本日は、チャレンジデーとしてしらかわハカセ(高原の自然館 白川勝信学芸員)のガイドで、北広島町民の皆様14名で雲月山(912m)へ行ってきたので報告します。
そもそもチャレンジデーとは、毎年5月の最終水曜日に世界中で実施されている、住民総参加型のスポーツイベントです。
運動した人の参加率(%)を対戦自治体と競い合います。
ルールは簡単で北広島町内なら、どこでも・どんな運動でも、連続15分以上からだを動かして報告するだけです。
今回の対戦相手は、山形県にある人口11597人の中山町さんです。
山形県のほぼ中央に位置し、町の北部には「最上川」が流れています。
農業では米やフルーツが盛んに栽培され、特にすももは東北一の生産量を誇ります。
また、中山町は芋煮会発祥の地で、毎年9月には「元祖芋煮会in中山」が開催されている町です。
準備体操を済ませ、いざ出発です。
2人組のバディー編成でしらかわハカセの解説を聞いたり、バディー同士の会話を楽しみながら歩きました。
・植物のお話(芝、ヤマウルシやヌルデ、 レンゲツツジ、マムシグサなど)
・草原のお話(牛の放牧地、牛の活躍していた風景)
・歴史のお話( 景観の作られ方、自然界と人間)
などなど、ただの山歩きではない気づきの多い山歩きでした。
私が印象に残ったのは、広島県と島根県の尾根沿い(県境)にまたがって存在する雲月山ならでは景色が見れるということです。
しらかわハカセの話の中には、『山の水は太平洋(瀬戸内海)OR日本海に流れている』とありました。
専門用語では分水嶺というそうです。
あたりまえのことではあるんですが、尾根で考える水はよりリアルで「こっちからだったらそっちへ行って、川へ繋がってるんだ、へぇ〜」という感じです。
それと同時に広島県と島根県の景色が尾根の右と左で全然異なるということです。
人の手が加わっていることで植物などの種類が多いということも、目で見て感じることができました。
参加者の方々の話では、
サルトリイバラを見ては、「これ団子つつむやつじゃね〜今年は早いね〜」
ヤマヤナギを見ては、「このわた使ってなんかつくれんかの〜」
などなど、それぞれの視点で、チャレンジデーを楽しみながら運動しました。
今回の対戦相手である山形県中山町さんもたくさんの方が運動されたのかな〜と思います。
その結果も大切ですが、個人個人で日々継続的に運動していくことが何よりも大切なのかな〜と感じました。
(安芸太田町地域おこし協力隊 うめもとまさふみ)
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