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ナツツバキ

今日は七夕,ですがあいにくの天気に.
この日に天の川が見られないのは残念です.

自然館前にあるナツツバキ.
今が盛りと言わんばかりに,つぼみから次々とその白い花を咲かせています.
                               ありみつ

【イベント報告】霧ヶ谷湿原の植生調査(夏)

  • 開催日時:2011年6月25日(土) 9:30
  • 講師:佐久間智子・白川勝信

 梅雨を吹き飛ばすような快晴のなか,14人が高原の自然館に集合しました.自然館の横手で打ち合わせをしたあと,車で霧ヶ谷湿原に向かいました.木道入り口付近にある立て看板の前で,白川学芸員より調査の仕方と,霧ヶ谷湿原がどのような方法で,やぶから湿原へと変わっていくのかを解説していただきました.その後,木道に入って調査を開始しました.最初に,湿原の中に1mに区切った場所を設けます.その区切った中を,どれくらい植物が覆っているのか,どんな種類の植物が,どのくらいの割合で,どの程度の高さまで成長しているのか,などを調べます.3班に分かれて12箇所を調査しました.日差しが強く,気温も高い中での調査でしたが,時折湿原を吹き抜ける涼やかな風が,暑さを和らげてくれました.その後,調査が終わってまとめに入り,それぞれの班が調査の報告をしました.最も多い場所では29種類の植物が記録されました.一方,水があまり行き届いてない場所では,フランスギクやハルザキヤマガラシなどの外来種が多く残っていました,どの班からも,「去年と比べて湿原生の植物が増えている」との意見が出ていました.少しずつ湿原へとその姿を変えている霧ヶ谷湿原に,参加者は,植生調査への確かな手応えを感じているようでした.[ありみつまさかず]
 
 ※西中国山地自然史研究会会員の廣森幹一さんには班長をつとめていただきました.

みなさんの印象に残った物

「湿地の植物をじっくり見たのは初めてでしたが,まだまだ知らない植物が多く楽しかったです.」「最初に参加したときと非常に草花が多くなっているのに驚きました.」「昨年度と比較し,種数が目に見えて増加したこと.」「昨年よりフランス菊が少なかった.」「活動の中で多くの植物に触れながら,鳥のさえずりなのも聞こえたこと.」「トモエソウ」「前回来させてもらった時より,種数も増え見違えた.その変化が印象深かった.」「湿地性の植物がたくさん増えて驚いた.」「霧ヶ谷湿原の様子.初めて見ました.」「種類が増えたプロットがあった.」「湿地の植物の種多様性が意外にあって興味深かった.」「みんなずいぶんと手際が良くなりました.」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「楽しく参加できたことは良かったです.」「アットホームな雰囲気で調査できてよかった.」「外来種が多い.」「わからないことばかりでしたが,グループで活動することで楽しくできたので,また来たいと感じました.」「参加してとてもよかったと思いました.」「やっぱり楽しい.」「引き続き素晴らしい湿原に変わっていくことを楽しみに,また参加したいと思います.」「また参加します.」「植物がしだいに変化しているのを感じることができました.」「湿地の植物も奥が深くておもしろかった.」「暑かったです.高原を渡る風が心地よかったでーす!」

写真

集合場所ではヒキガエルがお出迎え.
集合場所ではヒキガエルがお出迎え.ミゾソバが群生.この辺りは湿原に戻ってきている.
ミゾソバが群生.この辺りは湿原に戻ってきている.フランスギクの高さを計測中.足が埋まる程の高さのなので動きにくかった.
フランスギクの高さを計測中.足が埋まる程の高さのなので動きにくかった.調査終了.木陰で涼んだ.
調査終了.木陰で涼んだ.調査の前に手順の説明.調査場所の1つ.外来種であるフランスギクが目立つ.
調査の前に手順の説明.調査場所の1つ.外来種であるフランスギクが目立つ.植物の高さを計測中.
植物の高さを計測中.これは何の植物だろう?みんなで考えた.
これは何の植物だろう?みんなで考えた.小さなハンノキ(写真左下)に見守られながら調査を継続.
小さなハンノキ(写真左下)に見守られながら調査を継続.調査の結果は,冊子となって公表されている.
調査の結果は,冊子となって公表されている.水量が多い調査箇所も.
水量が多い調査箇所も.調査場所の1つ.外来種であるフランスギクが目立つ.
調査場所の1つ.外来種であるフランスギクが目立つ.

サクラソウ

今朝は自然館に行く前に,美和地区のサクラソウの自生地に寄っていきました.
早朝の山中は冷たく澄んでいて,爽やかに眠気が覚めていく感じがします.

例年ならサクラソウは5月が見頃とのことですが,まだ見ることが出来ました.
新緑の中に,薄紫の小さな花を覗かせています.
                    ありみつ

晴れ間

一週間近く降り続いた雨が上がり,お昼過ぎには久しぶりに太陽が顔を覗かせました.
気温も上昇し,昨日と同じ感覚で着込むと汗ばむほどでした.

自然館の近くで撮影したマムシグサです.
鱗片葉(りんぺんよう)と呼ばれる葉に包まれているその姿は,まるで細いタケノコのようです.
                                        ありみつ

早い梅雨入り

雨が降り続き,寒い日が続いています.
今朝は特に冷え込んだので,自然館ではストーブを使用しました.

自然館の裏で撮影したリュウキンカです.
寒い中でもきれいな花を咲かせています.
※湿原で撮影や観察をする際には,踏み込みをしないよう配慮をお願いします.
                                   ありみつ