今シーズン一番の冷え込みの中,年に一度のお楽しみ,キノコの観察会が始まりました.採取に出かける前に,山手先生よりキノコの採り方を教えていただきました.「くさっているもの」「若いキノコ」は採らないように,丁寧に全体を採るように,とのことでした.そのことを心にとめ,例年のようにかりおの登山道をのぼりながら,キノコを探しました.見つけたものを皆で披露しながら歩きました.その中で「これはおもしろい!」と思ったのはミヤマタマゴタケです.地面に卵がある・・・と思ってしまうほど,とてもキノコだとは気づきませんでした.その他にも,カラマツ林に生え,ひだのところが黄色いハナイグチ,匂いが強烈なスッポンタケ,抱えるほど大きなコフキサルノコシカケなど多くの種類のキノコが集まりました.持ち帰った後は,自然館の前で鑑定の始まりです.種類ごとに分けてみると,先生に名前をつけてもらったキノコはなんと40種類も集まっていたので驚きました.似た種類のキノコの見分け方をお話いただいたり,それぞれのキノコの特性を聞いたりしました.それから待ちに待ったお昼ごはんです.持ち帰ったキノコの中からは,ハナイグチ・ハツタケ・シリヌメリイグチ・アシグロタケ,それに八幡産のナメコ・シイタケが入ったかりお茶屋特製のキノコ汁を全員でいただきました.寒さで冷え切った体をあつあつのお汁が温めてくれ,キノコのうまみを充分に堪能しました.先生やキノコに詳しい参加者の方から専門的な話を聞くことができ,大変楽しい観察会となりました.自作のハガキを参加者全員に下さった日野さん,ありがとうございました.
カゴを片手に出発!!
早速発見.背負篭は便利そう.
ニボシの匂いがするよ,と教えていただきクンクン.いい出汁がでるそう.
左右に目をこらして,歩く歩く.
きれいに採取できた!
笹に隠れるようにして生えているキノコも多かった.
ひだが黄色いハナイグチ.見分けがつきやすいキノコの一つ.
キノコの特長をじっくり観察中.
ここにも秋を発見.今年はどんぐりが多いらしい.
紅葉にはまだまだ早い.雨が少なかったせいか,キノコも多くはなかった.
カメが飛びだしたかのようなスッポンタケ.
本日の食用分.
先生が鑑定をし,次々と名前がつけられていく.
毒を持つキノコも多かった.
ヒポミケス菌が寄生し傘がひらかなかったタケリタケ.
キノコの見分け方をじっくりと説明する山手先生.参加者も熱心に聞いていた.
具だくさん,あつあつのキノコ汁.
食事をしながら,キノコの話,気候の話など話題は尽きない.
日野さんよりいただいたハガキ.