芸北学講座その5

2011年9月2日(金)19時30分〜 芸北学講座がありました.
今回のテーマ前回に続いて「里山」

前半は前回の振りかえりをしながら,「里山」の環境や植物の遷移について聞きました.
人の手が入ってできる里山.
身近ではどうかも考えます.
「ひとつの目的だけに使われる里山は無い」に納得です.
山菜採り,キノコ採り,ハイキング,花つみ,お散歩などなど日常に欠かせない場所でもあります.

また,ハカセから「地域が“豊か”になるためにはどんなことが必要だろうか?」という問いかけがありました.
ガイドクラブの会のメンバーからは「昔からの自然が残っていること」「農業が成り立っていくこと」「こどもたちが帰ってくる場所であってほしい,それを大人が胸をはって言える場所であること」という意見がでました.
とても難しい質問でしたが,講義が進むうちに,「伝統行事や文化」=「地域のアイデンティティ」であるとハカセは話し,メンバーも大きくうなずいていました.
これらが残るだけでは“豊かさ”につながることにはならない.
「生物多様性が保全されること」と「地域の維持,活性化」が両方とも実現されるしくみをつくることが,地域の豊かさにつながっていくのではないか,との結びでした.
続いて,「里山はいつごろからあらわれたのだろう?」という視点から,人類の歴史,稲作の歴史,気候帯の変化など地球規模の歴史をひもといていきました.
そこから見えてきたことは,
・里山の歴史は原生林や湿原に比べると浅い
・里山とは人と自然との相互作用によって作られた「その地域限定の生態系」
ということがわかりました.
あってあたりまえの里山ですが,人との関わり,利用方法,保全などまだまだ考えることは多いようです.
これらが私たちの暮らしを支え,豊かにする環境であるとこの講座からもわかりました.

講座が終わって歓談中.
いろんな話題が出てきて楽しいひととき.
今回も充実した講座でした.
さて,お次は??

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