本日,第28回聖湖マラソンが開催されました.
5キロ,10キロ,ハーフの3種目に分かれ,10時30分に191スキー場をスタート!
3000名の近くの方が,雨が振る中をゴール目指し各々のペースで走りました.
自然館前では,地元の方が給水所を設置して
次々と通り過ぎるランナー達に水を渡しました.
白川学芸員も給水スタッフとして参加.
水を渡しながら,声援を送りました.
台風が接近している中,スタッフや応援される方々は,天候に負けないように声を上げ
ランナーも,その声に応えるように力走を見せたり,手を振り返すなど
一体感に溢れたマラソン大会となりました.
ありみつ
投稿者「harappar」のアーカイブ
芸北学講座その5
2011年9月2日(金)19時30分〜 芸北学講座がありました.
今回のテーマ前回に続いて「里山」
前半は前回の振りかえりをしながら,「里山」の環境や植物の遷移について聞きました.
人の手が入ってできる里山.
身近ではどうかも考えます.
「ひとつの目的だけに使われる里山は無い」に納得です.
山菜採り,キノコ採り,ハイキング,花つみ,お散歩などなど日常に欠かせない場所でもあります.
また,ハカセから「地域が“豊か”になるためにはどんなことが必要だろうか?」という問いかけがありました.
ガイドクラブの会のメンバーからは「昔からの自然が残っていること」「農業が成り立っていくこと」「こどもたちが帰ってくる場所であってほしい,それを大人が胸をはって言える場所であること」という意見がでました.
とても難しい質問でしたが,講義が進むうちに,「伝統行事や文化」=「地域のアイデンティティ」であるとハカセは話し,メンバーも大きくうなずいていました.
これらが残るだけでは“豊かさ”につながることにはならない.
「生物多様性が保全されること」と「地域の維持,活性化」が両方とも実現されるしくみをつくることが,地域の豊かさにつながっていくのではないか,との結びでした.
続いて,「里山はいつごろからあらわれたのだろう?」という視点から,人類の歴史,稲作の歴史,気候帯の変化など地球規模の歴史をひもといていきました.
そこから見えてきたことは,
・里山の歴史は原生林や湿原に比べると浅い
・里山とは人と自然との相互作用によって作られた「その地域限定の生態系」
ということがわかりました.
あってあたりまえの里山ですが,人との関わり,利用方法,保全などまだまだ考えることは多いようです.
これらが私たちの暮らしを支え,豊かにする環境であるとこの講座からもわかりました.
講座が終わって歓談中.
いろんな話題が出てきて楽しいひととき.
今回も充実した講座でした.
さて,お次は??
インタープリター養成講座
先日,しらかわハカセがインタープリター養成講座を行うとのことで,高原の自然館の開館時間までレポートしました.
受講は豊平の龍頭山をフィールドに活動中の「龍頭山森の案内人」のみなさんです.
おそろいのベストと帽子がさりげなくかっこいいみなさん.
男性も女性もおり,9名の方が会場の山麓庵にいらっしゃいました.
芸北トレッキングガイドの会からも3名ご一緒させていただき,講座のスタートです.
最初は山麓庵で自己紹介から.
・植物や鳥,昆虫などが好きだから
・自分の生まれ育った場所でみなさんにも楽しんでいただきたい
という動機で案内人を始められた方がほとんどでした.
「ただ案内するだけでなく,目の前にある自然をどう楽しんで帰ってもらうか?」というところで,
しらかわハカセから具体的なテクニックを学びました.
その後は実際に湿原のコースも回られたようです,
豊平と芸北の案内人とガイドの会が交流でき,情報交換もできたよい機会でした.
町内の自然を楽しむため,こういった案内人やガイドの方の活躍がますます期待されます.
今度,龍頭山にいってみなくては!!
山麓庵で講座スタート
高原の自然館の中でもレクチャー
ナチュラルテイストのユニフォーム
ブナの実がトレードマーク
キャップにししゅう入り