらせ】せどやま再生プロジェクトがTVで紹介されます。

曇り空の八幡からこんにちはー(・∀・)!!
梅雨に入り、田んぼや水辺の上をよくよく見れば、モリアオガエルの卵塊が目立つ季節になってきました。
本日のこうら池にもたくさんの卵塊が(・ω・)b

こうやってみると、カンボクの花か卵塊かちょっと迷ってしまいますね〜。

今日のタイトルですが、TVをお持ちの皆様!
本日はNHKの「お好みワイドひろしま」をチェックですよー(・∀・)!!
18:10からの「わが街発見」コーナーで、芸北せどやま再生プロジェクトと薪ボイラーが特集されます。
詳しいことはこちらでどうぞ!!
http://www4.nhk.or.jp/P2935/x/2016-06-08/21/52306/8223470/

【活動報告】広島大学「たおやかプログラム」オンサイト研修についての報告発表会2015

11月6日に行なわれた“広島大学「たおやかプログラム」オンサイト研修についての報告発表会”についてレポートします。
10月16日に、広島大学「たおやかプログラム」オンサイト研修の受け入れを行ないました。
昨年に続き、学生さん達が感じた事や、事業に関する提案などをまとめた発表会を行なうということで、上田(芸北せどやま再生会議代表)・白川(高原の自然館主任学芸員)・河野(NPO法人西中国山地自然史研究会事務局)の3名で、出席しました。
プログラム担当の先生から「地域の事業を見学した学生が、現状把握・問題点の抽出・改善点の提案を発表するので、それについて助言をしてほしい。」との依頼でしたので、自分たちの事業がどのように映ったのか、どのような提案が飛び出してくるのか、楽しみにして広島大学に向かいました。
最初の発表者は「社会実装コース」から。
「社会実装」とは、「複合的な地域社会の課題を発掘、分析し、実装まで導く事」だそうです。
せどやま事業が地域で受け入れられている理由を、仕組みや恩恵などから分析し、メカニズムの解説も興味深く聞かせてもらいました。
薪ではなく、ペレットを使った場合の比較や、家具作り、木工ワークショップを取り入れたツアーの具体的な提案もありました。
次は、「文化創生」コースから。
せどやま事業を通して、新たに生まれた文化や価値観を見いだす視点から、発表がありました。
せどやま事業の強みとして、「省エネ・エコツアー・環境教育・文化的な生産品」などが挙げられ、改善点として「広島市内とのつながり・観光施設の少なさ・
事業と自治体との関係が弱いこと」などが挙げられました。
このグループからは、せどやま事業から新たに見いだす価値観をわかりやすく表現した「木を感じて、自然を感じる」言葉も提示されました。
課題については、私たちも考えさせられる内容でした。
最後に「技術創生」コースから。
せどやま事業をアシストする技術の提案があるとのことで、楽しみに聞きました。
最適な森づくりのために必要な森林データの「調査→情報→収集→シェア」の具体的な方法の提示がありました。
すでに実際に使われてる手法と重なりますが、この提案での評価は「個人が森林データ(知識)を使うことで、森林への意識が高まる」という点です。
技術そのものも大切ですが、技術が幅広く使われることで森林への価値観が高まるとしたら、大変素晴らしいことだと感じました。
3つのコースからのプレゼンテーションは、新鮮かつ大胆なものもあり、私たちの熱意や向上心も刺激されました。
可能であれば、実際にせどやま事業の中に入ってもらい、作業や対応なども共有できるともっと細かで現実的な提案や改善策が出てくるのではないかと思います。
発表くださった学生のみなさん、お招きいただいた大学の先生方、ありがとうございました。

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【参加報告】芸北小・中学校合同公開研究会

芸北小・中学校は、4年間文部科学書研究開発学校の指定を受けて、「挑戦科」を設け、「社会の中で自立して生きる力を有した子どもの育成」を実施しています。
このプログラムの3年目にあたり、公開研究会がありました。

NPO法人西中国山地自然史研究会では、「芸北ジュニアトレッキングガイド」「せどやま教室」の単元にて、ゲストティーチャーとして関わっていることもあり、この研究会に招待されましたのでm当日の様子を、レポートします。
最初に、今回の研究会の説明会があり、小学校・中学校それぞれで、公開授業が行われました。
小5のクラスをのぞいてみると、これまでの授業の振り返りと、次回の取り組みの厳密な目標設定などが行われていました。
やってみる(体験)→えがく→振り返るのプロセスを繰り返すことで、資質や能力を育成するのが、挑戦科のスタイルです。
「やってみる(体験)」の関わりでは、せどやま教室において、野外で実際に木の運び出しなどをサポートしてきましたが、「えがく」「振り返る」の部分を、この授業でしっかりみることができました。
一人づつの自覚や、仲間との協働、大人たちへの働きかけなど、通常の教科ではない学びが身についていくことでしょう。
その後、分科会に移ります。
質疑応答などもあり、県外から参加された教師からの、「型通りの発表スタイルにとらわれず、もっと自分の想いを表現できてもよいのでは」という提案にとても共感しました。
また芸北小・中の挑戦科担当の先生からの発表では、学年ごとの子どもたちの様子がムービーで紹介されたり、挑戦科の背景にあるものや、育成するプロセスの説明などがありました。

「挑戦科」を通じて、地域・学校・家庭がつながりを強くもち、それぞれの強みを活かした関わりを深めていくことの大切さもよくわかりました。
NPO法人西中国山地自然史研究会では、「自然」「自然に関わる人」のデータや情報、ネットワークを多く持っていることが強みです。
地域の未来を担う子どもたち、教育現場での支援を継続していきたいと思います。

 

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【視察受け入れ】広島大学「たおやかプログラム」オンサイト研修

2015年10月16日(金)の視察受け入れについて、レポートします。 昨年に引きづつき、広島大学の「たおやかプログラム」のオンサイト研修として、北広島町芸北が選ばれ、「芸北せどやま再生事業」の話題を中心に、「高原の自然館の活動」や「草原・湿原の保全活動」をしらかわハカセの案内で見学と講義を行いました。
参加者は、文学研究科・国際協力研究科・先端物質科学研究科・工学研究科の所属で、フィリピン・インド・コスタリカ・ベトナム・日本・中国・バングラデシュ・インドネシア・ネパールと9カ国からの学生12名、教員4名、職員2名、通訳1名と、総勢19名でした。 最初は高原の自然館の見学からです。 しらかわハカセの学芸員のしての仕事や、展示を解説を聞きながら見学します。 次は霧ヶ谷湿原へ。 湿原を再生するという自然再生事業という事例の解説を聞きながら、湿原の木道を歩きます。青空がとてもきれいで、カメラを構えて写真をとる学生が多かったです。またカンボクやマムシグサの赤い実をみたり、空を旋回していたタカ(種類は不明)も観察しました。 バスで移動して、芸北オークガーデンへ。 ここではまずランチタイムで、お弁当を食べました。芝生の上でわいわいと会話をしながら、外を楽しみました。 そして、この春に始動しはじめた薪ボイラーの見学です。職員の田村さんに説明してもらいながら、薪を投入も見学しました。 次は、芸北せどやま再生事業の市場の見学です。 上田場長による薪割りのデモンストレーションに加えて、体験もさせてもらいました。 大きな木が「ぱかっ」と割れる様子が学生のみなさんには興味を惹いたらしく、交互に薪割りを体験しました。
直接木に触れてもらいましたが、どんな感想をもったのでしょうか?
芸北支所の会議室に行き、最後はしらかわハカセによる講義です。 北広島町で行なわれている自然保全活動や、生物多様性の取り組みの紹介に続き、せどやま事業の詳しい説明がありました。 学生からは、「森林を使ってアニューズメントパークを作っては?」「広島市は旅行者が多いが芸北はどうか?」「せどやま券のコンセプトは何か」「木の需要が増えた場合、森林利用は持続可能か」「木を切ったあとは、種や苗を植えているのか?」など率直な疑問や感想も飛び出しました。 フィールドワークを通じて、芸北の自然を使った地域再生の姿がどのように伝わったのでしょうか? 次回は、大学での授業でこの訪問の報告会におじゃまする予定です。 最後に全員で記念撮影をして、見送りをしました。 学生のみなさんの学びに、少しでもエッセンスを加えることができたなら、また各国での技術開発などのヒントになってくれたとしたら、受け入れをした私たちの活動の励みになり、本当にうれしい限りです。

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【研修報告】視察受け入れに向けたプレゼンテーション研修

2015年10月19日(月)に、スタッフを中心とした芸北せどやま事業の受け入れスキルアップのための「プレゼンテーション研修」を行いました。
講師は、異文化コミュニケーションの専門家でもある渡邉ニコルさんです。
・グループディスカッション
・講義
・練習
・コーチングとフィードバック
・まとめ・質疑応答
という流れで、計6名がプレゼンテーションの研修を受けました。
普段は別々の場所で仕事をしている6名ですが、「木を使ってほしい」「森林を適切に管理したい」「芸北にたくさんの方に来てほしい」という気持ちは同じです。
より効果的に情報を伝えるために、プレゼンテーション技術を磨き、視察対応や現場での説明に活かします。
講義を聞いた後は、実際に個人の発表を行い、それに対して先生と他の参加者からアドバイスを受けます。
「自分の仕事」をテーマに、5分間の発表です。
「最初の笑顔がよい」「信頼感がある話ぶり」「問いかけがよい」「つかみがおもしろい」などよかったところと、「話の地図が欲しい」「丁寧すぎる言葉遣いは聴衆と距離ができる」「専門用語の多様」「声のイントネーションは自分のことばで話すことを意識すること」「数字の情報だけでなく自分の感想などをいれたら自然体でよい」など、課題も挙げられました。
自分ではわからなかった口癖や、言い回し、話の組み立て、表現方法など具体的に改善すべき点がわかり、ステップアップとなりました。
参加者からは、「スキルも熱意も大切」「評価が有効的」「プレゼン構成の方法がわかってよかった」という感想がありました。
この研修を機に、よりよい視察受け入れができるように努力したいと思います。

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