北広島町の広報誌でおなじみの「高原からの花便り」の巡回展が始まりました.
毎年12月から2月にかけて掲載されたものの中から,ピックアップして展示しています.
ぜひ足を運んでくださいね。
3/2(月)〜3/11(水)芸北文化ホール
3/13(金)〜4/10(金)豊平公民館
※会期中の土日は休館日です。開館時間等は、各館へお問い合わせください。
北広島町図書館だより No.120
北広島町の広報誌でおなじみの「高原からの花便り」の巡回展が始まりました.
毎年12月から2月にかけて掲載されたものの中から,ピックアップして展示しています.
ぜひ足を運んでくださいね。
3/2(月)〜3/11(水)芸北文化ホール
3/13(金)〜4/10(金)豊平公民館
※会期中の土日は休館日です。開館時間等は、各館へお問い合わせください。
北広島町図書館だより No.120
今日は芸北トレッキングガイドの会の研修で、ガイド5名と新人1名の計6名が、芸北中学校一年生の挑戦科の授業に参加させていただきました。
本年度から文部科学省の指定を受け、芸北小・中学校では「挑戦科」という新しい学習がスタートしました。これは日本中どこにもない、芸北オリジナルの学びだそうです。この科では、「自律して生きる力をつける」ことが目的とされ、社会をたくましく生きる基礎を作りたい、と学校からの説明がありました。
小一から中三まで、独自のプログラムが準備されています。
ただ学校の中での授業ではなく、地域ぐるみで、体験活動の講師や安全面での見守りを行なうことも特長の一つです。
中一の活動のひとつは「めざせ!芸北ジュニアトレッキングガイド」です。
まずはトレッキングガイドについて知り、ガイド検定を受け、実際に小学生の遠足や一般向けのガイドに同行し、ガイドを行なう、というのが大きな流れです。
今日は、「芸北ジュニアトレッキングガイド検定試験」があるとのことで、私たちガイドも授業を聞き、検定も受験しました。
☆ガイドさんによる自己紹介の様子☆
先生は、しらかわハカセ(高原の自然館学芸員)です。「ガイドさんってどんな人?」という質問から始まったグループワークで、楽しく学びがスタート。
・道案内をする人
・植物などの知識がある人
・やさしそうな人
・いつも笑顔な人
・安心安全を届けられる人・・・・
などたくさんの回答があがりました。
これらをガイドする時に必要な「意識・知識・技術」という3つのカテゴリに、しらかわハカセが分けていきます。
意識や知識が必要なことが多いんだろうなぁという予想に反し、技術でまかなうことができるという解説に、驚きました。また「意識も技術も必要」といった「総合力」の必要性には大きく納得しました。これぞ、挑戦科の成果ではないか、という感想も持ちました。
また、ガイド(案内人)とはどんな仕事か?という話から発展し、インタープリター(自然の中でおこっていることを通訳する人)という概念、レンジャー(保護官)・キュレーター(学芸員)といった社会で重要な役割を果たす職業についてのお話も貴重でした。
次に実際ガイドをする時のテクニックや心がまえを聞きます。
中学生はしらかわハカセの説明に熱心に耳を傾け、メモをとり、姿勢よく授業を受けていた事が印象的でした。
・ガイドにとって一番重要なことは、安全・安心を優先する
・自信を持って挑むには、下見や予習が必要
・時には沈黙も効果的であること・・・
などなど多岐にわたるレクチャーでした。
☆しらかわハカセによるレクチャーの様子☆
いよいよ検定試験!
緊張の面持ちで、挑みます。
この問題は先生方が作ったそうですが、ガイドさんたちも悩み悩み書き込んでいました。
☆検定試験にドキドキ☆
その後答え合わせをしつつグループワーク。
ガイドさんと生徒との交流もしながら、わいわいと楽しい時間でした。
この検定を通じて、自分なりのガイド像が見えてきたのではないでしょうか?
みっちり4時間の授業でしたが、自分で考え、学び、一歩づつ芸北ジュニアトレッキングガイドに近づいていく姿は、たのもしくもあり、負けていられないなーという気持ちになりました。
☆班ごとに答え合わせ☆
経験や知識を惜しみなく、そして難しいことをわかりやすく伝えてくれたしらかわハカセの授業は、価値があり、有益なものでした。
芸北のすばらしさを、自分なりに体現できる子供が育成されることを切に願います。
芸北トレッキングガイドの会のメンバーも、中学生の姿に刺激を受け、これからの活動にも力が入る事でしょう。
とてもよい挑戦科の授業でした。
芸北の自然についてしらかわハカセが講義する芸北学講座がスタートしました.
対象は,芸北トレッキングガイドの会のみなさんです.
今年はメンバーも増え,にぎやかな雰囲気です.
今回のテーマは「ブナ」
ミクロからマクロの視点で,ブナについて講義していただきました.
ブナ林が身近にある暮らしって,すごいなーとちょっと自慢に思います.
参考文献として登場した“雪里のブナ林のめぐみ”は十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロが発行した冊子です.
ブナ林の生態や生き物,ブナ林の様々な側面について、イラストや写真をたくさん使ってわかりやすく説明してあるすぐれものなのです,
美人林とキョロロ,いつか行ってみたいなー・・
質問もたくさん飛び出して,学びの楽しさを感じた時間となりました.
次回も楽しみです.
今回はつどいの広場と題して,13名の皆さんと霧ヶ谷湿原を回りました.
子どもたち3名は,始まる前から元気いっぱいで,
散策前の注意にも大きな声で「はーい!」と答えて,元気な声で答えていました.
湿原に入ってからもその元気は続いて,興味のあるものを見つけては楽しい声を聞かせてくれます.
特に川辺で水の冷たさや,石の裏にいる水生生物を見つけようと,実際に裏返して探したことは,今日一番の思い出になったようです.
参加された大人の方達も赤白と鮮やかに咲くミゾソバや,
アケボノソウなどの秋の植物で,湿原の風景を楽しみつつ,
霧ヶ谷湿原の成り立ちや,どのように再生されているのかを学びました.
秋の空気を感じさせる湿原の風景だけでなく,子どもたちの元気一杯な姿を見ることができて楽しい集いとなりました.
はたもと