2016年7月9日に実施した刈払機安全講習会について報告します。
長雨の晴れ間に恵まれ、刈払機安全講習会が開催されました。講師は、栃谷山の会の養父先生です。参加者は8名でした。
午前中は、刈払機使用時に必要な身につける道具の説明や「危険行為を防ぐためには・・」などの座学を受けました。草刈りに慣れてくると、邪魔なものとしてとらえられる、刈払機の刃より手前に付いているガード板。石などが跳ね返ってくるのを防ぐ、安全に草刈りをするのに、重要な役割を果たすことをよく覚えておこうと思いました。基本動作としての足さばきも、とても勉強になりました。たくさん刈ろうと、腰を大きく振ってしまい、大股になりがちです。そうならないために、軸足(常に先に出しておく足)を右足にして、すり足で前進していく・・。燃料の作り方も教わりました。
午後は、実践です。刈払機操作初心者のみなさんは、エンジンのかけ方を一人ずつ実践。私(草刈り2年生)もやらせていただきましたが、少し慣れたくらいがこわい、と思いました。足で軽く本体を押さえながらエンジンをかけるというのをおろそかにしてしまったのでした。
エンジンがかかったところで、先生の草刈りのお手本をみせてもらいました。右から左方向に、そして刃の左側を少し下げながら刈ることで、きれいに左側に刈った草が集まっていました。
先生にならって、初心者の方々も草刈の実践にはいりました。どうしても最初は近くの草ばかり見てしまいますが、目標となる遠くの木などを定めて刈っていくことが大切なことも教わりました。参加者の全員が、落ち着きながら草刈りをできていたのが印象的でした。30分弱刈る練習をしたあとは、休憩と最後の反省会になりました。手が震えて、持つコップも揺れます。力を入れてレバーを握り、さらに機械は振動していますので、これを数時間続けるとしたら大変だなと感じました。
参加者の皆さんからの感想では、「草刈りをしていると夢中になってしまって、笛を聞いたりする余裕が出てこなかったので、気を付けたい」「自分が機械を大振りに扱っている癖がわかって良かった」などの声が聞かれました。
草刈り作業も慣れてくると、爽快感があります。しかし、それと同時に危険と隣り合わせなことを十分に学べた講習会となりました。[よしだたえこ:北広島町地域おこし協力隊]