西中国山地自然史研究会では、今年度インターン生の受け入れを行っています。
そのインターン生と、NPOスタッフとともに、「NPO職員研修〜NPO団体ってどんなモノ?〜」を実施しましたので、報告します。
今日のメンバーは、NPO法人三段峡-太田川流域研究会の事務局ひろみちゃんとNPO法人ひろしま自然学校の職員いくみんです。
今年度から会計スタッフを担ってくれる後藤さんも加わりました。
最初に、NPO法人西中国山地自然史研究会の職員である河野・曽根田・前田から実際にどんな活動をしているか、という事例発表をしました。
インターン生からは、「言葉での表現(スローガン)の重要性」「情報発信の大切さ」「持続可能な社会形成の考え方」「茅プロの興味深さ」などの感想が挙げられました。
次に、セブンイレブン記念財団が行う環境NPOリーダー海外研修に参加したしらかわハカセから、その研修から得た学びや情報を、わかりやすく講演していただきました。
主な項目は
✳︎NPOの顧客と満足度
✳︎NPOの持続性
✳︎NPOの活動原点(エネルギー)
その中で出てきたのは、「日本のNPOとドイツのNPOの比較」「ドネーションピラミッド」「スタッフ自身も顧客」「共感を増やす」「パートナーシップ」「論理的思考と感情的表現」「民意とガバナンス」などなど、キーワードごとの解説もありました。
NPOという組織の、活動の背景や姿勢の根本的な部分を学びました。
また、ドイツで視察した、「顧客への姿勢」「共感の作り方」「広報官の役割」「デモクラシーを重んじる国民性」「環境への配慮方法」「教育課程」「自然環境への取り組み」など、具体例からわかることを丁寧に説明していただきました。
しらかわハカセは、正解を語るのではなく、事例やその背景にあるものをたくさん見せて語ることで、メンバーそれぞれがそれぞれの立場で「NPOという組織に必要なモノ・コト・考え方」を捉えるヒントになったと思います。
最後に、受講した感想とこれからの期待を発表しました。
「顧客」と「共感」の考え方が共通して印象に残ったようです。「NPOの説明ができるようになった気がする」「ステッカーを作りたい」「自然と向き合う生活に自信を持てた」「運営にばかり向いがちだが、共感を大切にしたい」という感想もいただきました。
みなさんのこれからの活動に期待しながら、研修は終了しました。