投稿者「スタッフ」のアーカイブ

【イベント報告】刈払機安全講習会(2016.8.1)

2016年7月9日に実施した刈払機安全講習会について報告します。

長雨の晴れ間に恵まれ、刈払機安全講習会が開催されました。講師は、栃谷山の会の養父先生です。参加者は8名でした。
午前中は、刈払機使用時に必要な身につける道具の説明や「危険行為を防ぐためには・・」などの座学を受けました。草刈りに慣れてくると、邪魔なものとしてとらえられる、刈払機の刃より手前に付いているガード板。石などが跳ね返ってくるのを防ぐ、安全に草刈りをするのに、重要な役割を果たすことをよく覚えておこうと思いました。基本動作としての足さばきも、とても勉強になりました。たくさん刈ろうと、腰を大きく振ってしまい、大股になりがちです。そうならないために、軸足(常に先に出しておく足)を右足にして、すり足で前進していく・・。燃料の作り方も教わりました。
午後は、実践です。刈払機操作初心者のみなさんは、エンジンのかけ方を一人ずつ実践。私(草刈り2年生)もやらせていただきましたが、少し慣れたくらいがこわい、と思いました。足で軽く本体を押さえながらエンジンをかけるというのをおろそかにしてしまったのでした。
エンジンがかかったところで、先生の草刈りのお手本をみせてもらいました。右から左方向に、そして刃の左側を少し下げながら刈ることで、きれいに左側に刈った草が集まっていました。
先生にならって、初心者の方々も草刈の実践にはいりました。どうしても最初は近くの草ばかり見てしまいますが、目標となる遠くの木などを定めて刈っていくことが大切なことも教わりました。参加者の全員が、落ち着きながら草刈りをできていたのが印象的でした。30分弱刈る練習をしたあとは、休憩と最後の反省会になりました。手が震えて、持つコップも揺れます。力を入れてレバーを握り、さらに機械は振動していますので、これを数時間続けるとしたら大変だなと感じました。

参加者の皆さんからの感想では、「草刈りをしていると夢中になってしまって、笛を聞いたりする余裕が出てこなかったので、気を付けたい」「自分が機械を大振りに扱っている癖がわかって良かった」などの声が聞かれました。
草刈り作業も慣れてくると、爽快感があります。しかし、それと同時に危険と隣り合わせなことを十分に学べた講習会となりました。[よしだたえこ:北広島町地域おこし協力隊]

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【イベント案内】芸北の森・里で遊んで学ぶ〜いのちと暮らしに触れるツアー〜

夏休みの小学生向けプログラムです。芸北せどやま事業を親子で体験できる「せどやま教室」できこりの体験、そして生物多様性について学ぶことができます。
ぜひご参加下さい。

開催日:2016年8月20日(土)10:00〜16:00
※雨天時は、プログラムを一部変更して実施します。
開催場所:広島県北広島町芸北地域
集合場所:芸北高原の自然館(〒731-2551広島県山県郡北広島町東八幡原)
活動内容:①芸北の自然を、フィールドミュージアムで学び、湿原を散策します。
②芸北地域で実施されている「芸北せどやま再生事業」について学びます。山に行き、木に触れ、伐倒した木を親子で運び出し、せどやま市場で計量します。その対価である地域通貨「せどやま券」を使い、地域の商店で買い物をします。
※プログラム中の移動も自家用車でお願いします。
参加対象・定員:小学生とその保護者10組
(こども1名につき保護者が1名を原則とする)
参加費:500円 ※昼食は各自で準備のこと
申込み:参加申込書を、下記西中国山地自然史研究会事務局にお送りください。
締め切り:2016年8月10日(水)
お問い合わせ・お申込み:
メール:staff@shizenkan.info
〒731-2551 広島県山県郡北広島町東八幡原10119-1
tel :080-6334-8601/fax; 0826-36-2008
このイベントは、2016年度「未来につなぐふるさと基金」 の助成を受けて実施します。
▶︎詳細はチラシをごらんください。チラシ

チラシ2

【活動報告】自然体験活動における安全管理講習@芸北トレッキングガイドの会

2016年7月25日(月)に、芸北トレッキングガイドの会で、講習会を開催しました。西中国山地自然史研究会では、企画・運営のお手伝いをさせていただきましたので、報告します。
講師は、環境教育事務所Leafより、河野宏樹先生です。
ガイドの会のメンバーと、高原の自然館しらかわハカセ、あわせて10名が受講しました。
今回のねらいは「安全管理の対する視点を高める」ことです。
最初は、統計から見える自然体験NOWの話題から。
そして、「名前」「好きな食べ物」「素敵な自然体験」「ひやっとしたこと」の4つの話題を交えての自己紹介です。
今までよく知っていたメンバーだと思っていましたが、知らない面もわかり、盛り上がる一方で、自然体験の中での危険な場面を知ることができました。
そして、「リスクマネジメント概論」の中では
・セルフエイドの原則
・危険は「リスク」「ハザード」との2種類
・「リスクを発見する視点」が大切で「ヒヤリハット」の方程式がある
座学の次は、フィールドワークです。
実際のコースをバディを組み周り、危険因子を「外的リスク」と「内的リスク」の視点で確認しました。
「ここは木が折れそうで危ない」「ここは表示がないので、わかりにくい」「木道は古くなっていて隙間や段差が危ない」など、歩きながら目にしたことを記録します。約1時間歩くだけで、用紙いっぱいの事項があがりました。
室内にもどり、発表しながら、解決策も考えました。
できそうなことはすぐにでも解決したいし、できないことはどうすればよいかも知恵を出し合いました。
最後に、救急セットの確認です。
さまざまなフィールドや、最新の情報を持っている河野先生のアドバイスが大変頼もしかったです。
自分たちのフィールドで、実際に困っている事例を交えながら、理論も学ぶことで、実践につながる大変よい講習会となりました。
今回で終わりとならず、常に教えていただいた視点で、安全に対する意識を高めながら事故ゼロのガイドの会にしたいと改めて感じた機会となりました。

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【イベント案内】草原保全活動のお誘い〜千町原 夏の草刈り〜

▶︎ご案内
今年も千町原草原の草刈りを実施します.夏の草刈りは,2007年から初めました.当初は夏草を刈ることによる湿性草原の復元を目的としていましたが,2008年以降は,特定外来種の「オオハンゴンソウの拡大抑止」と,「牧草地から在来種の草地の復元」を目的にしています.今のところ次のような成果と課題が見えています.
▶︎成果
刈取りを繰り返すことにより,乗用の草刈り機で刈れる範囲が広がった
一時的に増えていた樹木を減らすことができた.
オオハンゴンソウだけが生育していたところに,他の在来種が見られるようになり,種数が増えた.特に湿っていた場所では,在来種の増加が見られる.
▶︎課題
オオハンゴンソウの根絶には至っていない.
▶︎作業の目的と内容
・オオハンゴンソウの拡大防止に目的を絞って作業をします.作業内容としては,オオハンゴンソウが広がっている場所の草刈りに加え,根の抜き取り等除去をしたいと思います.
・子供向けのキッズプログラムもご用意しています.
・作業は午前中で終了しますが,希望者で山麓庵にて昼食をとりながら,交流を深めましょう.
・機械がある方は草刈り機を持参してください.三鍬(みつぐわ)と手鍬(てぐわ)をお持ちの方も持参ください.
・暑い時期ですので,体調のすぐれない方はご無理のないように〜.
・ご協力いただける方は,下記情報を添えて7月31日までに事務局までお申し込みください.
①氏名 ②住所 ③電話番号 ④生年月日
⑤草刈り機の有無
⑥携帯電話のメールアドレス(緊急連絡用)
⑦携帯電話番号(緊急連絡用)
⑧昼食(かりお弁当 1,000円)の予約の有無
▶︎問い合わせ・申込み
NPO法人西中国山地自然史研究会
電 話:080-6334-8601
メール:kusakari@shizenkan.info

案内

涼風の中で(2016.7.18)

爽やかな風が心地よい八幡高原です。
青空の下はやや日差しが強いですが、木陰だと半袖で涼しいくらいです。
湿原では、ハンカイソウ・チダケサシ・クサレダマ・コバギボウシ・ミズチドリなどが愛らしく咲いています。
ヒヨドリバナも見つけました。s

少し離れた場所ですが、雲月山では今年はキキョウが見事です。
他にもオミナエシ・カワラナデシコなど秋の七草の花が咲き始めています。
ススキが風にたなびく姿も草原ならではです。

八幡高原および雲月山へぜひおでかけください。
その際には、足元の露出がない服装・靴をお勧めします。

高原の自然館前に咲くヒヨドリバナ

高原の自然館前に咲くヒヨドリバナ