投稿者「スタッフ」のアーカイブ

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.23(2020.11.17)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。 2020年11月17日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。 今回のセンパイは北広島町議会議員であり司会業の山形しのぶさんです。 司会業のプロということで、とにかく姿勢、話し方が美しくわかりやすい!流れるような話術と、内容のおもしろさで10分間があっという間でした。 全体を通して、山形さんの前向きでガッツがある雰囲気に、生徒たち(先生も)は魅了されていました。スポーツ推薦での大学進学で選択を迷ったことや、ご自身の家庭からの現在のご家族への思いや、それに関連した行動など、体力と気力、そして信念があるのだなぁと尊敬する思いでした。 教員時代のことで、「日々の時間の中で100のうち99が大変だけど残り1の感動」と、やってみたいと挑戦しスタートした司会業での感動は通じるものがある、とのお話もありました。 「仕事を嫌だと思ったことが一度もなく、毎日朝がくるのが楽しみだ」ということに、「そんなことってあるの?すごいなぁ」と感じた生徒も多かったようです。 「よいコミュニケーションの取り方は?」という生徒からの質問に、「第一印象で左右するのであいさつや笑顔は重要」という山形さんの回答に励まされた生徒もいたようです。 生徒の感想の中に、「言葉が人を傷つけるのはよく聞くが、言葉で人を喜ばせる力が強いことを再確認した」というものもあり、「感謝を言葉にする」「一歩を踏み出してみる」という力強いメッセージが伝わってくる朝会となりました。

 

 

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.22(2020.9.29)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度4回目開催となった9月29日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。

今回のセンパイは「林業舎 雨と森」の後藤智博さんです。
後藤さんは広島市出身で、愛媛大学法文学部で考古学を専攻されていたそうです。

卒業後、広島市内の広告代理店に就職し、在職中に出会った沖縄⺠謡を通じて、沖縄の文化・風土に興味を持つところから、自然と共に生きることに憧れ、その後の人生に影響を大きく与えたそうです。
後藤さんは「頭を使う仕事から、大地に根ざした仕事を身体を使ってやりたい」と思い、農業を仕事にした時期を経て、広島県林業支援講習をみつけ直感で「これだ!」と決断し、受講後は廿日市市吉和・安田林業で山仕事に就きます。
アーボリカルチャー技術(樹木栽培、木材生産業、公園の設計等を含む樹木管理、治療行為などを
一体的に表す技術)や樹木医の資格取得を経て、現在は「林業舎雨と森」の共同代表として、日々広島県の山林で施行をされています。
キャリア朝会では今のところ一番年上のセンパイだけあって、これまでの経験談が豊富!「広告代理店から林業と職種も転職が多かったが、自分の根底にあるのは自然や森が好きという気持ち。好きが人を豊かにしてくれる」というメッセージをいただきました。
9月から芸北に一軒家を借り、広島市内との二拠点居住を始めた後藤さん。
「芸北は広島県の中でも植生が違って、僕の大好きな落葉広葉樹が多くあります。秋には周りの景色をみてくださいね」という言葉も印象的でした。

【ご注意ください】ツキノワグマの目撃が増えています(2020.9.24)

本日9月24日の朝8時ごろにも苅尾山(臥龍山)の車道入り口付近で、3歳くらいのツキノワグマが目撃されました。
また、八幡高原だけでなく、芸北エリアでは親子連れのクマの目撃も増えています。
登山やトレッキング、写真撮影を行う際はクマ鈴やラジオの携行など、クマを回避する工夫をお願いします。


※写真は過去のものです。

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.21(2020.9.15)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度3回目開催となった9月15日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイはお隣   広島県安芸高田市地域おこし協力隊の福岡奈織さんです。
福岡さんは広島市出身で、広島大学総合科学部で「平和」「地域」「文化」「歴史」「哲学」などについて学び、ピースボートでの活動で20カ国回られた経験があり、現在は安芸高田市にて「多文化共生推進事業」を進める地域おこし協力隊をされています。
高校生の時には「世界とつながること!」を常に考えてきましたが、はじめてそれを実現するお仕事に就けた、という喜びをいっぱいの表現をされていました。外国で働くことが国際人、という意識があったが、現在は地域で20もの国の外国人と関わっている今の方が世界とつながっていると感じている」という福岡さんの言葉にはハッとさせられました。
大学時代に躓いた経験から、「いい大学、いい会社に入ることだけが人生ではないんだ」と気づき、やりたいことをやることで、いつか自分の夢につながることを熱心にお話されました。
高校生からは「くじけそうになった時に支えてくれたものはなんですか?」という質問があり、「家族や自分の夢を知ってくれている人に支えてもらった。周りに自分の夢を話しておくことがよかった」という回答をいただきました。
「多文化共生」という聞きなれない言葉から始まったお話でしたが、「世界とつながること」を実現している福岡さんの行動や言葉から、これからの地域のあり方や人との関わりへどう向き合うか、という示唆もいただいた時間となりました。